2005年08月01日(月)
ファントム電源とは
 検索には様々なキーワードが有るが、調べものをする場合に便利な言葉が「・・・・とは」だ。「ファントム電源とは」の他にも「EFPとは」などが上がってくる。私もGoogleで「共謀罪とは」を最近検索に使用した。なんとか今期の国会では見送りとなりほっとしているところだが、もし共謀罪なるものが成立したら大変なことになる。業界の人間は共謀罪にあたるような会話を好むようで、私の周りでも「干す」とか「豪い目にあわす」等々、危険な会話が多い。共謀罪が施行されると戦前の軍部、官憲主導時代の再来である。もとは「国際」社会でのテロの予防を目的に審議されたらしいが、いつのまにか「国際」は消えているそうだ。この件については今後も動向に注意しなければならない。
 話をもどすが、検索キーワードに「とは」の一言を付加することで、探しものにたどり着くスピードはかなり向上するようだ。
 ちなみに「ファントム電源とは」の答えだが、コンデンサー型マイクロフォンの電源供給方法の一つで、一般的に48Vを供給する。しかし独特の供給方法によって端子間に電位差が生じないため、「電圧が見えない」ということを「幽霊」に喩えて「Phantom Power」と名づけられた。日本では「Phantom」をそのままカタカナにしファントム電源と呼ばれている。しかし最近では音声スタッフの間で「ファンタム」と呼ばれることが多い。原因はマイクメーカーのカタログに「ファンタム48V」と記載されていることによるようだ。しかし日本では「Phantom」をカタカナにすると「ファントム」となり、決して「ファンタム」とは云わない。MSNサーチで「ファントムとは」を検索すると1274件が上がり、「ファンタムとは」になると2件しか出てこない。「ファンタム電源」とはとても「幻想的」な電源なのかも知れない。

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