NEX-VG10のファームウエアUPでピーキング表示が可能に!
NEX-VG10のファームウエアUPでピーキング表示が可能になった。
本日12月15日にソニーからのメールでVer.2→Ver.3へのアップグレードが知らされた。同時に新しいAマウントアダプターへの対応も行われている。
VG20が出て消えていくVG10だが、拡大フォーカスは無いものの、ピーキングが付くことで「まだまだNEX-VG10は使えるぞ!」というSONYの意思表示だと受け止めたい。出来ることならマニュアルフォーカスレンズで動画撮影を行う時に使用しないPhotoボタンで拡大フォーカスさせて欲しかったと思うが、24Pや拡大フォーカスはVer.4に期待しよう。
以下がソニーからのお知らせの抜粋。
レンズ交換式デジタルHD ビデオカメラレコーダー「NEX-VG10」をお使いの
お客様に最新のファームウェアを提供いたします。
つきましては、以下の説明をお読みになり、アップグレードをご実施くださいますようお願い申しあげます。
【対象製品】
レンズ交換式デジタルHDビデオカメラレコーダー「NEX-VG10」
【対象ファームウェアバージョン】
Ver.02、Ver.01以下
(バージョンの確認方法は、以下の「ファームウェアアップグレードについて詳しくはこちら」を参照してください)
※ アップグレードプログラムには、以下も含まれています
・2010年11月18日に公開しましたアップグレードプログラム(Ver.02)
【アップグレード内容】
1. マウントアダプター「LA-EA2」の対応
2. MF(マニュアルフォーカス)時のピーキング機能の追加
※ 本アップグレードプログラムは無料提供しますが、修理窓口やご相談センターでのアップグレードをご希望の場合は、有料にて承ります
ということである。
▼ファームウェアアップグレードについてはこちら
http://cl.mysony.sony.co.jp/r/c.do?1D_acgY_e_ows
▼また、NEX-3/5、NEX-C3についてもアップグレードしたファームウエアが公開された。
http://www.sony.jp/ichigan/info2/20111215.html
VG10ユーザーは実行されると良いだろう。アップデートはダウンロードしたEXEファイルを開けば対話式で行える簡単なもの。フル充電したバッテリーとUSBケーブルがあればすぐに出来る。
さて、それとは別にNEXシリーズ(NEX-5/7、NEX-VG10、NEX-FS100)用にKIPONから素晴らしいマウントアダプターが出ている。
MFのきっコールレンズ用のアダプターだが、なんとPCニッコールと同じようにシフトが可能になる。フルサイズ用レンズはイメージサークルが広いので、APS−CサイズのNEXではレンズを12mmシフトしてもけられることは無かった。特に嬉しいのは35mmで超広角の15mmや18mm、20mmなどはもちろん、17-35mmF2.8や16mmF2.8といったレンズもシフト対応にしてしまうのである。
以前からチルトが出来るマウントアダプターは同社から発売されていたが、シフト(ライズ)やフォールが全ての焦点距離で可能になったことで建築物や商品の動画撮影には極めて有効な周辺機器になるだろう。
これがそのシフト対応のマウントアダプター。
加工精度も良く、PCニッコール28mmなどと同様にノブが付いたボルトを回すことでレンズが焦点面と平行に移動する。移動方向はアダプターに付いたピンを押し下げることでロックが外れて自在な方向へ回転できる。ただしNEX-VG10(NEX-VG20)の場合はカメラのグリップが方向によって干渉するため、若干加工する必要があった。
NEX-5/7では干渉も無く簡単にシフト撮影が楽しめる。これまで28mmF4のPCニッコールを使用してきたが、これからはより広角やマクロレンズでのパースコントロールが出来るようになる。
上の写真はNEX-VG10にニッコール20mmF4を装着して最大シフト量の12mmまでレンズをライズしたもの。カメラを水平に構えてパースが付かない状態で部屋の天井まで移すことが出来た。
ここ写真はアダプターを180度回転してレンズを12mmフォールさせた状態。ビルの屋上からパースを付けずに下界を撮影することが可能になる。まぁ、使い方はその人次第で色々考えられるだろう。
KIPONからはNEX用だけではなく、マイクロフォーサーズ用のシフトアダプターも発売されている。LUMIXユーザーやAF-105ユーザーにとっても嬉しいマウントアダプターではないだろうか。
↓↓左の二つがNEX用で右の二つはマイクロフォーサーズ用↓↓
NEX用とフォーサーズ用がある。購入の際には注意していただきたい。
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