キネックス5Nがやたら面白い。やはり60Pと24Pの魅力に引き込まれている。
今日ニコノスニッコール80mmF4のフォーカスノブにツマミをつけた。
ツマミといってもただのギアだ。椿本チエインの製品で日本橋のジャンク屋で手に入れたものだ。名神高速の長岡京付近を走っていると大きな看板に椿本チエインと書かれている。しかし作っているのはチェーンでありチエインではない。HPでもチェーンである。つまり社名だけがチエインということだ。
WIKIによると
1917年(大正6年)12月 - 大阪市大淀区(現・北区)で創業。
1941年(昭和16年)1月 - 「株式会社椿本チヱィン製作所」として会社設立。
ということでチヱィンがチエインになったようだ。
関連会社もチエインを使っている。歴史、伝統がある社名を時代に合わせてか安易に漢字からカタカナにしたり、慣れ親しんだ名称をCIなどと言って頭文字だけにする会社もあるが、私は椿本チエインの字面、響きが好きだ。
余談になったが、このツマミを取り付けることでニコノスニッコールの操作性がすこぶる良くなった。またアイリスにクリックが無いところも動画的向けで気に入っている。
ツマミを回すとこんな風に光学系だけが前後して鏡筒は回転や伸縮をしない。構造はインナーフォーカスではなく、全玉繰り出し式である。
4コマGIFアニメでダイヤルは少ししか回っていないように見えるが、実際は無限から至近距離まで2回転と90度回転する。
もう一つNEX-5Nを使いやすくした周辺機器を紹介しよう。
NEX−5用のサードパーティー製折りたたみ式液晶フードだ。NEX-5でも同じものを使っているが、NEX-5、NEX-5Nに装着してもすぐに下部の引っ掛かりが外れてしまう。つまりそのままでは使いにくい言うか、全く使えないといってもいいだろう。ただし加工は綺麗で作りもしっかりしている。
NEX-5でもそうだが、下部を10mmのパーマセルテープで固定している。NEX-5Nを使ったCINEX-5Nでは上部もパーマセルで固定して、さらにフードを開きやすいようにパーマセルでベロを付けてみた。
外れる心配が無いのでこのベロを引っ張ることで簡単にフードは開く。また、ローアングルで液晶を起こすときはフードの下部にある爪部分を引っ掛けて起こすことが出来る。
GIFアニメはローアングルのポジションだが、液晶の上部を引っ張りだして下に向けるとハイアングル対応になる。
可動式の液晶パネルが付いたデジカメはCybershot DSC-505からDSC-707、DSC-828、そしてDSC-R1と使ってきた可動式液晶モニターはこのNEX-5Nなどにも引き継がれている。このスタイルは八ッセルブラッドに慣れ親しんだ私にとっては最も使いやすいスタイルでだと思う。
そのままではうまく付かないが、工夫できる人にはお薦めの液晶フードである。フードを折りたたんだときは完全に液晶をカバーしてくれるところも良いと思う。
もう一度言っておくが、そのままではNEX-5やNEX-5Nにそのままではすぐに外れてしまう。改造や加工が好きな人なら重宝するのではないだろうか。
SONYのロゴが入った液晶保護パネルとセットでよく似たものが売られているが、評判は良くないようだ。
とにかく加工や改造が嫌な人には絶対にお薦めは出来ない。
1/21追記
CINEX-5を作るのに使った蛇腹フードについて問い合わせがあったので紹介させていただこう。
製品はマミヤのもので【Mamiya 蛇腹レンズフード G-2】という名称。58mmの取り付けリングが付属しているので49mmや52mmのステップアップリングを使うことでニッコールやNEX用のレンズにも使用できる。
更新のついでにNIKONOS用レンズのNEX-eマウントのアダプターを紹介。焦点工房さんが扱っているが、Amazonや楽天には見当たらず、ヤフオクの方にあった。オークションになっているが全て出品価格での即決になっているので競り合うことも無い。
レンズなども出ているが、水中専用のものは陸上では近接撮影しか出来ないので要注意だ。
NEXー5Nの液晶シェードで検索していてたどり着きました。
「加工が必要」とはどの程度に加工でしょうか?
買いたいのですがなかなか踏み出せません。
教えていただけるとありがたいです。
たいした化工じゃないですよ。
そのままだと外れやすいので下部をパーマセルテープで止めているだけです。まず外すことは無いので、私はしっかり止めています。大丈夫です。