「日本を核の大惨事から救う最後の頼みの綱」 ニューヨーク・タイムズは50人をこう表現した上で、「彼らは迷宮のように機器が入り組み、停電で真っ暗になった施設内を、懐中電灯だけを頼りに、防護服とマスクに身を包んではいずり回り、海水注入などの作業にあたっている」と、その献身ぶりを伝えた。 東電は現場に残った作業員の身元の詳細を明らかにしておらず、同紙は「フェースレス50(顔のない50人)」と表現。 厚生労働省が15日、同原発での緊急作業時に限り、放射線の被曝限度を現行の100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げたことを挙げて、「暗黙のうちに自分を犠牲にすることを求められた人々だ」とした。 米CBSテレビは「死をも恐れぬ50人」と勇気をたたえつつも、「作業が長引けば、現在の50人に代わってリスクに向き合う覚悟を持った次のチームを見つけるのはきわめて難しくなる」と指摘している。 中部電力が原発施設に12mの防潮堤の建設を発表し、関西電力も安全性の見直しを発表した。当然のことである。 資源の無い日本が電源を原子力に依存するのは仕方ないことであり、これからは反対運動ではなく、国土というより地球レベルでの安全対策、調和が求められるだろう。 冷却用の水(海水)をポンプで汲み上げるとは誰が考えたのだろう。 全く持って素人の考えだが、原発よりも高いところに緊急用の冷却水の貯水池が出来ないものか。 水は高いところから低いところへ流れるのは物理学云々ではなく常識である。原子炉よりも高い位置に多量の非常冷却水の巨大プールを建設しておけば動力に依存することなく自然落下で原子炉を水浸しに出来ただろうに。もちろん高圧の原子炉への注入には加圧しなければならないが、ウオーターハンマーなどを用いた無動力ポンプも応用できるだろう。いまさら言っても仕方ないのだが・・・・ 一刻も早く福島の原発事故が完全に停止出来ることを願うと同時に、顔の見えない50人の方々、そしてその家族の方々に声援とお礼を申し上げる。私も自分の出来る範囲で一生懸命頑張るしかないと思う。 参考:デジタルグローブ社のギャラリーで 人工衛星が捉えた東京電力福島第1原子力発電所の衛星写真を見ることが出来る。 flickrにもデジタルグローブ社の衛星写真がアップされている http://www.flickr.com/photos/digitalglobe-imagery 引用元:http://sankei.jp.msn.com/world/news/110316/amr11031619130007-n1.htm
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