マンフロット505という検索だ。
マンフロットはイタリアのメーカーだがジッツォ等にもOEM供給している。ジッツォでは型番1380で売られているが、塗装やロゴが異なるだけで中身は同じだ。
スプリングが5種類付属し荷重は 1,2,5,8,10kg と対応できる。マンフロット505は残念ながらすでに生産完了し、入手は中古市場のみとなってしまった。
ビンテンのパーフェクトバランスと異なって、1,2,5,8,10kg のスプリングを交換することでキャメラの重量を打ち消すようになっている。若干不便なようだが、実はこのクラスのビデオ三脚の場合、ほぼ常用するキャメラは一定になるため、一度交換すればまず交換することはないだろう。私の会社ではビンテンがメインだが、小型のHDVキャメラHVR-Z1J用に505を2台使用している。HVR-Z1Jでは2kgのスプリングで完全バランスとなる。完全バランスとはキャメラの仰角にかかわらず止めた角度で静止することだ。この状態でフルードドラグを調整して粘りをつける。505の場合は上位機種の510よりも滑らかな動きをするため、私はビンテンと同等の評価をしている。
このクラスの国産品では残念ながら満足できるレベルには達していない。505が生産完了した今日、これに変わるものはビンテンのビジョン3になる。505とほぼ同等だ。上位機種はビジョン6になる。カウンター量もダイヤルで連続調整出来るワンランク上のクラスだ。価格も定価42万と数ランク上になる。非常にすぐれた505だが、マンフロットがビンテン傘下になったことを考えればビジョン3〜6を売るために505は邪魔だったのだろうか。あくまで憶測だが、そう考えてしまう。
なおマンフロット505でイメージ検索すると私の会社の写真のみが検索されていた。
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