先日TVLOGICの5.6吋モニターを使ってみた。おそらく現時点では最も優れたものだと思う。
なにが優れているかというと、HDMI入力した信号がHD-SDIで出力されるということ。
ほとんどのデジタル一眼ムービーにはHD-SDIの出力が無く、HDMIが標準になっている。
そのためHDMIを分配したりHDMI→HD-SDIコンバーターをつけたりと何かと煩雑だ。
このVFM-056WPはカメラの撮影モニターとしての機能が充実している。
●DSLRスケーリング機能
プレビュー、録画、再生にて異なる解像度を出力するDSLRカメラのために設計されており、
DSLR Scale機能は縮尺表示、出力された640×390画像を、1280×800(パネル解像度)フルスクリーン表示します。
●フォーカスアシスト機能
フォーカス精度をさらに上げるため、シャープエッジを赤で表示します。
●多様なスキャンモード機能
ゼロスキャン、アンダースキャン、オーバースキャン、1:1スキャンpixelモード等、切替表示可能
●マーカー機能
CENTER、SAFETY AREA、FIT他、多様なフレーミングマーカーを選択可能。
●オーディオレベルメーター(16ch)/スピーカー内蔵
●タイムコードディスプレイ(VITC、LTC)
●HDMIダイレクトループアウト機能
HDMI入力信号を内蔵コンバーターにてHD-SDIへループアウト出力可能(1280x720 59.94i/pのみ)
●ウエーブフォーム/ベクタースコープ表示機能
ウエーブフォーム(Yレベル)及びベクタースコープ(B-Y, R-Y)波形表示機能を装備
●レンジエラーチェック機能
WAVEFORM/VECTOR* またY/Cb/Crモードにて設定した値(Y MAX、Y MIN、C MAX、C MIN)を越えた場合、
越えた個所をブランク表示します。
●Yレベル チェック機能
露出調整をサポートするため、入力信号のYレベルをチェック、ディスプレイ。
●3G SDI入力対応(1080 60p, RGB4:4:4他多様なフォーマットに対応)
下の画像はソニーの小型バッテリーのアダプターと液晶保護フィルムとがセットになったもの。
筐体はプラスチックではなくダイキャスト製のようで堅牢な作りに安心感を覚える。またアクセサリーとして深型の液晶フードがある。
カメラでこの5.6インチを見て、技術モニターや制作モニターにはHD-SDIで同軸1本でHD映像と音声やTCを送ることができる。
※HDMIの30p、29.97p、25p、24p、23.98p入力ではSDIコンバート出力されない。
また、価格が安いVFM-056WはHDMI→HD-SDIコンバーターを内蔵していない。 入の際には自分の用途、環境を考えて注意が必要だ。
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