今更ですが、スカスカズームのZ7Jズームフリクション装置プロトタイプです。
全然知られていないと思いますがZ7JってAF/MFの切り換えはフォーカスリングだけじゃないんですね。実は昨夜色々触っていて発見?したんですが、回転リング前方へ動かして目盛りリングと切り離せばAFになるんですが、実はその状態でメニューからAF/MFが切り替えられます。つまりアサインボタンにFOCUSを割り当てるとリングはグルグル回りですがMFが可能になります。また、アサインボタンにFOCUS MACROを割り当てると瞬時に0.2mまでのマクロ撮影が可能になります。
ここからが本題というか大発見。リングがAFポジションでMFとして使っているとき、目盛りのリングはフォーカスに一切影響しないただのリングなんですね。リングを回した感触は適度な粘りがあって、よく調整されたB4レンズと同じなんです。その回転角度はズームの回転角度より大きいのです。
!!ここで思いついたのがズームリングと目盛りリングの連結。試作なので形状はいまいち不細工ですが、写真のように片方をズームピンで固定して、片方をリングに両面テープで固定しています。
操作した感触はまさに2/3吋B4マウントレンズのそれ!ゆっくりズームもシュっと素早いズームも思い通りに動きます。機械式ズームの良さが気持ちいいです。フリクションが重過ぎないのでパワーズームも問題なく動作します。ただしショットトランジションのズームはやっぱりカックンでした。
一応製品版になりました。
フォーカスリングを引き出したAF状態が不用意にMFに入らないようにストッパーも付けています。AF/MFの切り換えはレンズでは行わず、アサインスイッチで行います。
意外と簡単な方法でZ7Jのスカスカズームは解決しました。
Z7JやS270ユーザーの方、試してみる価値はあると思います。
※本体への加工は行っていないのでオリジナルには戻せます。
HDVはまだまだ番組ロケでHDCAMと並んでオーダーが来ます。
HVR-Z5J、HDW-750と並んでHVR-Z7Jも手動ズームが使いやすくなったために使用頻度は上がるでしょう。画質的にもZ5Jより上田と言う事もまだまだ頑張ってもらいたい要因です。
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