2006年11月13日(月)
シンクロナイズドマルチメディア 動画
 
シンクロナイズドマルチメディア 動画」というキーワードだ。同じ日に「シンクロナイズドマルチメディア 案内」や「シンクロナイズドマルチメディア ビデオ制作」というキーワードもログに残っていた。検索されるサイトは2000年頃に作成した古いページで、今では殆どアクセスも無い私自身も忘れていたページだ。
 シンクロナイズドマルチメディアとはRealTextを使用したSMIL(シンクロナイズド・マルチメディア・インテグレーション・ランゲージ)によるシンクロページや、Windows Mediaによる動画とHTMLの同期のことだが、2000年あたりをピークにWEBから姿を消し始めたようだ。それはテレビの前でインターネット放送が無力のように見えたからだろう。つまりSMILのページで表示される動画が余りにも貧弱だったからだ。ADSL時代には56kの小さな動画でもそれなりに評価されたが、ADSLがCATVやFTTHに変わった現在では少なくとも500kbpsの動画でなければ視聴者に対して無力なものでしかない。
 それがGYAOを始めとする様々な高画質動画サイトが出現したことでインターネットがテレビ放送に立ち向かえるメディアに変わってきたのである。以前はIR関連にSMILが多用されたが、今はフルサイズのWMVで配信されることが多くなってきた。今年始めに制作したIRビデオも当初はSMILで配信予定だったが、私の会社の動画サンプルを見てビデオ配信に変更された。IRイベントの当日に使用されたパワーポイントの文字も十分読めると判断されたからである。
 先日映画関連団体の設立イベントで映像送出を担当したが、インターネットでの動画利用の形態が大きく変わってきた。YouTubeなどの動画投稿サイト等も今後益々拡大してくるだろう。
 だが、ここで忘れてはならないことがある。それはインターネット放送が「免許の要らない放送局」であるということだ。自由な世界であるインターネットだから、こういう発言はナンセンスと言われるかも知れないが、やはりモラルと品位は落としてはいけない。テレビの前でインターネット放送を無力にしないためにもこのことは重要だ。先日「三重県の私立メリノール女子学院中・高等学校の体育館で、大型スクリーンの映像を見ていた生徒約480人のうち50人以上が次々とめまいや吐き気などを訴え、13人が救急車で病院に運ばれた。」というニュースが流れていたが、時に映像は凶器に変貌することがある。この事件は生理的な障害をもたらした事故だが、過去にネットで配信された人質映像などはまさに凶器である。
 インターネット放送に放送免許が不要であっても、そこには大きな責任が存在する。注意しなければならない。

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| コンピュータ・IT系 |
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