2012年11月18日(日)
2012年11月09日(金)
全映協フォーラム2012へ行ってきた。目的はCANONのC500を見るため。
なかなかいい感じ。価格も今使用しているHDCAMの半額ほど。でも使用頻度を考えるとこれはレンタルで十分。
これは14.5〜60mmのズームレンズ。通常の撮影なら十分。それほど高倍率ではないけれど描写はさすが。ただしフォーカスをさわると画角が若干変るのは残念。
これはC300で、このシリーズの最初のモデル。懇意にしていただいているレンタル会社の部長が来られていて「導入決めました」とのこと。
気になたtのはCシリーズ全てで操作部がカメラマン側に付いていること。せっかく新しく開発したカメラなんだからカメラマン側の操作パネルは着脱可能で延長ケーブルで延ばせるようにして欲しかった。また、カメラマンの反対側に付け替えられるなどの工夫があってもよかったのではないだろうか。
無線LANに対応した、ワイヤレスファイルトランスミッターWFT-E6Bを使えば、EOS C300のリモートコントロールが可能。EFレンズ装着時なら、フォーカスや絞り値のコントロールも行えます。また、スマートフォンやタブレットPCなどの汎用機材でも簡易的にリモート制御できます。とのことだが、現場にいつもiPadがあるわけではないし、モニタリングできるフレームレートが遅すぎる。
このクラスのカメラだとパラメーターの操作はカメラマンではなくVEや撮影助手さんの仕事になるわけだから・・・
これはもっとも安価なC100。安いのだがメカニカル式のNDフィルターは搭載されていた。またC100はアマチュアも視野に入れたらしく、価格だけではなくAF機能も備えている。
色々とおもしろい物が出てきてはいるが、現在気になるのはマルチカムの収録システム。4カメを光カメラケーブルで組みたいと望むこの頃。新しいカメラを触ってストレス発散が出来た。
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2012年09月12日(水)
2012年09月09日(日)
色んな機材が続々と登場してきた。気になりつつも、利益を犠牲にしての機材導入には踏み切れない。物欲と経営観の葛藤である。
巷で色々と噂されているNEX-EA50。パワーズームも発表されてブライダル市場からは大きな期待が寄せられているようだ。
もう一つ気になるのはキヤノンのEOS C100だ。すでに発売されているC300の上位機種としてC500、そしてプロのみならずアマチュアもターゲットにC100が発表された。ボリューのフィルムカメラのようなデザインが気に入ってしまった。
これは新製品ではないがNEX-FS100の上位機種としてすでに発売されているNEX-FS700だ。このカメラが優れているのはやはりNDフィルターが内蔵されていることだと思う。プリズムの入っていない単板式のカメラの場合、レンズ交換時に塵が混入して撮像素子のすぐ前にあるローパスフィルターに付着すれば致命的だ。あとでゴミ処理に泣かされることになる。その点NDフィルターは光量調整のみならず、防塵の役目も担うことになる。デジタル一眼を使っている方なら塵が付着した場合にどういう状態になるかご存知だろうし、絞り込めはよりハッキリと塵が写るのとになる。
今大判撮像素子を使ったムービーがもてはやされるのはブライダル市場で“映画のような”映像が気に入られているということが根拠にあるようだ。シャローフォーカスと豊かな快調、そして24Pのフレームレート。
私の会社ではブライダルを撮っていないのでその業界については門外漢ということになるが、こういった大判ムービーカメラで“映画のような”映像が撮れるのだろうか。やはりズームレンズよりはレールドリーを使ったトラックインが必要だろうし、クレーン、ステディー、イージーリグなどの周辺機材も必要だろうし、なにより照明部は絶対必要だろう。でもそういったものを結婚式場に持ち込むことは、結婚式場のプロモーションビデオでも作らない限り無理ではないかと思う。もしくは結婚式場がそういった機材を常設してくれるしかないだろう。
私が大判撮像素子のカメラを使う理由は被写界深度も重要だが、それよりもシフトレンズの使用である。PCニッコール以外のレンズもシフト付きマウント変換アダプターを用いることでシフトレンズになる。APS-Cやスーパー35mmの撮像素子に写真用35mmフルサイズのレンズ、たとえばニッコール15mmF3.5や17-35mmF2.8などを使用すればイメージサークルが大きいのでシフト量が大きく取れてパースペクティブの補正が容易に行える。もちろんチルトアダプターを用いればフォーカス面のコントロールも自由に行える。
そしてプリズムやミラーボックスを持たないEマウントカメラの場合は蛇腹や顕微鏡用RMSマウントレンズ、引き伸ばしレンズなどを使ったマクロ撮影が有利に行える。
他にもPMWシリーズの新機種がリリースされた。
PMW-160とPMW-200だ。
友人がFecabookで「HDVの次はXDCAMEXですか」と聞いてきたが、
「HDVの次はHDVだね」と返した。HVR-Z5JやHVR-Z7J、それにHVR-Z1Jもまだ現役で頑張れるし、番組では今もHDVテープ指定が多い。特にHVR-Z1Jは感度こそ低いが、3CCDの画は捨てがたい。それに同じく3CCDのHMC-155も発色のよさが気に入っている。
そして今年になってから番組以外での使用頻度が高くなったのはHDCAMのHDW-750だ。テープだけではなく、HDW-750のHDSDI信号をAVCHDでメモリーに記録するPOVCAMの存在。HDWと同時に回してGタリーを点灯させられるので便利がよいし、1440x1080のHDCAMテープより1920x1080のAVCHD記録のほうが解像度も高いということになる。
HDW-750をイージーリグで吊って微妙な揺れを残した画作りを狙った。三脚やステディーでは表現できない“ゆらぎ”が演出できる。“映画のような”というより“海外テレビドラマシリーズ風”を狙ってみた。
ビデオ制作的には三脚でPANというところだが、カメラが移動することでGCとは違う実写の面白さをレールで表現させた。
物撮りもVE(ビデオエンジニア)がトーン、色合い、ディティールをリモートで調整している。もちろん明かりは照明部が演出を考えて作りこんでいる。
“映画のような”といわれても、まさかこういったものを結婚式、披露宴の会場へ持ち込むことは不可能だと思う。
千里ビデオサービスとは全く関係はないのだが、たまたま同じSVSなのでブックマークしている。イギリスでブライダルビデオを撮影されているSVS Wedding Videosさん。サンプルの動画がとても楽しそうだ。“映画のような”も良いけれど、やはり結婚式は“HAPPY”が何よりだと思う。
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2012年08月27日(月)
HDW-750のファインダー付け根部分のDタップはマトリクスライトML-80のREC連動電源として使用し、TVLogicのVFM-056WPの電源はカマーのバッテリーに付いたDタップからとっていた。ただしカマーのバッテリーはレンタル品であり、常時あるのはDタップが無いタイプ。レンタルをしないときにはIDXのバッテリーケースから引き出したケーブルを使っていたが不便なのでHDW-750の後部にあるDCコネクターから電源を取れるケーブルを作った。
ヒロセのHR10A7P4Pという小さな端子の半田付け。それにVFM-056WPの4Pミニキャノン。
あ〜もうやりたくない。
オーバーヘッドルーペを被って極細の半田ゴテでの作業。
HR10A7P4PをHDCAMに挿してテスターで出力ピンと極性を確認して赤と黒でマーキングする。極性を間違えるとHDCAMを壊す恐れもあるので細心の注意が必要。
ケーブルに熱収縮チューブを被せて絶縁と補強を行う。そしてコネクターのパーツは事前に通しておく。忘れると大変である。
半田付けはクリップとルーペが付いた作業台を使って行う。
太洋電機産業 ST-93 ヘルパー/ミニバイス ST93 という製品を使用しているが、同じ製品が何とCSIマイアミに登場していたので驚いた。
出来上がったケーブルは二種類。左はVFM-056WPの汎用DCジャックに差し込むタイプ。右は同じく056WPの4Pミニキャノン端子に繋ぐタイプ。ミニキャノンは信頼性が高いが作業はHR10A7P4P以上に細かく大変だったので1本は汎用端子用にした。まあズボラをしたということである。
ケンコー・トキナー ケンコー アルミケースDG アタッシュケース型 [Sサイズ] にLEDライトのML-80とVFM-056WP、そしてケーブル、雲台、ディフューザー、バーンドアなどが一式入ったENGキットの完成。
DタップケーブルはF&V バッテリデストリビューター Vマウント→DTap(DC5V8V12V) に附属していたものを流用している。純正のDタップケーブル1本の価格でVマウントインバーターや様々なものが附属してくる。NEX-VG20でもこのアダプターのお世話になっている。
でもHDW-750の後部にあるDC出力から電源を取るとバッテリーのDタップと違って電源は750のパワースイッチに連動する。モニターの電源を切り忘れる心配もなくバッテリーを無駄に減らすこともなくなる。
しかし小さなコネクターの半田付けはもうやりたくない。撮影している方がよほど気楽だ。
でも出来上がると嬉しい。それに純正の圧着より信頼できると信じている。
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2012年08月19日(日)
先日「リングライトでカブトムシなどを」として写真をアップしたが、今回は動画でアップした。
撮影は家庭用ハンディーカムのHDR-CX560VとJJCのLEDマクロリングライトを使用した。3;46に出てくるカブトムシの放尿やヤマナメクジの交尾などはお気に入りのシーン。
ここの公園は街中で色々な生き物と出会える素晴らしい公園だと思う。
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2012年08月18日(土)
ソニーが矢継ぎ早に新製品を発表してくる。そんななかで気になるのがNEX-EA50。
発表はしたけれど・・・ND内蔵してないみたい。
http://www.raitank.jp/archives/12295
raitankさん、かなり褒めている。
http://digicame-info.com/2012/08/nex-ea50e-pz18-200mm-f35-63-os.html
デジカメinfoではコメントが多数寄せられている。
英SONYのサイト
http://www.sony.co.uk/pro/press/broadcast-nex-ea50eh-pr?SM=FB1&src=170812_video_nexea50
でも私はND内蔵していないみたいなので購入指数が上がらない。
レンズ交換式の後継機はND内蔵して欲しかった。
FS700のようにND内蔵であれば撮像素子への塵の付着が抑えられるし、たとえNDに塵が付着しても塵による影は無視できるし、絞り込んでいても素子に付着したチリのようにはっきり見えることはない。。それにND内蔵であればそう絞り込むことも無いでだろう。
ということで今のところNEX-EA50はパスです。やっぱり本命はFS700ということだろうか。
それと全体的に思うに、アマチュアと言われる人は
カメラがいいと映像がキレイになる→上手くなったと勘違い
コレ、メーカーの思う壺かと思う。
最近の民生機、業務機の性能を考えると現状4Kに行かない限り機械よりも人だろうと思う。何をどう捕らえるか、どう表現するかではないだろうか。このことについては異論もあろうかと思うので今回は置いておこう。
そこでカメラ以外のハード的なこと。
やはり周辺機器の大切さがあまり認識されていないようだ。
三脚命、照明命。そして移動機材、スタビライザー命ではないだろうか。
余談だが日中にLED当てるとカメラが1ランク上がって見える。周辺機器の威力である。もちろん照明部がレフで起こしてくれればLEDは必要ないが、手軽に映像の品位を上げることが出来る。
もちろんそのことで上位機種を越えることは無い。上位機種は2ランク上がる?
いやそれほど差は出ない。ただしかし、照明を用いない上位機種の映像よりは照明を用いた業務機、民生機の方が映像はきれいになる。
次から次に新製品が出ても今のところ慌てる必要は無いだろう。現有しているHDW-750とHVR-Z5J、HMC-155、NEX-VG20が主力で大丈夫だ。それに頻度は下がっているがNEX-VG10、HDR-CX560Vや水中セットのHVR-Z1J、それにまめカムHDなども十分使える。
そしてこれ以外にPMW-F3とかFS100/700、POVCAM等はレンタルで十分だと考えている。
適材適所で機材を選び、カメラよりカメラワークが命だと信じている。
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2012年08月16日(木)
先日購入したリングライトを持って公園の林へ行ってきた。街中にあってカブトムシやクワガタなどが見られる貴重な公園である。年々少なくなってきたカブトムシだが、林の中は微かだがカブトムシの匂いが感じられた。
※クリックすると大きなサイズが表示されます。
クヌギの木の根元付近にカブト虫が集まって争っていた。カブトムシの中では強いとされる年々少なくなってきたカブトムシだが、林の中は微かだがカブトムシの匂いが感じられた。カブトムシの中では強いとされる赤カブである。
リングライトはストロボではなくLED式のもので常時点灯だ。モデリングランプも不要であり、オートフォーカスもよくあってくれる。そしてリングライトを付けたカメラを首にぶら下げていると足元灯として懐中電灯よりも明るい。
どうしたのか、体に樹液をつけているメスのカブトムシ。体毛が綺麗だ。
いきなり雄のカブトが襲いかかる。危うし雌カブト。
襲いかかったのではなかった。そう、そうなのだ。いや、やっぱり襲いかかったのである。
こちらはヒラタクワガタの雄。この日はコクワの亜種とされるスジクワガタも見ることが出来た。
夜の公園では色々な昆虫たちと出会える。これはアブラゼミ。極普通のセミだが最近はクマゼミに圧倒されている。
ゴミムシダマシの一種キマワリ。カブトムシの仲間だそうだ。
とても長い名前ワキグロサツマノミダマシという蜘蛛だそうだ。美しい蜘蛛である。
陸貝も見ることが出来た。キセルガイの一種だが詳細はわからない。
LEDを好まなかった私だが、最近のものは演色性もよくなってきた。そして初期のものに比べて非常に安くもなった。そして消費電力が少ないことで機材の軽量化が出来る。
撮影にはNEX-5NにSONY Eマウント専用マクロレンズ E 30mm F3.5 Macro SEL30M35のみを使用した。
LEDのおかげで夜の一層楽しくなった。
使用したLEDライトは以下のもの。価格は日々変化するようだが、私は送料無料を選んだ。
他にも色々出ていてけっこう迷う。注意点はアダプターリングが豊富に付属しているものを選ぶことである。
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2012年08月15日(水)
とんでもない雷だった。雷鳴に起こされてビデオを向けて見た。
映像は雨と雷が小康状態になってからの撮影で、この30分前はPCのスピーカーがプチプチとノイズを発して電気器具をコンセントから抜いたりで撮影どころではなかった。
ダイナマイトサンダーなんて名がついてもよさそうな雷。
空電は鳴り続けて、頻繁に落雷が発生。
13日の雷よりもまだ頻度が高かった。
この朝の関西電力落雷位置情報は以下のとおり。
とんでもない状態になっていた。
カメラはHDR-CX560Vを使ったが、COMSゆえにフラッシュバンドが気になる。次に雷が来たときはFIT-3CCDのHDCAMでリベンジだ。
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2012年08月12日(日)
今年も色々なものが獲れる。
プランターに実るトマト。ミニでも普通でもない、中ぐらいの小型トマト。小さいながらも畑で嗅ぐあのにおいがする。毎日5〜6個が獲れるので家内も喜んでいる。しかし若い人にはあの青臭い臭いは好まれないようだ。
これは今年からはじめた万願寺。これも毎日3〜4個が食べごろになる。ゴーヤは昨年のようにうまくいかず中ぐらいのものが10個ほど収穫できた程度。ミョウガは昨年までが豊作過ぎたのか、今年は最悪だった。そろそろ植え替えなければならないだろう。
山の幸が不作だったこととは裏腹に、今年は海の幸に恵まれた。タチウオ、メバル、アジ、イワシ、ガシラなど等。やはりLED水中集魚灯の効果だろう。盆の間にもハピソンを持って出かけてみたい。
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2012年08月11日(土)
先月からLED関係のものを色々買った。ハロゲンやHMIに比べて演色性が気に入らなかったLEDだが、徐々に納得できるものになってきたようだ。特にマトリクスライトは絶賛しても良いと思っている。ただし価格が高い。しかし高いものばかりがいいというわけではない。格安といわれる物もであっても色々なアイデアが入っていて、みなそれぞれに一生懸命作っている人たちがいる。
自宅の近くにカブトムシやクワガタが見られる場所がある。そういった昆虫を撮影するために買ったものがLED式のマクロリングライト。動画撮影や写真撮影で便利な小物だ。メディカルニッコールとは違い、LEDの常時点灯なので動画では必需品だ。また写真でもマクロでは明るさもあり、フラッシュ式のリングライトと違ってフォーカスを合わせ易い。
次に買ったものは160球LEDによるカメラライト。色温度可変のものとは違い、5600K一定だが全球FULLでの点灯が可能で明るい。そしてバーンドアやディフューザー、色温度変換フィルターなどが使用できて安い。そして電源にソニーのリチウムイオンバッテリーだけではなく、パナソニックのバッテリーや単三アルカリ電池や充電式のニッケル水素電池(エネループ等)も使用できる。さらにソニーのFVシリーズのバッテリーも使用可能だ。
いまだにLED自体は照明の光源としては好きになれないのだが、熱が発生しにくく被写体にダメージを与えにくいことなどを考えるとLEDを選ばざるを得ないと考える。
ある映像演出の方が私に「LED嫌っていたのに・・・LED教ですね」と仰った。決してそのつもりは無いが、客観的にみるとそういう風に見えても仕方ないかも。ただし気に入っているからといってLED一辺倒ではない。
教のプロモーションムービーの撮影ではメイン、演出光ともハロゲンのパルサーやクォーツライト、フレネル付きのQスポットなど使用した。しかしHDCAMにマトリクスライトを乗せてフロントからのキャッチライト&暗部起こしに使用した。
要は適材適所ということである。
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2012年08月07日(火)
Hapyson(ハピソン)より発売の乾電池式LED水中集魚灯。
「闇を照らす、魚を集める」
集魚効果の高い波長500nm(ナノメートル)の青緑色LEDと、釣り座からも確認できる白色LEDに加え、「1/fゆらぎ」のAutoモードを搭載し、新しい釣りシーンを提供します。
すでに1台手元にあるので盆休みはタチウオの夜釣りに!
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色温度可変のLEDビデオライトがとても気に入っている。演色性の問題もカラーコレクションによってさほど問題にはならない。それどころかオフィスや店舗の照明などにLEDが使われだしたことでハロゲンライトやHMIライト、キネフロ(蛍光灯ライト)を使うよりも合わせやすい。
LED-144やLED-312に付属してきた専用ケースだが、バッグの縫製はしっかりしているものの、器具を固定するゴムバンドがあまりにもチープな感じ。モンローのガーターなら許せるのだが、これはまるで昭和中頃のオバハンの靴下止め。すぐに伸びそうなゴムバンドはバッグへの縫い付けもいいかげんですぐに解れてきそう。
手元にあった適当なウレタンフォームをペリカンのように型抜きして接着剤でバッグの底板に固定してみた。カッターナイフと熱したヘラでコチョコチョした作業だ。自作のウインドジャマーなどもそうだが、気に入った機材の手入れはやっていて楽しい。気に入らないところに手を加えてオリジナルよりも使いやすくすることも重要だと思う。
左がLED-312で右がLED-144。
ボールヘッドが付いたLED-312とSONY NP-F750が4本、そしてハンドグリップが収まっている。NP-F750は最近出番がなくなっていたものだがインフォリチウムで容量もまだまだ大丈夫なもの。このライトと第二の人生がスタートする。もちろんNP-F750だけではなく950や970も使用できるしケースにも収まる。
これは小型のLED-144を収めたガゼットバッグ。144に付属してきた2200mAhのリチウムバッテリー1個と312に付属してきた同型のバッテリー2個を入れ、予備としてNP-F950を収めてみた。小型のLED-144には薄型の2200mAhが軽くてバランスがいい。
ウレタンフォームを入れたので収めたライトや付属品もガタガタせずに気持ちがいい。こうなるとやはりケースに名前も入れたくなる。
いつものようにテプラのアイロンシールに収納機材名と会社の電話番号、住所などを打ち出す。真っ黒なケースだから外から見て何が収まっているかがすぐに判らないと困る。またどこかへ置き忘れでもした時には親切な人が連絡してくれることを期待できる。
隣国で作られたチープなライトだと思ってはいたが、実際に使ってみたらそうではなかった。あなどれない製品である。若干の改造などは行ったが、決して格安LEDライトと言うべきものではない。
日本が進んでいると高をくくっていては足元をすくわれる。技術立国日本も今は昔。侮って様々な優れた製品が日毎押し寄せてきている。
などと書きながら、実際はこの可愛いLEDライトが気に入ったので大切に使ってやりたいというだけのこと。いわば機材への愛情ということ。
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2012年08月02日(木)
先般マトリクスライト社の小型LEDライトML-80を購入した。HDCAMのDタップから電源供給でき、マニュアルでのON/OFFと、RECを押すとLEDライトが自動点灯するAUTOモードが選べて便利だ。光量もけっこう強いうえに照射角は 水平方向110°とショートズームをカバーするまでに広い。7月に入ってからはHDCAM ENGの常備品になっている。
HDW-750に取り付けたMatrixLight ML-80 と HDSDI モニターTVLogic VFM-056WP
ただし価格は色温度3種切り替えのML-80 ENGパッケージで79,800円(システムファイブの税込み価格)と値が張る。そして色温度が200Kステップで可変できるML-7のENGパッケージでは\126,000 (税込)だ。さらにML-7のハンドヘルドパッケージだと\150,150 (税込)と非常に高価だ。
これまでLEDの光質や演色性で導入を足踏みしてきたがML-80がきっかけとなり色温度可変式LEDライトの有効性を遅ればせながら認識した。
こうなるとデジ(HDVやAVCCAMなど)ロケ用にもと考えるのは自然の流れというもの。しかし価格が障害になる。4〜50万のカメラに10万のライトは・・・・
そこで見つけたのがネットオークションの激安LEDライトだ。光量はML-80の半分ほどだが色温度、光量がVRで連続可変できる上に、ソニーのリチウムイオンバッテリーNEF-750や950/970などが電源として使用できる。幸い会社にはTRV時代に購入し、容量的にはまだまだ使えるNP-F750や950がゴロゴロしている。もちろん現役のNP-F970も併用できる。
こうなると買わないのはかえってもったいない。バッテリーが余っているならLEDライトを買おう!
届いたライトは金属筐体で冷却ファンが入ったマトリクスライトとは違って樹脂性の筐体で冷却も自然冷却とチープなもの。しかし加工精度もよく、分解して内部を検証したが基盤や配線もきれいに行われている。VRの動きも滑らかで精度の高さを感じられる。
ただし電源スイッチが光量調整のVRに抱かれているところはいただけない。電源OFFから実用照度(FULL)まで上げるために毎回ツマミを廻さなければならない。これは不便だし、現場ではイライラしそうだ。新品をバラバラにするのも気がひけるが、やはり手を加えて使いやすくしなければ現場では通用しない。この点はバッテリー取り付け部内部に空間があることとバッテリーの接/断で動作に支障がばいことを確認した。電源SWを増設することで使いやすくなるはずだ。
照射角は60度と狭いが初期のLEDライトよりは格段に広いし附属のディフューザーで角度と光質を和らげることができる。
マトリクスライト1台分のコストで10台ほど買えてしまうこのLEDライト、オークションに多数出ている。 ネットにレビューが無かったのでダメ元で購入したが、思っていたよりはるかにすばらしい製品だたっと思う。 本体にはディフューザーと小型自由雲台、バッテリー、バッテリーチャージャーも附属している。附属の小型自由雲台だが同様のものがヨドバシ梅田で3000円ほどの価格で売られていた。雲台の価格を引けば8000円相当のコストでバッテリー、充電器つきのLEDビデオライトが手に入るわけである。もう数台購入しても良いと思っている。
この話を知り合いの大手TV技術会社の報道部に勤めるHさんに話したら、その会社でもマトリクスライト4台と、この格安の同機を2台購入していたそうだ。つまりこのLEDライトは価格こそ格安だが、放送現場でも使われているということである。
GoProではないが、放送機器の一員として活躍している格安機材だ。
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2012年08月01日(水)
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