【NEX-VG10 ニッコール】それに【NEX-VG10 NIKKOR】という検索がもの凄く多い。
NEX-VG10というのはソニーが発売しているAPS-C撮像素子を用いたレンズ交換式デジタルカメラNEX-5やNEX-3をハンディーカムとして出してきたもので今月10に発売されたもで価格は18-200mmF3.6-6.3のズームレンズをセットで198,000円だ。発売前に予約し、16GBメモリースティックをセットで購入した。
NEX-VG10とは思えない姿になっているが、これがマットボックスを取り付けたVG10。
ボディーのみの販売は行われていないので、購入した3日後には上の写真に装着している18-200mmのレンズはNEX5ユーザーに売却してNikon Fマウント→NEX Eマウント変換アダプターを購入してニッコールレンズが使えるよいうにした。APS-Cサイズなので標準画角は35mmF1.4を使用し、F2.0より明るいレンズとして24mmF2、28mmF2、55mmF1.2、85mmF1.4、135mmF2、200mmF2をNEX-VG10で使用することを前提にした。2/3吋や1/2吋、1/3吋の撮像素子では得られない浅いフォーカスを得るために購入したVG10である。
上の写真がNikon→NEX変換アダプター。電気的な接続は無く、アイリスはレンズの絞環で行う。ソニーのÅマウントレンズやEマウントレンズではカメラ側からアイリス調整するが、アイリスは連続可変ではなく段階変化する。その点マニュアルニッコールではアイリスを無段階に任意に設定できる。純正よりも動画向けということが出来る。
しかしNEX-VG10のコンパクトさを生かしてスナップカメラとして使うためにオートフォーカスが効く16mmF2.8は別途用意した。18-200mmがMade in CHINAだったが16mm F2.8はNikon D300や18-200mmと同じMade in THAILAND。今や日本のモノ作りを脅かす存在、もしくは越える存在になったタイ王国の工業製品にはニコン製品の経験からも大きな信頼を感じている。
ここで古きよき時代の日本のモノ作りを感じさせるアイテムを紹介しよう。
NIKON F2時代に供給されたFマウントの全金属製ボディーキャップBF-3初期型(TC-14Bに付属してきたもの)だ。マウントのロックピンが噛み合うように作られていて、レンズマウントのロック解除ボタンを押さなければはずれない構造で、精度はレンズマウントに準じている。
レンズを外したNEX-VG10の場合はフィルムと違って埃は致命傷だ。たまたま持ち続けていたBF-3がこんなところで役立つとは思いも寄らなかった。フィルムから撮像素子に変わった現在、デジタル一眼レフ用として再びロック機構のあるボディーキャップを作ってもらいたいものだ。
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