2006年10月31日(火)
バリアフリーなウェブサイト
 「バリアフリーなウェブサイト」という検索だ。
 インターネットはメールのやり取りやWEB、IP電話など、様々な形態で我々の生活を支えている。特に今日のWWWは文字や画像に限らず、動画、音声など動的なコンテンツが融合し、情報交換に無くてはならない存在になった。また遠隔操作によるセキュリティーへも発展し、現実としてのユビキタスネットワーク時代に入ったと言える。そしてこれらの根底に流れるものは「自由」である。多言語への翻訳プロキシーなどが一般化してきたこともあり、私はインターネットを「世界中を自由に移動できる情報ハイウェイ」だと考えている。ところが最近無知なウェブデザイナーによってインターネットの自由が脅かされているように思う。
 世の中には健常者だけではなく非健常者の数も年々増えている。何故増え続けるのかといえば、それは高齢化である。健常者として生活してきた人も年齢を重ねることによっていつの間にか視力や聴力が衰え、また時に歩行機能に障害を持つこともある。つまり健常者と言えども50歳を過ぎれば非健常者予備軍といっても過言ではない。
 私も例外ではなく、これまで普通に読めていた小さな文字のホームページが老眼鏡をかけても読みづらくなってきた。フォーカスではなく網膜の分解能(解像度)低下である。これを解決するにはブラウザで文字サイズを大きくするのが最も良い。ウインドウズの場合はCtrlキーを押しながらローラーを回すと文字サイズが大きくなる。これはエクスプローラーのバリアフリー機能である。賢いウェブデザイナーはバリアフリーについてもよく勉強していて画像にALTタグで代替文字も用意している。これは音声ブラウザに対応したバリアフリー対策である。
 2025年には65歳以上の人口が総人口に占める割合が27.4%になると予測されている。インターネットは自由だから、どういう風にデザインしてもかまわないが「ブラウザで文字のサイズを変更できない」ようにしたがるのは間違った考えではないだろうか。やはりユニバーサルデザインやユーザビリティを考える必要がある。「Webサイトも“バリアフリー”に できることから始めませんか」はかなり古い記事だが、こういうことを知らなかったり、興味さえ持たないウェブデザイナーが多いことは嘆かわしいことだ。WEBデザインナーを養成する各種専門学校においてはユニバーサルデザインやバリアフリーについての教育を充実させてもらいたいと望む。
 自由なネットワークであるからこそ健常者と非健常者をシームレスに繋ぐシステムが必要ではないだろうか。コンピューターを利用する企業は次の時代のためにバリアフリーなユビキタスネットワークを推し進めることが必要だと考える。バリアフリーに興味のある方にはhttp://www.infocreate.co.jp/bf/index.phpが参考になるかもしれない。私は以前からバリアフリー無料診断を利用しているがなかなか便利なものだ。

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| コンピュータ・IT系 |
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