NEW HDVシリーズ発表 ! 危うしXDCAMEX
出先からの更新である。「NEW HDVシリーズ発表 ! 危うしXDCAMEX」というと大げさだが、大げさに言っても良いと思う。ソニーのテープ記録による業務用HDVハイビジョンカムコーダーのはHVR-Z1JとHVR-V1Jを最後にしてXDCAMEXというメモリー記録に方向転換したかに見えたが、ここにきて急にHDV VCRを搭載したテープ記録方式のカムコーダー2機種とHDV VCRの新機種が発表された。
これはXDCAMEXとそっくりなHVR-Z7Jだ。撮像素子のCMOSはXDCAMEXの1/2吋よりも一回り小さな1/3吋3CMOSだが、XDCAMEXでは不可能なレンズ交換が可能になっている。レンズはカールツァイス製標準とショートズームの他、既存の1/3吋レンズやアダプターによって1/2吋用や2/3吋用、そして一眼レフのαマウントのレンズが使用出来る。またZ1Jではサポートされていなかった24Pや30Pでの収録にも対応している。そしてV1Jで不評だったオーバークランクも少し画質が上がったらしいが、これは実物を見ないとなんともいえない。
詳しいことは11/14のプレスリリース「業務用HDVシリーズより レンズ交換が可能なカムコーダー2機種とプログレッシブ記録・再生に対応したレコーダー 登場」をご覧戴きたい。また、公式サイトでもすでに発表されている。写真はいつもお世話になっているシステムファイブから拝借したものである。各写真はクリックすると大きなサイズで見えるようにした。
次が同時発表のHVR-S270Jだ。こちらも光学系は共通でZ7Jと同じレンズ交換式の1/3吋CMOSだが、ショルダータイプの筐体にはラージカセットが装填可能で、最大276分のHDV記録が可能だ。また、音声はこれまでの2CHにさらに2CH追加され4CHの音声トアックを持っている。そしてHD-SDI出力を内蔵しているため、小型HDスイッチャーを用いたイベント送出用などにも使用出来そうに思う。また、ブルーレイDVDが普及すればブライダル市場のHD化には大きな効果を発揮するだろう。
さて、最後が新しいHDV VTRのHVR-M35Jだ。上記の機種が持つ24P、30Pをサポートし、ラージカセットに対応している。また音声も4CH対応でHD-SDIとタイムコード出力も装備している。つまりIEEE1394だけではなく、HD-SDI環境にも親和性が計られた規格となっている。
発売は来年の2月。システムファイブではすでに予約開始したようだ。そして今月は20〜22日の3日間、幕張メッセでInterBEEが開催され、当然これらの機種を目当てに押し寄せるファンでごった返すことだろう。残念ながら私は21〜23のケーブルテレビショーの中継で大阪に居るが、うまくいけばビジネスフロアのソニーブースで直接手に触れることが出来るかもしれない。
ソニーさん、やってくれますね!と言いたい。これでXDCAMEXの売れ行きが落ちることは確実だ。XDCAMEX危うしである。それでもユーザーの要望に応えてHDVの新機種を開発、発表してくれたソニーを賞賛したいと思うのは私だけではないだろう。
|
こういうのを待っていたんです(●^o^●)
定価は115万とのことですが、実売価格はどのくらいに
なるんでしょうかね。
遅かれ早かれ、購入することになるでしょう(#^.^#)
しかし、先立つものが・・・・・・・・・(^_^;
やっぱり月賦で、○○回払いってことになるでしょうねぇ。
悠理さんの文章力には敬服しております。
文系より理系の方がエライって言葉もありますし、やっぱ機械に強い方が勝ちですよ、勝ち! ←いつ勝負の話に?
これウソです。
学者バカという言葉があるように、
世の中のことや政治のことに疎いのが理系の常です。
世間のことを気にせず生きていくことが出来ることはアホならではですね。