2007年01月03日(水)
HDV移動撮影システム
 「HDV移動撮影システム」という検索だ。私の会社では一昨年から「HDVキャメラを使ったお手軽特機撮影」を推し進めている。これまで予算の都合で導入しにくかったレールやクレーン、ステディーカムなどをキャメラのコストが下がった分を特機に廻すことで実現しようというものだ。
 昨年末に東京の制作会社から話があり、今回はステディーカムを使いたいということだった。もちろん大きなキャメラにステディーカムSKやEFPを使用すれば非常にきれいな移動撮影が出来る。しかし機材やオペレーターのコストを考えると予算オーバーである。ところが監督から「HDVを使ってみたい」との希望があり、話はとんとん拍子で進んだ。従来の予算枠でステディーが使えるのは良いが、オペレーターまでは予算がない。ということはキャメラマンがステディーカムのオペレーターを兼務しなければならない。かなり昔だが、私自身がベーターカムをステディーカムに乗せて撮影したことがある。一応必要なカットは撮ったが、体は大変だ。普段使わない筋肉を使ったため、数日間は筋肉痛に苦しんだ。
 そこで登場するのがabcプロダクトのHandyManSet-SとEasyFlexだ。HDVクラスのキャメラに合わせて作られたもので、総重量はステディーカムSKの1/5程度だ。これなら筋肉痛に苦しまずにオペレートできそうだ。年末に無理を言って機材屋さんからお借りしてきた。正月休みの間にテストとトレーニングである。1/13にロケハンとキャメラテストを行うが、それまでには実用レベルに追い込めそうである。
 そして別なプロダクションからも同じくHDV移動撮影の依頼があった。こちらの方はレールを使った撮影だが、従来のレールのようなスタイルでは不可能な内容である。これについては現在私の頭の中にあるイメージを具体的なものにしなければならない。アイデアは画期的なものだが、精度などで解決しなければならない問題がある。特機開発部?の想像力にかかっている。
 下の写真はabcプロダクトのHandyManSet-S+EasyFlexだ。


2007年1月3日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 / NEX・HDV・HDCAM |
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