まるで食玩のような感じのデジタルシネカメラだ。世界最小のデジタルシネカメラかもしれない・・・ これでも1920×1080のフルHDで24Pが撮影できる。手元にあったマミヤの蛇腹フードを加工してマンフロットのプレートを取り付けた。ニコノス用の35mm/F2.5と80mm/F4はアタッチメントサイズがニコン標準の52mmではなく58mmになっているため蛇腹フードのサイズにピッタリだ。 ニコノスは水中カメラだが、35mmと80mmについては水陸両用ということでNEXに使っても無限までフォーカスが合う。 80mmを装着してみたが、蛇腹フードのおかげで、なんとなくそれらしく見える。4×4のティフェンは入らず、NDフィルターはラッテンやフジの75mm角のゼラチンを使うことになる。 ところでこのカメラに名前を付けてみた。 【CINEX-5N】キネックス5Nと読むほうがカッコ良さそうだ。 以前に書いたFieldReportにNEX-5にニコノスレンズを付けた記事がある。NEX-5は24Pが撮れないためキネックス5ではなくNIKONEX-5ということになる(笑) レンズの構成図は「ニコンカメラの小(古)ネタ」のお世話になった。その中に「ニコノスのレンズ」という記事があり大きな画像も掲載されていた。 http://nikonfan.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_f932.html 台座は東急ハンズで買ったアルミの無垢材の三脚用のW3/8のネジを切て、それにW1/4のアダプターを埋め込んだ。 蛇腹フードにNEX-5Nを取り付けて三脚座はカメラではなく蛇腹フードに付けたところが最大の工夫。ニコノス用レンズはフォーカスと絞りの調整が鏡筒のリングではなく、左右のダイヤル式ノブで行う機構になっているので、鏡筒の先端からマウント部分まで普通のレンズのように動いたり伸縮しないようになっている。つまりレンズ先端の58mmネジでカメラを支えてもヘリコイドに無理がかかって重くなることが無い。ニコノス用に陸上専用レンズ「 LW Nikkor 28mm F2.8 」というのがあるが、ダイヤル式のフォーカスではなく、普通のヘリコイドになっているために今回のスタイルではヘリコイドに負荷がかかって使うことができない。 ニコノスのレンズについては「ニッコール千夜一夜物語」の「第八夜 W Nikkor 35mm F2.5(水陸両用)」に掲載されている。 もちろんこれで仕事をしようなどとは考えないが、要望があれば本気で使えるように思う。 NEX-5とNEX-5Nを比べて最も大きな進化は動画性能だ。その一つにフルマニュアル露出が可能になったこと。NEX-5ではオートで露出補正のみの動画撮影だったが、NEX-5Nではシャッター速度、絞り、感度を固定できるようになった。さらに動画撮影時の画角が静止画撮影と同じになり、録画の際に変化しない。これはNEX-VG20と同じだ。 次に行う加工はHDMI分配器と5.5インチのモニターを取り付ける金具だ。イメージは出来上がっているのであとはコーナンPROへ行くだけである。 で、こんな24Pカメラを仕上げる目的は・・・・・ それについては今のところはトップシークレットということに。
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今年もどうぞ宜しくお願い致します。
NEX-5NとNEX-VG20はそれぞれ旧機のスタイルや操作性こそ継承していますが中身は大きく刷新されていました。
ともに60P/24Pに対応し、さらに動画と静止画の画角が同じ。
実はこれにハンディーカムのHDR-CX560Vも加わっていまして、
こちらも60P/24P対応で防振性能はNEXを完全に超えています。
http://www.youtube.com/watch?v=yUuZUGhsqzU
http://www.youtube.com/watch?v=OblkKthNbJs
ともにHDR-CX560Vで撮影しています。
大きなカメラも重要ですが、小さなカメラを使いこなすこともこれからは重要になるでしょうね。
明日は東京の制作会社の番組ロケですが、HVR-Z5Jを2台持参されるそうです。技術だけの受注ですが、小型カメラに慣れておくこともとても重要です。
カメラの挙動などを出来る限り抑えてという考えもありますが、小型カメラなりのアングル、カメラワークも研究課題だと思うこの頃です。
でもキネックス5N=「世界で一番小さなシネカメラ」可愛いと思いませんか。