2007年01月05日(金)
DVDディスク 海外製 国内製
 -------------------------------------------------- 国産メディアと海外メディアの差は? DVD-Rの場合国産（日本製）メディアと海外（某国）メディアでは倍以上の価格差があります。これは人件費の違いだけではなく、材料費や品質管理費の差だと思います。今までの検証から判ったことは3GBあたりまでは国内も海外も差は感じません。しかしディスクの外周（CDやDVD、LDは内周からスタートし順次外のトラックへ進んでゆきます。アナログレコード盤とは反対の動きになります。）の4GB以上のエリアになるとディスクエラーを生じる場合があります。当初原因が判らず、大変苦労しました。ところが千里ビデオサービスがVPを作っている計測機器メーカーの研究員さんが「DVDディスクの反りを計測する装置を作ったことがありますが、DVDプレーヤーやパソコンの温度が上昇すると、海外メディアでは外周部分で反りが発生してエラーを起こすことが判りました。」と話してくださいました。それまでの謎が全て解けた気がしました。これはデュープリケーター内でも同様で、温度上昇による反りが原因で書き込みエラーを起こすようです。 -------------------------------------------------- このことを考えると短いプログラムであれば何も国産メディアを使う必要もなさそうだが、万一問題があった場合は国内メーカーの国内工場で生産されたものの場合は原因究明やクレーム処理が敏速に行える。そういう理由で私の会社ではFUJI及びTDKのメディアを使用している。掲載した写真はFUJIのものだが、TDKの関連会社であるTDKデザインと取引があるため、現在は殆どTDKのメディアを使用している。 |
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 ニックネーム：SENRI 都道府県：関西・大阪府 映像制作/撮影技術会社 (株）千里ビデオサービス 代表取締役＆ 北八ヶ岳麦草ヒュッテHPの管理人です。よろしくお願いします。 ↓色々出ます↓ »くわしく見る バイオグラフィー |
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安いメディアに手を出すな，信頼性に乏しいよと言われている原因が，温度上昇に伴うソリだということを，いままた教えていただきました。ありがとうございます。
今日から現場でした。
＞温度上昇に伴うソリ
計測器の研究開発会社の研究員さんの話なので正しい情報だと思います。
焼いてからNGになるよりは品質を取るほうが得策だと思います。
＞ここでいろいろ勉強
こちらこそ、ちかまさんの開発されたものにいつもお世話になっています。
発表会等の納品はすでにVHSよりDVDの方が多くなりましたが、
以前は価格の安さから海外製品を使っていました。
結構クレームが来ましたね。再生できないっていう。
発表会は２時間オーバー（４Ｇオーバー）が当たり前なので
やはり国産の方が良いのでしょう。
ウチの会社では太陽誘電製を使うようにしています。
TDK、maxllelも使いますが。
やっぱり4G超えは国産ですね。
記録の後半、つまり外周の1Cmあたりが問題です。違う素材を張り合わせて作っているために、反りを抑えるのは大変なんでしょう。２種類の熱膨張率が違う金属を張り合わせたバイメタルみたいなものですね。
昔外国産のCD-Rをドライブに入れたら「パシャ、クシャクシャ、ペリペリ」っていう音がして記録面の皮膜がドライブの内部を埋め尽くしました。メーカーにクレームを付けるにも、連絡方法がメールしかなくて困りました。一応文句を送信しましたが、そのままです。
このNGディスクはクライアントが持ち込んだものだったので、クライアントと販売店とはどういう話になったのかは判りません。皮膜で埋め尽くされたドライブはバラして掃除機で吸って復活はさせましたが、ドライブが高価なSCSIのForAuthoringだったら怒鳴り込んでましたね。