VUメーター ノンリニア レベル管理
VUメーター ノンリニア レベル管理である。VUメーターについては検索結果に様々のサイトがあるので割愛するが、編集をしていて一番厄介なのが音声レベルの管理だ。我々が使う業務用、放送用のVTRは基準レベルがフルビット−20dBである。つまりアナログ音声ミキサーのVUメーターで0dBをデジタルVTRの−20dBに合わせて基準を取る。編集を終えた映像にも−20dBの基準信号を入れて完パケとする。ただし−20dBは正弦波の実効値であるから、最大値は表示よりも3dB高いところにある。そして実際の音声信号では様々な帯域成分が重なるため、実際にはメーターの表示以上の信号が記録される。少なくともピークは0dBを超えないようにしないとその部分が量子化できなくなってしまう。
撮影現場ではアナログミキサーの0VUを基準にしているため、デジタルVTRのピークメーターは−10dB辺りでホールドされる。VUとピークメーターの表示の違いである。
ところで民生用のDVやDVD、そしてWEBムービー、CDなどは音声信号を最大限イ量子化したフルビットのため、DVDのマスターとなるMPEG2のムービーを書き出す前にピークレベルをフルビット(実際には−2dB程度)に調整しなければならない。
上にある写真はサウンドクラフトのVUメーターで、以前著作権 隣接権 音楽 映像制作で名前の出た「フルスペクトラム プロダクション ミュージック ライブラリー」に楽曲を提供しているWATARUが作ってくれたもので、下の写真は私がPCMプロセッサーの表示部を使って改造したピークメーターである。このメーターはピークホールドはもちろんだが、表示部のストロークが約10センチと長いため、大変使いやすい。
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2009年1月9日
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