2014年12月12日(金)
今更ですが、スカスカズームのZ7Jズームフリクション装置プロトタイプです。
全然知られていないと思いますがZ7JってAF/MFの切り換えはフォーカスリングだけじゃないんですね。実は昨夜色々触っていて発見?したんですが、回転リング前方へ動かして目盛りリングと切り離せばAFになるんですが、実はその状態でメニューからAF/MFが切り替えられます。つまりアサインボタンにFOCUSを割り当てるとリングはグルグル回りですがMFが可能になります。また、アサインボタンにFOCUS MACROを割り当てると瞬時に0.2mまでのマクロ撮影が可能になります。
ここからが本題というか大発見。リングがAFポジションでMFとして使っているとき、目盛りのリングはフォーカスに一切影響しないただのリングなんですね。リングを回した感触は適度な粘りがあって、よく調整されたB4レンズと同じなんです。その回転角度はズームの回転角度より大きいのです。
!!ここで思いついたのがズームリングと目盛りリングの連結。試作なので形状はいまいち不細工ですが、写真のように片方をズームピンで固定して、片方をリングに両面テープで固定しています。
操作した感触はまさに2/3吋B4マウントレンズのそれ!ゆっくりズームもシュっと素早いズームも思い通りに動きます。機械式ズームの良さが気持ちいいです。フリクションが重過ぎないのでパワーズームも問題なく動作します。ただしショットトランジションのズームはやっぱりカックンでした。
一応製品版になりました。
フォーカスリングを引き出したAF状態が不用意にMFに入らないようにストッパーも付けています。AF/MFの切り換えはレンズでは行わず、アサインスイッチで行います。
意外と簡単な方法でZ7Jのスカスカズームは解決しました。
Z7JやS270ユーザーの方、試してみる価値はあると思います。
※本体への加工は行っていないのでオリジナルには戻せます。
HDVはまだまだ番組ロケでHDCAMと並んでオーダーが来ます。
HVR-Z5J、HDW-750と並んでHVR-Z7Jも手動ズームが使いやすくなったために使用頻度は上がるでしょう。画質的にもZ5Jより上田と言う事もまだまだ頑張ってもらいたい要因です。
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2013年01月16日(水)
2013年01月15日(火)
仕事始めの現場写真をスライドショーにしてみた。
撮影は3日間。ややこしい撮影も無事に終了。HDCAMが丸々5本とHDVが1本、それに写真撮影が50カット。照明はLED1000とLED500を2灯、それにLED312とパワーLED。全てバッテリー運用。
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2012年11月18日(日)
2012年11月09日(金)
全映協フォーラム2012へ行ってきた。目的はCANONのC500を見るため。
なかなかいい感じ。価格も今使用しているHDCAMの半額ほど。でも使用頻度を考えるとこれはレンタルで十分。
これは14.5〜60mmのズームレンズ。通常の撮影なら十分。それほど高倍率ではないけれど描写はさすが。ただしフォーカスをさわると画角が若干変るのは残念。
これはC300で、このシリーズの最初のモデル。懇意にしていただいているレンタル会社の部長が来られていて「導入決めました」とのこと。
気になたtのはCシリーズ全てで操作部がカメラマン側に付いていること。せっかく新しく開発したカメラなんだからカメラマン側の操作パネルは着脱可能で延長ケーブルで延ばせるようにして欲しかった。また、カメラマンの反対側に付け替えられるなどの工夫があってもよかったのではないだろうか。
無線LANに対応した、ワイヤレスファイルトランスミッターWFT-E6Bを使えば、EOS C300のリモートコントロールが可能。EFレンズ装着時なら、フォーカスや絞り値のコントロールも行えます。また、スマートフォンやタブレットPCなどの汎用機材でも簡易的にリモート制御できます。とのことだが、現場にいつもiPadがあるわけではないし、モニタリングできるフレームレートが遅すぎる。
このクラスのカメラだとパラメーターの操作はカメラマンではなくVEや撮影助手さんの仕事になるわけだから・・・
これはもっとも安価なC100。安いのだがメカニカル式のNDフィルターは搭載されていた。またC100はアマチュアも視野に入れたらしく、価格だけではなくAF機能も備えている。
色々とおもしろい物が出てきてはいるが、現在気になるのはマルチカムの収録システム。4カメを光カメラケーブルで組みたいと望むこの頃。新しいカメラを触ってストレス発散が出来た。
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2012年09月12日(水)
2012年09月09日(日)
色んな機材が続々と登場してきた。気になりつつも、利益を犠牲にしての機材導入には踏み切れない。物欲と経営観の葛藤である。
巷で色々と噂されているNEX-EA50。パワーズームも発表されてブライダル市場からは大きな期待が寄せられているようだ。
もう一つ気になるのはキヤノンのEOS C100だ。すでに発売されているC300の上位機種としてC500、そしてプロのみならずアマチュアもターゲットにC100が発表された。ボリューのフィルムカメラのようなデザインが気に入ってしまった。
これは新製品ではないがNEX-FS100の上位機種としてすでに発売されているNEX-FS700だ。このカメラが優れているのはやはりNDフィルターが内蔵されていることだと思う。プリズムの入っていない単板式のカメラの場合、レンズ交換時に塵が混入して撮像素子のすぐ前にあるローパスフィルターに付着すれば致命的だ。あとでゴミ処理に泣かされることになる。その点NDフィルターは光量調整のみならず、防塵の役目も担うことになる。デジタル一眼を使っている方なら塵が付着した場合にどういう状態になるかご存知だろうし、絞り込めはよりハッキリと塵が写るのとになる。
今大判撮像素子を使ったムービーがもてはやされるのはブライダル市場で“映画のような”映像が気に入られているということが根拠にあるようだ。シャローフォーカスと豊かな快調、そして24Pのフレームレート。
私の会社ではブライダルを撮っていないのでその業界については門外漢ということになるが、こういった大判ムービーカメラで“映画のような”映像が撮れるのだろうか。やはりズームレンズよりはレールドリーを使ったトラックインが必要だろうし、クレーン、ステディー、イージーリグなどの周辺機材も必要だろうし、なにより照明部は絶対必要だろう。でもそういったものを結婚式場に持ち込むことは、結婚式場のプロモーションビデオでも作らない限り無理ではないかと思う。もしくは結婚式場がそういった機材を常設してくれるしかないだろう。
私が大判撮像素子のカメラを使う理由は被写界深度も重要だが、それよりもシフトレンズの使用である。PCニッコール以外のレンズもシフト付きマウント変換アダプターを用いることでシフトレンズになる。APS-Cやスーパー35mmの撮像素子に写真用35mmフルサイズのレンズ、たとえばニッコール15mmF3.5や17-35mmF2.8などを使用すればイメージサークルが大きいのでシフト量が大きく取れてパースペクティブの補正が容易に行える。もちろんチルトアダプターを用いればフォーカス面のコントロールも自由に行える。
そしてプリズムやミラーボックスを持たないEマウントカメラの場合は蛇腹や顕微鏡用RMSマウントレンズ、引き伸ばしレンズなどを使ったマクロ撮影が有利に行える。
他にもPMWシリーズの新機種がリリースされた。
PMW-160とPMW-200だ。
友人がFecabookで「HDVの次はXDCAMEXですか」と聞いてきたが、
「HDVの次はHDVだね」と返した。HVR-Z5JやHVR-Z7J、それにHVR-Z1Jもまだ現役で頑張れるし、番組では今もHDVテープ指定が多い。特にHVR-Z1Jは感度こそ低いが、3CCDの画は捨てがたい。それに同じく3CCDのHMC-155も発色のよさが気に入っている。
そして今年になってから番組以外での使用頻度が高くなったのはHDCAMのHDW-750だ。テープだけではなく、HDW-750のHDSDI信号をAVCHDでメモリーに記録するPOVCAMの存在。HDWと同時に回してGタリーを点灯させられるので便利がよいし、1440x1080のHDCAMテープより1920x1080のAVCHD記録のほうが解像度も高いということになる。
HDW-750をイージーリグで吊って微妙な揺れを残した画作りを狙った。三脚やステディーでは表現できない“ゆらぎ”が演出できる。“映画のような”というより“海外テレビドラマシリーズ風”を狙ってみた。
ビデオ制作的には三脚でPANというところだが、カメラが移動することでGCとは違う実写の面白さをレールで表現させた。
物撮りもVE(ビデオエンジニア)がトーン、色合い、ディティールをリモートで調整している。もちろん明かりは照明部が演出を考えて作りこんでいる。
“映画のような”といわれても、まさかこういったものを結婚式、披露宴の会場へ持ち込むことは不可能だと思う。
千里ビデオサービスとは全く関係はないのだが、たまたま同じSVSなのでブックマークしている。イギリスでブライダルビデオを撮影されているSVS Wedding Videosさん。サンプルの動画がとても楽しそうだ。“映画のような”も良いけれど、やはり結婚式は“HAPPY”が何よりだと思う。
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2012年08月18日(土)
ソニーが矢継ぎ早に新製品を発表してくる。そんななかで気になるのがNEX-EA50。
発表はしたけれど・・・ND内蔵してないみたい。
http://www.raitank.jp/archives/12295
raitankさん、かなり褒めている。
http://digicame-info.com/2012/08/nex-ea50e-pz18-200mm-f35-63-os.html
デジカメinfoではコメントが多数寄せられている。
英SONYのサイト
http://www.sony.co.uk/pro/press/broadcast-nex-ea50eh-pr?SM=FB1&src=170812_video_nexea50
でも私はND内蔵していないみたいなので購入指数が上がらない。
レンズ交換式の後継機はND内蔵して欲しかった。
FS700のようにND内蔵であれば撮像素子への塵の付着が抑えられるし、たとえNDに塵が付着しても塵による影は無視できるし、絞り込んでいても素子に付着したチリのようにはっきり見えることはない。。それにND内蔵であればそう絞り込むことも無いでだろう。
ということで今のところNEX-EA50はパスです。やっぱり本命はFS700ということだろうか。
それと全体的に思うに、アマチュアと言われる人は
カメラがいいと映像がキレイになる→上手くなったと勘違い
コレ、メーカーの思う壺かと思う。
最近の民生機、業務機の性能を考えると現状4Kに行かない限り機械よりも人だろうと思う。何をどう捕らえるか、どう表現するかではないだろうか。このことについては異論もあろうかと思うので今回は置いておこう。
そこでカメラ以外のハード的なこと。
やはり周辺機器の大切さがあまり認識されていないようだ。
三脚命、照明命。そして移動機材、スタビライザー命ではないだろうか。
余談だが日中にLED当てるとカメラが1ランク上がって見える。周辺機器の威力である。もちろん照明部がレフで起こしてくれればLEDは必要ないが、手軽に映像の品位を上げることが出来る。
もちろんそのことで上位機種を越えることは無い。上位機種は2ランク上がる?
いやそれほど差は出ない。ただしかし、照明を用いない上位機種の映像よりは照明を用いた業務機、民生機の方が映像はきれいになる。
次から次に新製品が出ても今のところ慌てる必要は無いだろう。現有しているHDW-750とHVR-Z5J、HMC-155、NEX-VG20が主力で大丈夫だ。それに頻度は下がっているがNEX-VG10、HDR-CX560Vや水中セットのHVR-Z1J、それにまめカムHDなども十分使える。
そしてこれ以外にPMW-F3とかFS100/700、POVCAM等はレンタルで十分だと考えている。
適材適所で機材を選び、カメラよりカメラワークが命だと信じている。
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2012年08月15日(水)
とんでもない雷だった。雷鳴に起こされてビデオを向けて見た。
映像は雨と雷が小康状態になってからの撮影で、この30分前はPCのスピーカーがプチプチとノイズを発して電気器具をコンセントから抜いたりで撮影どころではなかった。
ダイナマイトサンダーなんて名がついてもよさそうな雷。
空電は鳴り続けて、頻繁に落雷が発生。
13日の雷よりもまだ頻度が高かった。
この朝の関西電力落雷位置情報は以下のとおり。
とんでもない状態になっていた。
カメラはHDR-CX560Vを使ったが、COMSゆえにフラッシュバンドが気になる。次に雷が来たときはFIT-3CCDのHDCAMでリベンジだ。
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2012年06月29日(金)
今月は撮影と編集と企画でほぼ全日が詰まり、夜もろくに眠る時間が取れないほどで月末になってしまった。
ブログの更新は一ヵ月半ぶりになってしまった。
多忙ではあるが、現場で必要なものは作らねばならない。
これはベルボンの小型自由雲台で、キタムラへ行けば何時でも売っている語句普通の製品。しかし実際には全く普通のものではない改造を施してある。
本来1/4のメスネジになっているところがこいつはオス1/4ネジになっている。もちrん販売はしていない。使い道は次の写真のとおり。
HDW−750のハンドルに前後2箇所開いているメス1/4ネジに取り付くように作った。目的はTVLogicの小型HDSDIモニターを取り付けるためである。
以前は写真用品のメーカーから便利なものが色々出たいたが、最近は売れるものしか作らないようだ。仕方が無いので自分で加工することになるが、思いつきの神様は一瞬で過ぎ去ってしまう。幸い今回はうまく神様を掴むことができた。ものの数分でできてしまう簡単な角田が、思いつくまでにどのくらいかかっただろうか。
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2012年05月15日(火)
NEX-VG20などをオールハンディーで撮る必要が生じた。肩乗せ用のリグは今年始めに作ったPOODLEがあるが、もっと安定してハンディーで撮れるリグとしてHVR-Z5J用に作ったAHEADCAMというリグがあった。今回はそれをバージンアップしてZ5JクラスやNEX-VG20などでも使えるように加工した。
従来のものとはハンドルの天地が反転していてイージーリグのような形になっている。RECトリガーはLANC用のものをD型に変換して使用する。
カメラはソニーの純正クイックリリースの前部分にマンフロット#357を取り付けてリグからの脱着が敏速に行え、前後の重心調整もスライドで行える。
液晶にルーペを取り付けているのでフォーカスは確認しやすい。また後部に不要になったDXC-637用のショルダーパッドを取り付けて肩に乗せやすいようにしている。もちろん前後の調整も簡単に行える。
これが出来たおかげでVG20などのハンディー撮影の対応が良くなった。
色々なものを作るために良く使うものがマンフロットのクイックスライダー#357と#577だ。今回のリグには裏にソニーのアタッチメントを取り付けている。マンフロットのクイックスライダーはアルミダイキャストが柔らかいので若干強度に不安があるが、加工がしやすい。強度を考えて余裕をもって利用すると非常に便利なアイテムだと思う。
様々なものを作ってきて#357と#577の数はいつの間にか20個に届こうとしている。
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2012年05月08日(火)
先日はとても硬い生地の縫製だったが、今夜はとても柔らかいものを縫っていた。とれはPCMレコーダー用のウインドジャマー。
明日からスタッフがZ5Jと560Vを持って撮影に行くにあたって、講演のライン音声バックアップ用として演台にPCMレコーダーを置く。それでPCMレコーダー用のスタンドとして使わなくなったミラーのヘソに自由雲台をつけてみた。若干重さが足りない感じなのでハンズで買った鉄の錘に3/8ネジを切ってヘソに付けてみたとことても安定がよくなった。
また、PCMレコーダーは屋外でも使うため、急遽ウインドジャマーを縫うことにした。材料はフェイクファーのハギレと音声用ウレタンフォーム。先端部が広がったり閉じたりするマイクなのでちょっと苦労したが一時間ほどで完成。
ジャマーの内部にはウレタンを入れ、ゴム紐を二重に通して脱落を防いでいる。技術的には以前NEX-5Nの外付けマイク用に作ったジャマーと同様の手法を用いている。
今日は風が凪いでいるのでテストは車の窓を開けて車中でカーステをかけながらペラペラと録音。ウインドノイズも少なく、会話も明瞭に録れた。
このPCMレコーダー、簡単な野外録音でとても役立ちそうだ。 --------------------------------------------------------------------------------------
2012.05.19追記
「ジャマーの展開図もお願いします」という方がおられたので画像にしてみた。実際はこのPCMレコーダーに限らずマイクなど実物に合わせた立体裁断を行っているが、概ねこういった感じだということを知っていただければ幸いである。(画像をクリックしていただくと拡大します)
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2012年05月05日(土)
ちびサドルを修正した。昨日アップしたものの不具合を修正した。
大して変っていないようだが、実はかなりの縫い直しを行っている。
サンドバッグの底を袋縫いしたマチの部分を大幅に広げて前後の安定性を高めてみた。結果は良好でどんな場所でも安定して自立するようになった。
ただ裏面にゴムコートが施されたSETSHOPのサンドバッグを手縫いするのは大変だった。一針一針ラジオペンチで抜きながらの作業だった。縫い終わって指に肉刺が出来ていた。外科医が縫合に使う縫合針と縫合鉗子が欲しいと思った。
最終的には本家のシネサドル並みのものと自己満足に浸っている。というわけでオリジナルを模倣して【ちびサドル】のロゴマークを作ってやった。早速テプラのアイロンテープに出力して貼ってやると・・・
パッチステッカーが良く似合うちびサドルの出来上がり。
ちびサドルに乗ったCINEX-5Nを動画にしてみた。
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2012年05月04日(金)
CINEX-5N MarkUを作ったので、手軽さを活かすために三脚無しでも安定した映像が撮影できるシネサドル、ではなく【ちびサドル】を作った。
シネサドルはこんな風に使用される。
実はこれ【ちびサドル】はシネサドルとは全く関係ない照明部用のサンドバッグの流用である。10年ほど前に購入した弊社の備品だったが、何箇所も穴があいて詰めの物がポロポロとこぼれるようになってしまっていたもの。破れていたところを縫い直し、穴には内側からパッチを当てた。さらに底を袋縫いにして安定して自立できるようにした。
内部には本物のシネサドルと同じ発泡ビーンズを詰めている。
こちらは本物のシネサドルの中身
サンドバッグが良く出来ているところが2気室のそれぞれにファスナーが付いていて、さらにファスナーが二重についている所。ビーンズがファスナー部からこぼれ出す心配もないし、詰め替えや量の増減も簡単に行える。
今回作った【ちびサドル】をHDW-750を乗せたCinekinetic社製のシネサドルと並べて撮ってみた。
【ちびサドル】はベルトも含めてわずか360グラム。CINEX-5N MarkUが益々可愛く感じるGWの中日になった。
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2012年05月02日(水)
GWも後半にはいったところで雨。今年のGWはどこに出かけるわけでもなく、もっぱら編集と撮影で、あとはホームセンター通いをしてもの作りをたのしんでいる。
ずんごりむっくりのカメラだ。名前は【CINEX-5N MarkU】GW渾身の作品である。18-55mmズームレンズを装着した状態。まるで食玩のような可愛らしさを覚える。
蛇腹フードをテレ端に設定した場合の運用スタイル。写真はフルバージョンとしてキャリングハンドルや5.5インチの液晶モニターを装着しているが、キャリングハンドルやモニターを装着していないベーシックスタイルでの運用も可能で、その時の大きさは掌の乗るほどコンパクトに組めた。
今回のCINEX-5N MarkUは以前ニコノスレンズ専用として作ったCINEX-5NをベースにEマウントレンズ対応にした。改良といってもベースから新たに作り、流用したものは蛇腹フードだけで、旧作のベースは得機種モニターの延長ベース用に切削している。
グリップハンドルはカメラが軽いので#357クイックスライダーの側面にある予備ネジ用の穴を使ってで着脱式にした。アルミダイカスト製の#357の側面ネジ穴部の強度には不安もあるが、CINEX-5N本体重量が軽いので十分耐えられると判断した。
またハンドル部にベルトホルダーを付けてNEX-5Nのストラップで肩に掛けられるようにしている。ハンドルは他のリグなどと同様に木製で材質はヒノキを使用した。これもホームセンターで売っている半円形のものでベースの金属をサンドイッチ式に挟んでビス止めした。
HDMI-MINIのコネクターに挿したケーブルが飛び出すので、ハンドル基部にガードも付けてコネクターの損傷を防いでみた。これでシネサドルでCINEX-5Nを包み込んだ場合もコネクターに負荷がかからないだろう。
偶然だが、蛇腹フードの58mmアダプターの内径がEマウントレンズの外径より2mm弱大きく、Eマウントレンズが光線漏れなく前ぶちを挿入できる。まるで計ったような偶然の一致に嬉しくなった。
蛇腹フードにはEマウント18-55mm、マクロ30mm、16mmなどレンズが適合するが、CANONのLマウント85mmF1.9や135mmF3.5、
もちろんニコノス用の35mmや80mm、一部のFマウントニッコールも適合する。しかしCINEX-5Nほぼプライベート用として18-55mm、マクロ30mmさえ使えれば良いと思ってる。特に18-55mmには真鍮製のパイプで造ったズームレバーを付けてみまた。レバー先端のノブはたしかJ14aかJ15aに付いていたもの。
で、何故にシネカメラ?ということだが、それは24Pが撮れる事。
不思議だが30Pよりフレーム数が少ない24Pの方が60iに乗せたときは滑らかだ。これは2-3プルダウンのおかげ?
映画の世界ではこれまで様々なコマ数が用いられたらしいが、結局24コマに落ち着いたそうだ。ということで24という数字はいわば神の数字らしい。まあ、こんなことはどうでも良いことで、学生時代にニコンで撮っていたスーパーエイトようにCINEX-5NマークUを肩に下げ、マンフロット505を担いで一人でぷら〜っと。(夢)
そこに届いた友人からの桜満開の知らせ。
八ヶ岳山麓の標高1000m程度の場所ではGWがお花見シーズン。
山小屋周辺の5/2現在の最低気温は−1℃、最高気温は16℃、積雪が35cmだそうだ。
やっぱりCINEX-5NマークUを肩に下げてぷら〜っといきたいところだが、明日は3カメスイッチングの本番。ぷら〜っとするのはGWが開けてからだろうか。
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