2008年09月25日(木)
Z1J スタビライザー/Z1J サポーター
 「Z1J スタビライザー」と「Z1J サポーター」である。立て続けに同じユーザーによる検索だ。
 「Z1J スタビライザー」で出てくるのは「業務用ハイビジョンカムコーダーHVR-Z1J」としてHVR-Z1Jを紹介しているページのグライドカムと「手持ち撮影で肩載せに匹敵する安定性が得られる AHEADCAM」だ。

 Z1Jの記事が多いので検索でヒットすることも多い。またそれだけHDVユーザーが多いともいえる。そして共通していることは小型カムコーダーのシューティングスタイルの悪さ(難しさ、不安定さ)に対する不満がこういったキーワードでの検索を生むのだと思う。
 せっかく検索していただいたのでAHEADCAMの最終バージョンの写真を掲載しておこう。
 これについては以前「AHEADCAM ファイナルアンサー」としてすでに書いたことがあるので詳細は割愛するが、その殆どを自転車パーツで構成している。
 またマンフロットからFigRigというサポーターが出ているのだが、けっこう高い。それならばこんなものを作ってみてはどうかと考えてみる。
 以前デリカ4WD使っていたMOMO RACEが転がっているのでリサイクル出来そうだ。完成すればネーミングはMOMORIG以外に無いだろう。
 一からつくるのは大変だが、既製品の改造で他用途への転用なら至って簡単だ。HDVカムコーダーは2/3吋フルサイズCCDのカムコーダーに比べて担ぎにくい、そして振りにくいのは確かだが、重量が1/4〜1/5程度またはそれ以下という小型軽量であることで大概の加工でも十分な強度を得ることが出来る。アイデア次第で大型機にはまねの出来ない世界が拡がるのである。
 これまでに実用化したHDV向けの特機としては3mモノレールのAYUドリー、AHEADCAM、超小型ローアングルドリー、MINIJIBと小型リモートヘッドを使ったクレーンシステム、車載用オンボードキャメラクランプ、写真用リフターを使った垂直移動ヘッドetc.
 これから益々小型カムコーダーが高性能化してくることを考えると「ショルダータイプでなければ思うような撮影が出来ない」などと言ってはいられないのだ。大も小も、自由に使いこなして、顧客ニーズに最適化した機材選択することもキャメラマンとしての技量になる。コンピューター用語ではあるが、オプティマイズ【optimize】は撮影技術において非常に重要な項目と考えるべきであろう。

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| 映像制作・撮影技術 / NEX・HDV・HDCAM |
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