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2013年01月15日(火)
仕事始めの撮影現場
仕事始めの現場写真をスライドショーにしてみた。
撮影は3日間。ややこしい撮影も無事に終了。HDCAMが丸々5本とHDVが1本、それに写真撮影が50カット。照明はLED1000とLED500を2灯、それにLED312とパワーLED。全てバッテリー運用。
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2012年08月07日(火)
LEDライトが可愛くてガゼットバッグを改良
色温度可変のLEDビデオライトがとても気に入っている。演色性の問題もカラーコレクションによってさほど問題にはならない。それどころかオフィスや店舗の照明などにLEDが使われだしたことでハロゲンライトやHMIライト、キネフロ(蛍光灯ライト)を使うよりも合わせやすい。

LED-144やLED-312に付属してきた専用ケースだが、バッグの縫製はしっかりしているものの、器具を固定するゴムバンドがあまりにもチープな感じ。モンローのガーターなら許せるのだが、これはまるで昭和中頃のオバハンの靴下止め。すぐに伸びそうなゴムバンドはバッグへの縫い付けもいいかげんですぐに解れてきそう。

手元にあった適当なウレタンフォームをペリカンのように型抜きして接着剤でバッグの底板に固定してみた。カッターナイフと熱したヘラでコチョコチョした作業だ。自作のウインドジャマーなどもそうだが、気に入った機材の手入れはやっていて楽しい。気に入らないところに手を加えてオリジナルよりも使いやすくすることも重要だと思う。

左がLED-312で右がLED-144。

ボールヘッドが付いたLED-312とSONY NP-F750が4本、そしてハンドグリップが収まっている。NP-F750は最近出番がなくなっていたものだがインフォリチウムで容量もまだまだ大丈夫なもの。このライトと第二の人生がスタートする。もちろんNP-F750だけではなく950や970も使用できるしケースにも収まる。

これは小型のLED-144を収めたガゼットバッグ。144に付属してきた2200mAhのリチウムバッテリー1個と312に付属してきた同型のバッテリー2個を入れ、予備としてNP-F950を収めてみた。小型のLED-144には薄型の2200mAhが軽くてバランスがいい。

ウレタンフォームを入れたので収めたライトや付属品もガタガタせずに気持ちがいい。こうなるとやはりケースに名前も入れたくなる。

いつものようにテプラのアイロンシールに収納機材名と会社の電話番号、住所などを打ち出す。真っ黒なケースだから外から見て何が収まっているかがすぐに判らないと困る。またどこかへ置き忘れでもした時には親切な人が連絡してくれることを期待できる。

隣国で作られたチープなライトだと思ってはいたが、実際に使ってみたらそうではなかった。あなどれない製品である。若干の改造などは行ったが、決して格安LEDライトと言うべきものではない。
日本が進んでいると高をくくっていては足元をすくわれる。技術立国日本も今は昔。侮って様々な優れた製品が日毎押し寄せてきている。

などと書きながら、実際はこの可愛いLEDライトが気に入ったので大切に使ってやりたいというだけのこと。いわば機材への愛情ということ。
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2012年08月02日(木)
色温度・光量連続可変のLEDビデオライトが激安
先般マトリクスライト社の小型LEDライトML-80を購入した。HDCAMのDタップから電源供給でき、マニュアルでのON/OFFと、RECを押すとLEDライトが自動点灯するAUTOモードが選べて便利だ。光量もけっこう強いうえに照射角は 水平方向110°とショートズームをカバーするまでに広い。7月に入ってからはHDCAM ENGの常備品になっている。

HDW-750に取り付けたMatrixLight ML-80 と HDSDI モニターTVLogic VFM-056WP

ただし価格は色温度3種切り替えのML-80 ENGパッケージで79,800円(システムファイブの税込み価格)と値が張る。そして色温度が200Kステップで可変できるML-7のENGパッケージでは\126,000 (税込)だ。さらにML-7のハンドヘルドパッケージだと\150,150 (税込)と非常に高価だ。

これまでLEDの光質や演色性で導入を足踏みしてきたがML-80がきっかけとなり色温度可変式LEDライトの有効性を遅ればせながら認識した。
こうなるとデジ(HDVやAVCCAMなど)ロケ用にもと考えるのは自然の流れというもの。しかし価格が障害になる。4〜50万のカメラに10万のライトは・・・・
そこで見つけたのがネットオークションの激安LEDライトだ。光量はML-80の半分ほどだが色温度、光量がVRで連続可変できる上に、ソニーのリチウムイオンバッテリーNEF-750や950/970などが電源として使用できる。幸い会社にはTRV時代に購入し、容量的にはまだまだ使えるNP-F750や950がゴロゴロしている。もちろん現役のNP-F970も併用できる。

こうなると買わないのはかえってもったいない。バッテリーが余っているならLEDライトを買おう!
届いたライトは金属筐体で冷却ファンが入ったマトリクスライトとは違って樹脂性の筐体で冷却も自然冷却とチープなもの。しかし加工精度もよく、分解して内部を検証したが基盤や配線もきれいに行われている。VRの動きも滑らかで精度の高さを感じられる。 ただし電源スイッチが光量調整のVRに抱かれているところはいただけない。電源OFFから実用照度(FULL)まで上げるために毎回ツマミを廻さなければならない。これは不便だし、現場ではイライラしそうだ。新品をバラバラにするのも気がひけるが、やはり手を加えて使いやすくしなければ現場では通用しない。この点はバッテリー取り付け部内部に空間があることとバッテリーの接/断で動作に支障がばいことを確認した。電源SWを増設することで使いやすくなるはずだ。
照射角は60度と狭いが初期のLEDライトよりは格段に広いし附属のディフューザーで角度と光質を和らげることができる。

マトリクスライト1台分のコストで10台ほど買えてしまうこのLEDライト、オークションに多数出ている。
ネットにレビューが無かったのでダメ元で購入したが、思っていたよりはるかにすばらしい製品だたっと思う。
本体にはディフューザーと小型自由雲台、バッテリー、バッテリーチャージャーも附属している。附属の小型自由雲台だが同様のものがヨドバシ梅田で3000円ほどの価格で売られていた。雲台の価格を引けば8000円相当のコストでバッテリー、充電器つきのLEDビデオライトが手に入るわけである。もう数台購入しても良いと思っている。
この話を知り合いの大手TV技術会社の報道部に勤めるHさんに話したら、その会社でもマトリクスライト4台と、この格安の同機を2台購入していたそうだ。つまりこのLEDライトは価格こそ格安だが、放送現場でも使われているということである。
GoProではないが、放送機器の一員として活躍している格安機材だ。
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2010年03月07日(日)
National PE-480SG 電源改造
【National PE-480SG 電源改造】での検索。FieldReportの記事がヒットしていた。おそらく480Vの積層電池が入手困難になって検索されていたのだろう。
下の写真はPE-480SGにアンブレラを付けたもの。レイヤーズの撮影は出写になるのでほとんどこのスタイル2灯で行っている。ACを引けない場合が多いからだ。


電源にはアルカリ電池や積層電池ではなく、バッテリーライトで使う12Vのニッカド電池を使用する。ベーターカム時代はこれでカメラを回したが、後に13.2Vのニッケル水素が発売されたため、バッテリーライトにのみ使用し、ビデオカメラは現在充電式リチウムイオン電池を使用している。
ニッカド電池は古いようだが、バッテリーライトに使う場合はニッケル水素電池よりもはるかに強く、超寿命だ。タミヤのRCカーと同様大電流にはニッカドが一番いいようである。もちろんストロボも同様、コンデンサーに高電圧で蓄積させるために12V→480Vに昇圧しているので昇圧回路の一次側ではチャージ初期には5A以上の電流が流れる。

PE-480SGのアルカリ電池用TRパックにBPバッテリーケースのBC-90を取り付けたものが下の写真だ。
BC-90にリード線を取り付けてTRパックには4PINのキャノンコネクターで供給している。大型ストロボでいえばジェネレーターに相当する部分だ。
PE-480SGをフル発光させても数百発炊ける上にチャージも速い。そして増灯ケーブルを使って2灯発光も充分使える。
仕事柄BP-90が数多くある上に、ベーカムで使っていたBC-90が余っていたから出来た改造だが、ニッシンジャパン株式会社「ストロボ工房」PE-480SGで使用できる充電式パワーパックを発売している。大変経済的で小型軽量だ。私のところでも1台は欲しい。もしこの記事を読んで購入されたなら使用感などを聞かせていただければ幸いにおもう。
2010年3月7日 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年02月20日(土)
EOS5DmkU動画撮影
EOS5DmkU動画撮影】というキーワード。暫くぶりの動画ネタだが、写真との関連が強い。ログを見ると最近はEOS5Dの動画撮影関係の検索が多い。いよいよ本格化してきたようである。

EOS動画導入に当たって様々なテストや検証を行い、30Pのカクカク感の克服や動画カメラとは全く異なるEOSを動画撮影で使いこなすために様々な問題を解決してきた。
ようやく問題なく扱える体制になった時、それに合わせるかのようにオンエアの案件が浮上した。当初HDCAMを予定していたが、制作の意向もあり今風?のEOSに白羽の矢が立ったのである。
カメラはフルサイズが撮れるEOS5DmkUに決定した。物撮りはAi AF Zoom Micro Nikkor ED 70-180mm F4.5-5.6DニコンF→EOSマウントアダプターを介してマウント変換する。
マウントアダプターは運用の利便性を考慮し、5個を用意した。レンズはほぼ全てAIニッコールである。
当日使用するものは
Ai Nikkor 15mm F3.5S
Ai Fisheye Nikkor 16mm F2.8S
Ai Zoom Nikkor 25-50mm F4S
Ai Zoom Nikkor 35-70mm F3.5
Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5
Ai Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8S等になる予定。
ズームレンズが多いのはズーミングするためではなく、香盤がスムーズに行えるための選択。他にもそして時間が有れば照明部が入った状態でEFレンズがどういった描写をするのかを試す目的でEF70-200mm F2.8L USMもスタジオへ持って行くつもりだ。

冒頭の写真ではVINTENのVISION 3に乗せているが、色々検証した結果、VINTENよりもSachtlerの大き目のほうが良いことが判った。カメラが軽いので小さな三脚でもよさそうに思うが実は逆だった。三脚はsachtler VIDEO 18Vとカーボンのへビィーデューティー三脚を使用する予定。
モニターはHDMIをHD-SDIに変換して、カメラ用に7.9インチ液晶、技術用にCRTの9インチのD9H1、制作用にHD-SDI対応の17インチ液晶を用意する。
他にも音声入力用のキャノン→Miniステレオ変換&トランスなどの周辺機器を作らねばならない。
こうして見ていくとEOS5DmkUの動画撮影におけるEOS5DmkUの役割とは一体何なのだろうか?
レンズはニコン、モニターは本体のファインダーや液晶は使えず、全て外部モニター、もちろん三脚のSachtlerも他社製品。何よりもEOS5DmkUの一眼レフとしてのカメラ機能は使用していない。
つまりEOS5DmkUで必要なものはレンズマウントと撮像素子、画像処理回路、記録メディアということになる。

現在EOS5DmkUや7D、1DmkWなどが注目されているが、動画に必要な機能を搭載した箱にマウントを付けて電子ビューファ、HD-SDI出力を搭載してくれればもっと使いやすい動画カメラになるように思う。もちろんミラーやプリズム、AE機能やAF機能も不要だ。出来ればAVCHDではなく、RAWデータで記録できれば理想的だ。そんな期待をさせてくれるEOS5DmkUである。
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2009年11月18日(水)
水鏡 照明
水鏡 照明」という検索。写真ではまず水鏡を使うことは少ないが、動画で水鏡を使うことは多い。
大きなバットに水を張って照明を当てる。水を動かすことで乱反射した光が独特の雰囲気を出してくれる。水の動かし方に照明部のセンスが問われる。水鏡を使った現場写真が無かったので、水分古い写真になってしまった。その証拠に、写っているカムコーダーはベーカムの70V5である。メークさんを代役にして照明のセッティングをしているMさんの技術は素晴らしい。これはマナカナ二人を川の妖精にしたてたイベント映像の撮影。

これは洗剤のテレビ通販番組の撮影。やはり水がらみで照明には水鏡を用いた。この撮影の照明技師Hさんは水鏡の達人。晩秋のロケで川べりにたたずむタレントに川面で反射した光を演出するために12月の冷たい川にためらうこと無くフェロ板を持って川に入っていった。まさに照明魂である。
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2009年04月01日(水)
ファミリアRSチューニング
息子が免許を取って車に乗るようになった。新車は買い与えられないので、私の愛車マツダファミリアRS Sパッケージに乗せる事にした。以前FieldReportに書いたとおり見栄えを良くすれば車を大切にして安全運転に心がけるだろうと考え、7年分の垢を落とすために板金&塗装をした。

ちなみにコストは5万5千円と格安だが、「車を綺麗にすることが生き甲斐」という板金屋のおかげで外装は新車同様になった。他にもシフトレバーのブーツを交換したりもしたが、やはりヘッドライトはそれなりに暗くなっている。

先日息子が何処から探し出してきたのか、あることも忘れていたCIBIEの競技用ランプ&リレーセットを見つけてきて交換して欲しいという。最近では競技用もHIDに変わり、CIBIEの代理店SSリミテッドのサイトにもこんなリレーセットは無かった。当時は抜群に明るいと評判のスーパーハロゲンだったが、現在では競技用としては通用しない。それでも現在のファミリーカーに付けられた標準のハロゲンより確実にナイトドライブは安全になる。

早速バルブを交換してハーネスを取り付けた。私は横で指導しながら、息子は恐る恐る作業する。

後はハーネスを綺麗に束ねて他の電気系統と揃えてインシュロックで固定して完了。そしてそれまでファミリアRSに付けていた80W/90WのH4はトランスポーターのボンゴに回してボンゴのヘッドライトもかなり明るくなった。
これでさらに車への愛情が深くなり大切に乗る=安全運転するものと期待するが、車ではなく人の命を大切にするように心がけてもらいたい。

上の写真はボンゴから外した55W/60WのH4だ。貨物だからいずれ適当なものが付けられているだろうと思っていたら、何とフィリップスの球が使われていた。意外である。
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2007年07月10日(火)
スカイパンライト
 「スカイパンライト」である。何年か前に仮設スタジオで正月番組を撮影した現場が挙がっていた。スカイパンライトとはRDS(龍電社)現在東芝ライテックの製品で大きなレフレクターが付いたスクープライトだ。電球は1KW乃至2KWを取り付けて使用する。 以前は大きなタングステン球を使用したが、今は同寸法の口金に付いたハロゲン球を使用している。
 大きな割に軽く出来ていて、ブームの先に付けてスカイライトとして使用することもあるが、レフレクターが大きいので持ち運びには少々不便だ。しかし光の質が良いので私は好んで使用する。普段も会社の地下にあるスタジオの天井に常設したレールに吊っている。というか吊った状態が保管状態であり、これが一番邪魔にならない。
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