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2009年10月11日(日)
HDVステディ
HDVステディという検索だった。
私の会社で所有しているものはステディカムではなく、グライドカム4000Proだ。本家のステディカムよりは価格が安く、それだけ低い価格での技術提供が可能だ。ステディーカムに比べると調整箇所の構造が大雑把で微妙な調整は苦手なようだが、使用カメラが固定している場合にはその大雑把さが有り難い。
現場でのセットアップが敏速に行え、三脚使用との兼用にも柔軟に対応できる。先日ロケハンした大学の入学案内の撮影にもグライドカムを多用するが、タイトな香盤も問題なく乗り切れるはずだ。
上の写真ではHVR-Z1Jを使用しているが、今はHVR-Z5Jがメインである。会社のサイトにグライドカムを紹介したページがある。
海外のTV映画を見ると殆どにステディショットが使用されている。それもロング(広角レンズによるワイドショット)ではなく、かなりタイトなサイズでのフォローである。HVR-Z5Jをメインに使用する理由もここにあり、Z1Jでは出来なかったアイリスのフォローがLANCでVEが操作できる点だ。HDVにとってRM-1000BPの価値は非常に大きい。
リモートコマンダーやメモリーレコーディング、様々な特機活用など、HDCAMでは大掛かりになりすぎるものをHDVによって打ち出したお手軽路線を多くのクライアントに評価していただいている。
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2009年10月10日(土)
RM−1000BP
RM−1000BPというキーワードでのアクセス。ヤフーの検索結果に会社のWEBのトップページがヒットしていた。HVR-Z5J・RM-1000BP・VCL-HG0872Kがハイライトされている。
RM−1000BPはHDVカムコーダーHVR-Z5Jの機能をほぼ全てコントロールできる多機能リモコンだ。そしてファームウエアをアップデートしたHVR-Z7JやS270にも使用可能である。Z5Jで使用すると下の写真のようになる。

三脚に直付けする場合、ビンテン純正のパン棒が長すぎるので、オリジナルのパン棒を使う。
Z7Jで使う場合はこんな感じになる。下の写真↓

カメラマンと別にVEが付く場合はRM−1000BPを10mや30mの長尺LANCケーブルで使用する。また、無人カメラを遠隔操作する場合にもRM−1000BPは有効だ。写真は5CAMスイッチング収録の際にCAM5としてZ5Jを使用した。Z5Jの操作はVE卓から30mのLANCで行っている。

この時の現場の様子は無名劇団「プラズマ」公演としてFieldReportに掲載している。画像が多いのでブラウザによってはアンカーがうまく効かないかもしれない。2009年05月02日の記事である。

アイリス操作やズーム、フォーカスだけではなく、ホワイトバランス、ピクチャープロフィールやエクステンダー、ショットトランジション、タイムコードなど、全ての操作が行える。ただしズーミングしながらアイリスを触るとズーミングが停まってしまう。つまり同時に二つのことはできない。この点だけが放送用のカメラリモートと異なっているが、それを解って操作すれば困ることはない。
HVR−Z1Jの後継機としてZ5Jを選んだ最大の理由が同時発売されたRM−1000BPである。
税抜価格100,000円は本体の1/5の価格だが、これを高いとするか、安いとするかは仕事の内容次第だと思う。
2009年10月10日 | 記事へ | コメント(0) |
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http://www.dvdservice.jp/index_blog.html
リンク元の話。
http://www.dvdservice.jp/index_blog.html
このブログを入れた会社のドメインエイリアスdvdservice.jpが浸透してきたようである。さてこれからどうなるのか。
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2009年10月08日(木)
アドマイヤ ミル挽きコーヒー ライブ映像 本当
アドマイヤ ミル挽きコーヒー ライブ映像 本当という検索。
アドマイヤ ミル挽きコーヒーとは高速道路のSAや病院の自販機コーナーにある「コーヒールムバ」が流れながらコーヒーを入れてくれる自販機である。


自販機には「世界初!!一杯毎に豆を挽くミル挽き珈琲とある。

検索はこの自販機の中央にある液晶モニターのライブ映像だ。はたしてライブなのか、それともメモリーに録画されたものなのか?   答えは生中継である。
以前に上高地へ行った帰りのSAでメンテナンスを行っている人が居たのでので中を見せてもらった。
数台の親指カメラが仕込まれていて、珈琲の移動に応じてスイッチングされる。まさにライブ中継だ。
かなり昔だが、物流関係の会社が幕張で展示会を行った時にカメラマンが付くカメラ3台と合わせて、コンベアやリフトに沢山の親指カメラを取り付けてスイッチングしたことがある。
「見えないものが見えてくる」ということでクライアントや来場者に大変喜ばれたことを思い出す。
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2009年10月07日(水)
YouTubeの検索結果
YouTubeでの検索結果が良くなっている。
先日アップした「鮎の産卵」や「ハリヨ」がともに第1位。そして「タカハヤ」も1位で上がってくる。
何故これが気になったかといえば、YouTubeのチャンネルのプロフィールSVSピクチャーズのURLを表記していて、YouTubeからアクセスしてきた人がけっこう多かったからだ。
ホームページのキーワードと同様、YouTubeでの動画名、解説文なども状況に応じてSEOを考える必要がありそうだ。
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2009年10月03日(土)
ビデオ レールドリー
ビデオ レールドリー」というキーワードでの検索。他にも「レール ドリー」「タイヤドリー」そして「モノレールドリー」など。そして「ミラーPROJIB」「ミニジブ 価格」が続いていた。
いずれも特機と呼ばれるもので、撮影用の特殊機械である。

写真は最も一般的なレールドリーだ。

平滑に見える床も三脚ドリーを転がして見ると想像以上に揺れる。大きな車輪のタイヤドリーでも無理な場合はやはりレールドリーが必要になる。ただし撮影部だけでレールを敷くのでは時間が掛かりすぎるし、専門的な技術も必要だ。
レールの水平を正確に出す作業をおこなっている。この人たちが特機部と呼ばれる。
レールは野外ロケでも敷く。
役所に公園の使用許可を申請(もちろん使用料も発生する)して敷いたレールドリーだ。

撮影中の写真。1枚の写真だが、ここには撮影部、照明部、特機部、録音部、俳優部が写っている。

これはレールと人が乗るクレーン。

特機というと大掛かりで大変なようだが、検索にあった「モノレールドリー」などはお手軽な特機である。
私の会社で作ったオリジナルのAYUドリーである。

これは検索に有った「ミラーPROJIB」の現場。

これも手軽な簡易特機になるが、効果は大きい。この時の撮影はJICAの国際協力の一環として作ったフランス語版の医療系VPである。

ミニジブではヘッドの操作が手動になるため高いアングルでのカメラワークは苦手だ。そういう場合にはミカミのリモコンヘッドを使用し、HDVカメラをリモートコマンダーで操作する。

そしてもっとダイナミックな動きが必要な場合はJIMMYジブになる。

操作は全てリモートで行う。オペレーターは友人のカーレーサーO氏のスポンサーだったN社長。


撮影では様々な特機を使用するが、演出上どういうカットが必要であるかによって適切な選択が必要である。特機を使う効果と、それに必要な時間など香盤計画も重要になる。

最後の写真はレールなどを敷かずに滑らかな移動ショットを実現するグライドカム。カメラ以外に多くの特機があってビデオが完成することを知ってもらえば幸いである。
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2009年09月28日(月)
L-4E3-2P
L-4E3-2Pというキーワード。
これはカナレ電気の電磁シールドマルチマイクケーブルで2本を纏めたものだ。4chのL-4E3-4Pと比べると非常に細い。

L-4E3-2Pを100m購入して30m×2、15m×1、10m×2、5m×1本を作った。マルチケーブルは8ch-30mを2本使っているが、複数のインタビューなどではENGミキサーとピンマイクのパワーサプライをマルチケーブルで繋ぐとケーブルの引き回しがすっきりして気持ちがいい。

キャノンコネクターにはノイトリック製を使用し、ノーマルの黒色ブッシュをカラーブッシュに交換している。

カラーブッシュは非常に便利がいい。複数のチャンネルを区別するためにキャノンコネクターには番記を行うが、カラーブッシュを使用することで大変判りやすい。カラーブッシュには赤、青、白、緑、黄、橙、茶などが発売されている。

ちなみにノイトリック カラーブッシュをググッてみたところ私のブログとFieldReportがいっぱいヒットしていた。
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2009年09月23日(水)
鮎の産卵
鮎の産卵でYahoo!の2番目にヒットしていた。
ヒットしていたのは2007年10月にアップしたFieldReportだが、今年もまた鮎を撮りに行っていた。先日新しい動画をYouTubeにアップしたのでご覧いただきたい。
無数の鮎がまるで生簀のようだが、これはまさに知内川の鮎の姿である。


この時の様子と機材の紹介をFieldReportにアップしている。興味のある方はどうぞ。
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動画をもう一遍追加した。「ハリヨの里〜醒ヶ井〜」


絶滅危惧1A類に指定されたハリヨ。湧水豊かな醒ヶ井ではハリヨ が大切に守られ、今も元気な姿を見ることが出来る。ビデオでは滋賀県米原町醒ヶ井の地蔵川に生息するハリヨの姿や梅花藻をハイ ビジョンで紹介している。
なお、使用楽曲はすべて著作権、使用権、その他隣接権を処理済みのもの。映像の編集内容はSVSピクチャーズPRバージョンとなっている。
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2009年09月15日(火)
HVR-MRC1K 動作確認CFカード
HVR-MRC1K 動作確認CFカードと言う検索だった。

ソニーのメモリーレコーダーに使うわけだが、私が使っているのはトランセンドとシリコンパワーだ。
トランセンドの133倍速はソニーの規格にギリギリで入っているわけだが、133倍も200倍もHDV/DVCAMでコマ落ちも無く記録できる。何よりも安い。32Gで7千円ほど。
現在32GBを8枚使っているが、それでもP2やSxSより遥かに出費が少ない。そしてメモリーに対する僅かな不安はテープとの同時記録で解消している。

そしてもう一つのシリコンパワー。
これはPCデポで格安だ。これも全く問題なく使えている。これはHDVだけではなく、NikonD700/D300で写真用にも使用している。メーカー推奨は某メーカーの8GBだったと思うが16GBでも問題なく使える。300倍速に比べると書き込みに若干時間がかかるようだが仕事の性質上それほど速いメモリーは必要ない。現在シリコンパワーのメモリーは16枚になった。

今回の検索でヒットしたページに録画時間なども詳しく書いている。
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2009年09月10日(木)
コインドライバー
たまにはブログの更新も・・・・・・
[コインドライバー]だった。
私達がコインドライバーを使う場合は概ね三脚にフネ(カメラアタッチメント)を取り付けるためのヘソ(ダボ)にあるネジを締め付ける時だ。以前にも書いたが、100円玉では小径のためにトルクが小さい。かといって500円玉では径が大きすぎてビンテンのスライドプレートと干渉してうまく回らない。
そこでコインドライバーが役立つ。
写真はTOPのTRD-45というコインドライバーを切削したオリジナルである。たくさんあるのは商品ではなく、カメラマンの数だけ削ったためだ。

オリジナルのTRD-45と比較するとかなり細くなっている。


ドライバー全体の写真である。

私の会社では数多く作ったが、何処の会社もこういうドライバーを用意しているわけでは無い。フリーで動くカメラマンの場合にはレンズクリーナーやイヤーフォンと一緒に七つ道具として持っておくと良いだろう。もちろん私も年中カバンに入っている。

このドライバーの製作記事はコチラにアップしている。一つあると便利なドライバーだ。
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2009年08月08日(土)
品質管理とは
機材が足りないのでレンタル会社のHDCAMを借りた。カメラはソニーのHDW-790。カメラの品質は素晴らしいく、さすがにソニーだ。申し分ない。
さて、次の写真を見ていただきたい。
これはカメラを三脚にワンタッチで取り付けるアタッチメント。通称「フネ」と呼ばれる。上が私の会社のHDCAMに附属しているフネで、下がレンタルのもの。
もう一枚並べて撮ったものが次の写真。上が所有しているもので、下がレンタルに附属していたもの。
直線部分と表面に注目していただくと違いが判る。もちろん白と黒の樹脂部分も違うが、表面の加工具合にも注目していただきたい。
鋳型が違うのだ。ダイカスト製なので当然金型が必要になるが、この二つの製品は型番こそ同じであっても全く違う製品だと思った。ベーカム時代から使っているフネも見たが、全てプレートが白いタイプである。

違いの原因は次の写真を見ていただければ一目瞭然だ。
型番は同じVCT-14だが、生産国が違っている。
先に出した2枚の写真のそれぞれ上に写っているものがMade in Japanである。1枚目で言えば樹脂が白い(上)がJapanで黒い(下)方がChinaだ。簡単に言うとラインが畝って曲がっている方が中国製である。

確認のためにカムコーダー本体を調べたところ、本体もファインダーもMade in Japanだった。ひとまず安心した。決して海外で作ったものが悪いとは言わない。例えばスリックやベルボンの写真用品は非常に加工精度が高い。生産コストを下げる為の手段としては海外生産は有効な方法だが、この品質に対してOKが出たことに不安を持つのは私だけではないと思う。
カメラを三脚に取り付けるアタッチメントは画質に影響するものではないが、時に1000万もするカムコーダーを真下に向けて撮影しなければならない場合がある。その際にフネとカメラを固定しているものはM4のネジ1本である。タイル1枚が剥離しただけでスペースシャトルが危機に瀕したことを思い出していただきたい。
海外生産だからこそより綿密な品質管理が望まれるのでは無いだろうか。
2009年8月8日 | 記事へ | コメント(0) |
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2009年07月20日(月)
BOOMCAM
BOOMCAMで検索されていた。
2009.8.31追記:BOOMCAMの特設サイトをWEBに掲載した。BoomCamT及びBoomCamU、撮影サンプルなども掲載している。興味のある方はご覧いただきたい。
BOOMCAMとは私が作った豆カムHD用の小型クレーンである。市販品ではなく弊社オリジナルということになろうか。
ソニーの豆カムHDがとても気に入っていて、もちろんこのままでも様々な仕事に役立つカメラだが、その守備範囲をより拡げたいとの想いがBOOMCMA製作のスタートだった。

フィールドで使うものだから携行性に優れていなければ邪魔になる。全長3.8mあるBOOMCAMをデリカD:5やファミリアに載せて移動できること。そして徒歩で運びやすい形態を目指した。

組み立て作業も一人で出来ることを目標にした。エクステンション部はM8ボルト2本で簡単に取り付けられる。基本的に工具不要である。

ビンテンとBOOMCAMを担いだ状態の写真。カウンターウエイトを取り外してザックで背負えば負担も少なくなる。

現在このBOOMCAMを水中使用でチルトをリモート出来るBOOMCAMUの開発に取り掛かった。ほぼ図面は完成していてあとは必要な材料を集めて加工するだけだ。ただし盆あたりまではスケジュールが詰まっていて今手を出すと撮影、編集の業務に支障をきたす。盆休みの楽しみにするのが良さそうである。
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2009年07月11日(土)
スーパーライブスイッチャー
スーパーライブスイッチャーという検索があった。
商品名としてなのか、ライブスイッチャーで文字などをスーパーインポーズすることなのかは判らない。スイッチャーでスーパーを乗せる場合はEXTKEYもしくはDSKで挿入する。
現在SDでスイッチングを行う場合に多用しているパナソニックのAW-SW350の場合はDSKが備わっていないので外部キーを使用する。
キーは入力5もしくは内臓の静止画メモリーを使用するが、パワーポイントで作った静止画をダウンコンバートして入れると便利だ。SW350はフレームシンクロナイザーを内蔵しているので非同期のものでも入力出来るが、できれば外部同期モード(FSを使用しない)で運用する方が画質が良い。
注意しなければならないことは16:9のワイド画面で使用する場合にパワーポイントの縦横比を16:9にする必要があることだ。1024×768の場合は左右を圧縮したスクイーズにする。

余談だが画面アスペクトでよく「縦横比16:9」とというが縦横比ということなら9:16であり、16:9なら横縦比ではないだろうか。
「縦横比16:9のワイド画面」の言い方が普通に使われているので今更ではあるが。
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2009年07月03日(金)
ビデオ撮影 モニタ ヘッドホン
ビデオ撮影 モニタ ヘッドホン」での検索。
撮影でカメラマンがヘッドホンを使うことは稀だ。普通はイヤホンが多い。その中で最もよく使われるのがアシダ音響のイヤホンである。

アシダ音響のイヤホンにこだわる必要は無いが、これはガンマイクのMKH-416が業界標準とされるのと同じで、アシダ音響のイヤホンが放送業界で標準的に使われているからだと思う。他にもいいものがあっても冒険はしないのが業界なのかもしれない。
アシダ音響のイヤホンの価格は1500円くらいで、家電用のものに比べると少し高いが、イヤホン本体とケーブルがコネクター式になっていてケーブル長を変えたり出来る。普通は明るいグレーのものが多いようだが、黒色もある。インピーダンスも8Ωのものから、200Ω程度まであり、カムコーダーの仕様に合ったものを選ばなければレベルが低かったりするので注意が必要。私が使っている黒いイヤホンは秋葉原のラジオセンターで買っている。

カメラマンがヘッドホンを使うことは稀と書いたのは両耳タイプのヘッドホンを装着した状態ではカムコーダー側のユニットが邪魔になるためだが、音声さんはもちろんヘッドホンである。私の会社では以前ソニーのMDR-7506を使っていたが、最近はパナソニックのRP-HTX9を標準的に使用している。

このヘッドホンを購入する前にRP-HTX7を購入したが、音質は価格なりだが密閉性ときつめの装着感が気に入ってその後金属ダイヤフラムを採用したRP-HTX9を購入した。金属といっても軽合金だから重くは無い。音質で7606と比較すると・・・・だが、ENGの音声用としては十分であり、頸にかけても圧迫感がないため気に入っている。特に密閉性では7506よりも優れている。そしてケーブルが短いこともENG向きといえる。
RP-HTX9のことはFieldReportに詳しく書いている。

現在私の撮影用小物バッグにはデジカメのDSC-T100、BNC-PIN変換コネクター、BNC用JJ、ビンテンドライバー、精密ドライバー、レンズクリーナー、カッターナイフ、ブロアーのほかにイヤホン、標準→ミニ変換アダプター、パン棒を引っ張る輪ゴムなど、常に七つ度尾具を忍ばせている。素人が見たら盗聴?と思われそうだ。警官に職務質問を受ければ説明に苦労するものばかりである。
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2009年06月26日(金)
ショットトランジション
ショットトランジション」だった。
ショットトランジションとはソニーの民生用HDVカムコーダーHDR-FX1以降に発売された業務用のHVR-Z1J、A1J、V1J、Z7J、Z5J、そしてXDCAMEXのEX1、EX3などに採用されたズーム、フォーカム、アイリスなどを自動で制御する機能だ。メーカーの開発者の思い入れは強いようで、ソニーのサイトでも機能紹介での扱いは大きい。
ところが実際に使われているかどうかはいささか疑問だ。Z1J、Z7J、Z5Jなどを使っている同業の人と話したが、ほとんどの人は「使ったことが無い」そうだ。付加機能というものはそういうもので、最新の放送用ENGレンズにも様々な付加機能が付いていても10人中10人が「使ったこと無い」という。私も同様、ショルダータイプのカムコーダーではレンズの付加機能は「使ったことが無い」つまり「使わなくても手で出来てしまう」からだ。
ところが、HDVクラスのカムコーダーの場合はよく、というか頻繁に利用する。理由は「手でやりにくい」からである。HDVの場合はフォーカス、ズーム、アイリス全てが放送用のENGレンズとは機構やサイズが手動に向いていないように思う。例えばズームのトルクだが、HVR-Z7Jの場合はズームのトルクが極端に軽く、「ズーミングしながらフォーカスを寄せる」というENGレンズなら容易いことが何度トライしてもうまくいかない。結局電気で動かすことになる。

先週は1週間HVR-Z7Jばかりを使っていたが、スローズームにはいつもRM-1000BPを使っていた。HVR-Z7Jの機械式のズーム機構は素早いズーミングが求められるバラエティーやドキュメンタリーには有利だが、VP系には辛かった。

先週の後半に撮った医療系のVPでもRM-1000BPを多用した。そしてシーンによっては「ショットトランジション」も利用したが、以前ブログに書いたようにトランジションカーブ(入り口及ぶ出口の加速〜減速)の設定が出来ないZ7Jではカックンスタート〜カックンストップになってしまい、監督から「動き始めはゆっくりね」とNGが出る。仕方なくズームリングを回す指を鏡筒部分に半掛けしながら速度をコントロールして撮った。スカスカなうえに太いズームリングに苦労した。

ショットトランジションは便利な機能だが、イーズイン・イーズアウトは必須である。モノが動くには加速〜減速があってこそ自然に見えるのではないだろうか。HVR-Z5JはZ1Jの後継なだけあって、ショットトランジションはZ1Jよりも一層設定範囲が広がった。またレンズ交換式のために割愛されたというZ7Jには出来ない技が可能になっている。やはり後発のためだろうか。

ショットトランジションとは関係ない話だが、Z5J、Z7Jを使っていて思うことは「Z1Jとどこか違う」ということ。確かに感度も上がり、数値的には良くなっているはずだが、照明部が入った現場では撮れた映像の印象が異なる。CCDとCMOSの違いなのか、レンズの違いなのか?しっかりとしたデータを取ったわけではないが、今なおHVR-Z1Jは第一線を走る実力を持っている。おそらく「第一号」に対する開発者の意気込みが価格以上の性能を注ぎ込んだことによるものと私は思っている。
2009年6月26日 | 記事へ | コメント(0) |
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