この写真、普通の人にとっては何の役にも立たない「金属から紐がでたもの」だと思う。しかしこれは凄いケーブルに違いない。ただし、すごいというのは他人がその凄さを認めて初めてすごくなるわけで、そういう意味では現時点ですごいかどうかはわからない。 ただ、一部の、ほんの一握りにも満たない人にとっては画期的とも言えるケーブルに違いない。 だからこれは私にとっては【物凄いケーブル】である。 このケーブルは急遽この連休に60mのカメラリモートが必要になり手に入れた(作った)もの。連休で販売店が休みだったためにメーカー製の30mケーブルが入手できず困っていた。そのとき、まったく持って瓢箪から駒と言っていいことから生まれた。(誕生秘話はまたいずれ) このケーブルはRM-1000BPのコントロール信号をマイクケーブルを使って行える。 出来たものを実際につないで、RM-1000BPとHVR-Z5Jを30m刻みで延長してテストしたところ150mでも全く問題なく、全てのカメラコントロールが動作した。それ以上は必要も無いし、面倒なためテストは150mで終えた。 30mのLANCケーブルは1本1万5千円ほどする。2本なら3万円だ。でもこれを使えば手持ちのマイクケーブル(平衡仕様のもの)でいくらでも延長できる。 普通の人にとっては何の役にも立たないものではあるが・・・・ ※LANC端子には電圧がかかっている。カメラ側をXLR3-11C(メス)ノイトリックの場合はNC3FXX(FEMALE)にして、電源を受けるリモコン側をXLR3-12C(オス)ノイトリックの場合はNC3MXX(MALE)にしなければならないのは当然だが、マイクケーブルに逆相のものや不平衡のものが混在した場合はカメラやリモコンを壊してしまう可能性がある。自作される方はくれぐれも注意していただきたい。もちろんどんな場合もDIYは自己責任である。
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