HVR-Z1J PAL
HVR-Z1J PAL
HVR-Z1Jは民生用HDVカメラ「HDR-FX1」にNTSC/PALの切り替え機能や、XLRタイプの音声入力端子を2系統、タイムコードプリセット機能などを追加し、HDV、DVCAM、DV方式の3種類で録画・再生を可能にしたモデルだ。2005年の発売から4年近くになるり、後継機としてHVR-A1J、HVR-V1J、HVR-Z7J、HVR-S270が続き、間もなくHVR-Z5Jが発売になる。HDVシリーズでは唯一CCDを搭載したモデルである。さらに後継機が続々と発売されても何故か今なお現行機種であることは驚異的といえよう。
このZ1Jの便利な機能としてPAL方式とNTSCがスイッチャブルであることだ。PALが中心のヨーロッパ向けの作品は以前ならベーカムやDVCAM等でNTSC方式の撮影し、編集〜完パケまで仕上げた後にPAL変換を行っていた。ところがZ1Jを使うようになってからは撮影から編集まで全てPALで行えるようになった。これは記録フォーマットだけではなく、編集環境がPCベースに変わりNTSC⇔PALが同一環境で扱えるようになったおかげだ。
Z1Jは元々PALスイッチャブルとなっているが、これはHVRシリーズ初号機ゆえの開発者の思い入れの結果だろうか。ある技術者の話では「何でも1が付くものは盛りだくさんで、開発費は膨大なんですよ」だそうだ。これは確かに言えることで、ニコン初のSLRカメラのNikon Fなどはその典型的な例だ。そして奇数が付く機種がいいというジンクスもある。ソニーがどうなのかは判らないが、ハンドヘルドタイプのHDVに2、4、6、8という偶数は無い。
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2008年11月27日
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映像制作・撮影技術 /
NEX・HDV・HDCAM |
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