色温度可変のLEDビデオライトがとても気に入っている。演色性の問題もカラーコレクションによってさほど問題にはならない。それどころかオフィスや店舗の照明などにLEDが使われだしたことでハロゲンライトやHMIライト、キネフロ(蛍光灯ライト)を使うよりも合わせやすい。 LED-144やLED-312に付属してきた専用ケースだが、バッグの縫製はしっかりしているものの、器具を固定するゴムバンドがあまりにもチープな感じ。モンローのガーターなら許せるのだが、これはまるで昭和中頃のオバハンの靴下止め。すぐに伸びそうなゴムバンドはバッグへの縫い付けもいいかげんですぐに解れてきそう。 手元にあった適当なウレタンフォームをペリカンのように型抜きして接着剤でバッグの底板に固定してみた。カッターナイフと熱したヘラでコチョコチョした作業だ。自作のウインドジャマーなどもそうだが、気に入った機材の手入れはやっていて楽しい。気に入らないところに手を加えてオリジナルよりも使いやすくすることも重要だと思う。 左がLED-312で右がLED-144。 ボールヘッドが付いたLED-312とSONY NP-F750が4本、そしてハンドグリップが収まっている。NP-F750は最近出番がなくなっていたものだがインフォリチウムで容量もまだまだ大丈夫なもの。このライトと第二の人生がスタートする。もちろんNP-F750だけではなく950や970も使用できるしケースにも収まる。 これは小型のLED-144を収めたガゼットバッグ。144に付属してきた2200mAhのリチウムバッテリー1個と312に付属してきた同型のバッテリー2個を入れ、予備としてNP-F950を収めてみた。小型のLED-144には薄型の2200mAhが軽くてバランスがいい。 ウレタンフォームを入れたので収めたライトや付属品もガタガタせずに気持ちがいい。こうなるとやはりケースに名前も入れたくなる。 いつものようにテプラのアイロンシールに収納機材名と会社の電話番号、住所などを打ち出す。真っ黒なケースだから外から見て何が収まっているかがすぐに判らないと困る。またどこかへ置き忘れでもした時には親切な人が連絡してくれることを期待できる。 隣国で作られたチープなライトだと思ってはいたが、実際に使ってみたらそうではなかった。あなどれない製品である。若干の改造などは行ったが、決して格安LEDライトと言うべきものではない。 日本が進んでいると高をくくっていては足元をすくわれる。技術立国日本も今は昔。侮って様々な優れた製品が日毎押し寄せてきている。 などと書きながら、実際はこの可愛いLEDライトが気に入ったので大切に使ってやりたいというだけのこと。いわば機材への愛情ということ。
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