2007年05月05日(土)
茨木ザリガニ捕り
 「茨木ザリガニ捕り」だった。さすがにゴールデンウイークらしいキーワードだ。私の会社が在る箕面から茨木の水路ではいたるところでアメリカザリガニが獲れる。

ザリガニは獲れるが、タナゴやメダカ、ドジョウなどはめっきり少なくなってしまった。いてもモチゴやフナ、ヨシノボリなどである。
 今日午前中はDVD化する芝居の打合せで市内に出かけていたが、帰りがてらに茨木の北部へワラビとタラの芽を採りに行った。少し時期が遅かったために少々開きすぎているが、天ぷらなら十分に食べることが出来る。
 昨日茨木の「彩都」が「地球温暖化対策・ヒートアイランド対策モデル地域」としてテレビで紹介されていた。先住者のエゴだとは思うが、彩都建設による自然破壊は数字では計り知れないものがある。それまで緑に包まれた里山がバブリーな時代の開発計画によって丸裸の山と化してしまい、そこに生息していたタナゴやドジョウ、ヤマドリ、フクロウ、キツネ、ノウサギが姿を消し、タナゴがいっぱい獲れた池からもタナゴが産卵するはずのカラス貝が消えてしまった。そして私の子供たちの遊び場だった植生豊かな湿原も彩都開発のために消滅している。以前は身の丈1mに達するワラビが両手に余るほど採れる斜面があったのだが、ここも完全に削り取られてしまい、昔の面影など全く残っていない。開発は彩都エリアに限らず、万博公園から延びたモノレールと道路は里山の生き物たちの住処を真っ二つに分断してしまった。はたしてこれらの開発が「時代を先導するユニークな都市づくり」と言えるだろうか。さらにこの町の北部には(独)医薬基盤研究所という施設があり、遺伝子や免疫などの高レベルな研究が行われているらしい。十分な防御システムがあるとは思うが、こういうことに対してレベル4をイメージするのは私だけだろうか。スパイダーマンのプロローグで遺伝子操作された15匹の蜘蛛が1匹逃げ出して、見学に来ていた主人公を咬むシーンを思い出した。
 ちなみに彩都の公園にある人工池にはメダカがうようよしている。なぜこれほどまでに大量に繁殖しているのかは判らない。


2007年5月5日 | 記事へ | コメント(3) |
| 自然環境・自然科学 |
自分らの年代も子供の頃は自然を相手に遊びまわっていました。
アメリカザリガニの写真見て、思わず「おぉー」とか言ってしまいました。(^^;
自分が小学生の頃までは夏になると近所の川にホタルが。
それはもう幻想的なくらいの光景だったことを覚えています。
今そんな場所は皆無です。残念。
ふくださん、こんばんは。
>自分が小学生の頃までは夏になると近所の川にホタルが。
>それはもう幻想的なくらいの光景だったことを覚えています。
大阪の北部はまだまだ蛍がいますよ。
ヘイケボタルだけではなく、ゲンジボタルも私の家のすぐ傍の川で毎年見ることが出来ます。
それに万博の日本庭園や自然文化園でも毎年蛍が孵っています。ただしこれは関係者しか入ることが出来ないので一般の他人は見ることが出来ません。
ふくださんの群馬も自然が豊かなところじゃないですか?
谷川岳を筆頭に妙義、荒船、白根山、それに浅間山も。
たぶん大阪よりもはるかに豊かな森やおいしい水があるところだと思います。意外と気付かないのかも。
私はこの年になっても自然を相手に遊びまわっています。というか、自然に遊んでもらってますよ。箕面にはサルもいっぱい居ますしね。
群馬も山の方に行けばもちろんたくさんの自然が残ってます。
が、自分の実家近辺は田舎なくせに宅地開発と言うのでしょうか、
そういうものが比較的早く進んでしまって、谷川や他の山の方より自然崩壊(大げさかも)は速かったです。
一番実感できたのがホタルでした。

川とかロケに行くと遊びたくなっちゃうんですよね〜、自分も。(^^;
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