南岸低気圧が通過して近畿南部に降雪があった。南大阪も雪に覆われ、箕面も夜半からの雪が10センチ近く積もっていた。子供の頃は南岸低気圧などという科学的な名称ではなく【台湾坊主】と呼んでいた。下のYouTubeがその時の様子。Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5SをNEXに装着して撮影した。
Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5をネットを検索すると【古い】【大きい】【思い】【単焦点には敵わない】など評判は悪いが、全くそのようなことは無く、単焦点のNikkor ED 300mm F4.5やAi AF Nikkor ED 300mm F4S(IF)と比べても遜色は無く、本当に敵わないと感じるのはAi Nikkor ED 300mm F2.8SやAF-S Nikkor ED 300mm F2.8と比べた場合である。
ここでひとつテスト映像を掲載しておこう。NEXで撮影したものとEDIUSのカラーコレクションを加えたもの、さらに静止画になったTIFF連番ファイルをシルキーピクス5のベーター版で現像したものの比較である。現像した静止画は全部で809枚で約27秒の動画になる。今回はシャープネスとノイズリダクション、カラーコレクションで使用したが、18-55mmなど収差の大きいレンズでは倍率色収差や湾曲収差の補正にシルキーピクスやキャプチャーNX2などの静止画現像ソフトが動画でも役立つようである。
ラストは日本海で撮った海。丹後半島の五色浜。(京丹後市網野町)
上の写真はNikon D700に28mmF2で撮ったものだが、下のYouTubeはNEX-5に50-300mmを装着している。
このYouTubeは丹後半島の五色浜で撮ったもの。石川県の五色ヶ浜とは違う。50-300mmの焦点距離はEマウントの3倍レンズ18-55mmを持っていることでほぼ必要な画角はカバーできる。KIPONのマウントアダプターはスペーサーを挿入してフランジバックを追い込んでいるのでテレ端からワイド端までフォーカスが変わることが無い。AFが無かった時代のニッコールのズームレンズとしての意地を感じ取ることが出来るレンズである。
ちなみに私はこのレンズが好きでSになっていないAi Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5も持っている。光学系は全く同じで重量が少し違うが描写も双方秀逸だと思う。残念ながら初代のZoom Nikkor Auto 50-300mm F4.5やNew Zoom Nikkor 50-300mm F4.5、そしてAi化はされたもののEDレンズが採用されていないAi Zoom Nikkor 50-300mm F4.5は持っていない。ただEDを含ますに13群20枚というレンズ構成はED化して11群15枚まで枚数を減らしたEDシリーズにはおそらく敵うことは無いだろう。【古い】【大きい】【思い】【単焦点には敵わない】というのもまんざらではないと思う。
こちらは11日の未明にキャプチャーしたJenny Gu。
トップニュースはもちろんムバラクの辞任だが、辞任というよりは失墜であろう。Mubarak to step downとは辞任のことだが、私にはMubarak fall down the stairsと見えてしまう。階段を転げ落ちる様がうかがえる。
そして今回のエジプトの火が近隣のアフリカ、そして中国に飛び火しそうな気もしないではない。勢いで例の国にもと期待したいのだが・・・