今日のJenny Guは声がずっと鼻声になっていてどうやら風邪を召した様子。 明日は早朝から監督とロケハンだが、少し冷え込みそうだ。 暑くなったり寒くなったり。みなさんも風邪には十分気をつけていただきたい。
タイの洪水の影響でHDDが高騰している。にもかかわらず動画収録はハイビジョンが多くなり、写真のLAWデータも益々大きくなっていく。 先日まとめて10台ほどS-ATAのHDDを増やしたが、今後を考えるとまだまだ買い集める必要を感じている。 そろそろHDDではなくSSDへの移行も考える時かも知れない。
これは昨日の現場写真。 さて本物は? 正解は3番目。ある筋から入手したTFT液晶モニターを四連にしただけ。 現場の様子はコチラ http://svs.ne.jp/cgi-diary/nicky.cgi 安いモニターだが液晶パネルのスペックはHIBINOが扱っている RMS/RMD4342 4.3インチ4連モニターと同じ。ただしHD-SDIには対応していない。当然である。 しかしSDの映り具合は非常に優秀。16:9での画面サイズはPVM-6041Qを16:9で使用したときと同じ。抜群のCP製品である。
今年の春から撮影していた国宝や文化財の撮影も編集が終わって納品されたそうだ。 エンドロールには撮影:笹邊幸人とクレジットされていた。 (CACIO EXILIM EX-Z40 自然光) これはその撮影の際に地元の農家の方にいただいたトマトの苗から実ったもの。 「露地植えで種が落ちで沢山実が付くし、すっごく甘いよ」と農家の奥さんの話。 いただいてから半年ほどで沢山の実が成った。普通のプチトマトよりひとまわり大きい。 味はプチトマトとは違い、モモタロウとよく似ている。数個は採らずに来年用に残しておいた。 国宝の仏様はとても素晴らしかった。そして地元の方々との素敵な出会いがあった。 美味しいトマトをいただきながら、山中の古墳に重い特機を担ぎ上げたことを楽しく思い出した。 このトマトは歩荷の味がする。
先日「フランジバックチャートを公開されていましたけれどもリンクが見つかりません」というメールをいただいた。 以前会社のトップページにおいていたがリニューアルした際にリンクを貼るのを忘れていた。勿論サーバーには残っていて、リンクを記述していなかっただけで、その方にはすぐにURLをお伝えした。 PDF形式だがイラストレーターで作成したベクトルデータだから、印刷しなくてもPC画面で拡大表示しても画像は荒くならない。http://svs.ne.jp/frangebackchart.pdf 実はこのチャートは普通に市販されていたり、放送カメラに付属している18本〜24本のものよりも細かい36本組で作った。特に違いがあってどうこうしたものではないが、精密な調整では精度に期待できる。昔のテレビカメラはSD(640×480ピクセル)の解像度だったが、今ではHD(1920×1080ピクセル)と大きくなったためSD時代のチャートでは頼りない気がする。 とはいっても、カメラマンは現場でチャートが無くてもフランジバックは合わせられなくてはならない。いつもチャートがあるとは限らないからだ。 最近ではEOSやNEX、マイクロフォーサーズの動画機能をマウントアダプターを使って他メーカーのレンズが使われることが多い。しかしマウントアダプターは概ねオーバーインフ(無限以上にレンズと焦点面が近づく状態)に設計されていることが多いので、ズームレンズではズーミングによってフォーカスがずれてしまう。 それを治すにはマウントアダプターの鏡筒とレンズマウント面の間に箔状のスペーサーを入れながら無限遠から近接までフォーカスがずれないように追い込まなければならない。 組んではバラして、また組んで調整といった根気のいる作業だが、しっかり設計されているレンズでは追い込みによって無限〜中間〜近接までフォーカスがずれないところまで追い込める。35mm一眼レフ用のレンズはフランジバック調整が無い分、互換性には優れている。 一度調整したマウントアダプターは同メーカーの焦点距離が異なるレンズに交換してもまず再調整の必要は無い。 こちらに昨年フランジバック調整を施したときの記事がある。 【映像制作フィールドレポートachives2010/10/10】 先日「NIKON-NEX マウントアダプター」という検索で「写録造」というページを見つけた。この方もマウントアダプターの追い込みを行ってNikkor 50-300mmをNEX-10で活用されていた。 これはEOS5Dmk2にFマウントアダプターを付けてNikkor50-300mmEDを装着したもの。この場合は構造的にアダプターが薄くてフランバック調整は難しいが、35mmフルサイズ同士ということで調整の必要は無かった。
様々な撮影があるが、制作会社が指定すれば、カメラマンの好みには関係なくカメラは決められる。放送だから必ずHDCAMということは全く無く、HDVが指定されたり、P2であったりもする。特に制作会社からのオーダーでは局納品がHDCAMであっても制作会社の編集環境によるものと思うが、HDVやP2が指定されることもかなり多い。また最近ではEOSも指定される。また局デスクからのオーダーでもHDCAMに限らず、HDVが指定されたりする。 いずれの場合も撮影技術費はカメラ機材費が変わるだけで人件費は変わらない。あとはスタッフ人数や照明、特機、周辺機器のボリュームによって決まる。 HDCAMはHDW-700Aから更新したHDW-750を1台自社保有しているだけで、複数必要な場合はレンタルで対応する。私の会社のように小さなところではレンタル会社にお世話になるのは当然である。まず1台あれば何とかなる。そしてベーターカム一体型のカムコーダー時代からずっと継承された操作性は何より安心で使いやすいカメラだといえる。 これはHDV第二世代のHVR-Z5J。初代のHVR-Z1Jと並んで非常に稼働率が高い。Z1JでもZ5Jでもきっちり使えば番組はもちろんCMにも使用できる。この二機種には非常に滑らかな超スローなズームが可能なショットトランジション機能が搭載されていて、いわゆる「ジワズーム」が静止部分の長さ、ズーミングの長さを数値で指定できる。上位機種のZ7JやS270では出来ない滑らかなスタート・ストップのカーブ(イーズイン、イーズアウト)も設定できる。またZ5Jでは60iだけではなく30Pや24Pも設定可能であり、さらに滑らかなスローモーションが可能なSmooth Slow Rec.機能も搭載されている。もちろんガンマカーブや色調整、スキンディティールも備えていて「HDV恐るべし」といわしめたカムコーダーである。先般撮影したCMでもZ5Jの機能を使いこなすことで制作会社やクライアントには大変喜ばれた。 HVR-Z5Jの機能を飛躍的に高めているのがRM-1000BPというリーモーとコマンダーである。ズームやフォーカス、アイリスだけではなく、ショットトランジションやスムースレック、ピクチャープロフィールの設定が本体で行うよりも遥かに使いやすくなり、結果的に撮影時間の短縮が出来る。 Z5Jでの撮影現場はこんな感じになる。CMではHDSDIで技術モニター、HDMIで制作モニターに出力する。 CMではRED ONEやARRI、シネアルタが定番だが、フォーカスプラーはおろか、セカンドやサードも付けられない小規模撮影ではこういった機材が重要になる。 また民生機として登場したデジタル一眼のNEX-VG10(まもなく60Pや24Pが撮影できるNEX-VG20も発売される)などはHDCAMでは不可能なシフトレンズやチルトレンズ、そしてマクロレンズやベローズを使った撮影を可能にする。もちろんオンボード用のGoProHDや豆カムHDなども撮影次第では最適機材として選択することがある。 写真は民生カメラのEOSを使ったインフォマーシャルの撮影。商品に糸巻きや樽型の湾曲収差が出ては具合が悪いのでEOSが選択された。 撮影という仕事では予算はもちろんだが、演出意図、撮影方法に合わせた適材適所の機材選択、対応がとても重要でではないだろうか。 一部の制作の方には(制作に限ったわけではないが)「機材が良いと作品のクォリティーが上がる」と思われる方もいるようだが、撮影に最も適したカメラを選ぶことこそが作品のクォリティーを上げることだと信じている。もちろんテクニックも重要だし、センスも重要。さらに演出意図をいかに理解するかがなによりもカメラマンに求められることだと思う。昔々のことだが、私がまだ駆出しの頃(今も大して変わらないが) 演出に「どんな感じに撮りましょうか?」と聞いて「それはカメラマンが考えることやろ!」と怒られたことがある。 どんな感じ、どんなアングル、どんな画角、どんな色、どんなカメラワークで・・・・ まずは考えることが一番大切なこと。演出意図を正しく読み取って理解して「どんな」を解決するのが我々の仕事だ。そして経験や技術、カメラの機能や性能がそれを支えてくれる。 実は先ほどの昔の話だが、数年後にその演出から「ぜんぜんプランが無かった・・・・あの時は助けてもらった」と聞かされて驚いた。 今もあの時の言葉「それはカメラマンが考えることやろ!」はその後のカメラマンとしての生き方に大きな影響を与えてくれた言葉だったと感謝している。
最近箕面に出来た大起水産グループの『街のみなと 箕面店』へ行ってきた。 100円寿司に飽きた人が多いのか、とても賑わっていた。 長次郎や函館市場に次いで高級回転寿司としては箕面で3番目に開店したことになるのだろうか。 カマトロは一貫500円ほどだった。他にも300円台のものが多く、100円寿司とは違っている。味も価格なりに満足できた。 会計のときに皿の色毎に積み重ねておいたことに対して 「お皿を揃えていただきまして有難うございます」と礼を言われたことは、当然といえば当然だが、回転寿司では初めて聞いた言葉だった。 従業員への教育が行き届いているのだろう。 ここでは回転寿司だけではなく、海の幸の販売も行っている。今日ははまちなどを買って帰った。 実は自宅に戻ってからのこと。 大起水産のホームページを見て驚いた。 お詫びと回収のお知らせ 2011年10月13日(木)13時ころ、 当社『街のみなと 箕面店』におきまして、 男性のお客様に『マフグ』(約600g)を1匹 有毒部位(内臓・皮等)を除去していない状態で販売いたしました。 大変申し訳ございません。 関係各位にはご迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げます。 購入された方は、当該ふぐを決して食べず、直ちにご連絡くださいませ。 販売店名 街のみなと 箕面店 所在地 箕面市萱野4丁目3-32 電話番号 072-720-1111 平成23年10月13日 大阪府堺市北区中村町607-1 大起水産株式会社 代表者 佐伯保信ということが掲載されていた。 ニュースにもこのことが出ていた。 http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111014ddlk27040381000c.html http://sankei.jp.msn.com/life/news/111013/trd11101318110021-n1.htm 購入した人はみつかったのだろうか。 無事回収されることを願っている。
お詫びと回収のお知らせ 2011年10月13日(木)13時ころ、 当社『街のみなと 箕面店』におきまして、 男性のお客様に『マフグ』(約600g)を1匹 有毒部位(内臓・皮等)を除去していない状態で販売いたしました。 大変申し訳ございません。 関係各位にはご迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げます。 購入された方は、当該ふぐを決して食べず、直ちにご連絡くださいませ。 販売店名 街のみなと 箕面店 所在地 箕面市萱野4丁目3-32 電話番号 072-720-1111 平成23年10月13日 大阪府堺市北区中村町607-1 大起水産株式会社 代表者 佐伯保信
スタッフが中継現場へ出向いているのに、私はコンビニで大人買い。 これを楽しみにしていた子供には気の毒だが、大人買いだから全部買い! パチキャンレモンはチロルチョコのスペシャルバージョン。とにかく凄い! 一見ホワイトのようだが、実はとんでもないチョコだ。味はレモン味のホワイトチョコだから誰でも食べられる。 さてその中身だが、「ドンパッチ」と同じような炭酸爆弾が練りこまれている。口の中に入れた時の音を携帯のボイスレコーダーで録ってみた。 pachican.mp3破裂の強さはドンパッチの倍ほどはあると思う。チューニング車とノーマル車ほどの違いだ。痛いくらである。わたパッチというのもあったが、パチキャンレモンに比べるとポルシェと軽四ほどに違う。 チロルチョコに限らず、面白そうな駄菓子があると、ついつい大人買いをしてしまう。 恥ずかしいから止めろとは言われるが・・・・・
昨日のブログアクセスのグラフだ。 異常に伸びている。お蔭様というわけではないが、激安映像制作というキーワードが要因だった。激安を探している人が多いのは当然かと納得した。 このことに群馬の福田カメラマンが反応している。 彼も言う。不景気とは言え「適正価格」というものはある。 「激安映像制作」ではそのどこかを削ることになる。 削った部分は必ず作品の質に現れるものだ。皆さん同じことを考えていらっしゃる。 今日明日私は編集業務。スタッフはバスケットボールの中継に出向いている。激安はさておいて、仕事に専念。 ------------------------------------------------------------- 10/15追記:長野にお住まいのAカメラマンから非公開のコメントをいただいた。 いつも拝見しています。長野県のスチルカメラの○○と申します。 激安の件、深く同意しています。 (中略) 常識という言葉が私はひっかかってまして、クリエイターって常識にとらわれないところに良さがあったりして、クリエイターの側が常識を持ち出してくるとちょっと萎えてしまいそうです。 (後略) ということで、軽い私はすぐさま記述の変更。 先ほど訂正いたしました。 たしかに常識という言葉も曖昧ですし、クリエイターという立場を考慮すれば常識は打ち破るべきものですね。 ただし人件費や機材費などを発注・受注を含めて経営者の都合で常識を逸脱されては生活が脅かされます。 適正価格で仕事をするため弊害、あるいは敵を確実に伝えるためにターゲットを明確にしました。 その結果下記のように訂正しております。 ※ご満足いただける品質と表現力をご提供するため、価格破壊・激安といわれる低予算でのご発注はお断りしております
不景気とは言え「適正価格」というものはある。 「激安映像制作」ではそのどこかを削ることになる。 削った部分は必ず作品の質に現れるものだ。
いつも拝見しています。長野県のスチルカメラの○○と申します。 激安の件、深く同意しています。 (中略) 常識という言葉が私はひっかかってまして、クリエイターって常識にとらわれないところに良さがあったりして、クリエイターの側が常識を持ち出してくるとちょっと萎えてしまいそうです。 (後略)
先ほど訂正いたしました。 たしかに常識という言葉も曖昧ですし、クリエイターという立場を考慮すれば常識は打ち破るべきものですね。 ただし人件費や機材費などを発注・受注を含めて経営者の都合で常識を逸脱されては生活が脅かされます。 適正価格で仕事をするため弊害、あるいは敵を確実に伝えるためにターゲットを明確にしました。 その結果下記のように訂正しております。 ※ご満足いただける品質と表現力をご提供するため、価格破壊・激安といわれる低予算でのご発注はお断りしております
激安映像制作で検索するとなんと今日書いたこのブログがヒットしている。激安を探されていた方には申し訳ない限りだ。 激安映像制作や激安ビデオ制作・激安DVD制作がどうして生まれてきたのかを考えると、どうやら元は激安ホームページ制作から始まったように思う。 ホームページ制作という分野はここ十数年の業界で、私がホームページを作った1998年頃にはWEBデザインを行っている会社も数えるほどだった。当時は1ページ3万〜などという金額でホームページを作っていたようだが、GoLiveや Dreamweaverなどの優れたビルダーソフトが出ることによって専門学校を出たばかり、あるいはコンピューターに親しんだ若者たちがこぞって起業して競争が激化したように思う。 始めは動かないホームページだったが、GIFからFlash、Javaなどが多用された「動くホームページ」になり、接続回線の高速化やCPUの高性能化によって動画コンテンツが使われだした。 さて、ここからが問題だ。といってもクイズではない。コンピューターに慣れ親しんだWEB制作のスタッフならAfterEffectsやPremiere、そしてFinalcutなどいとも簡単に使いこなす。自分たちで撮影した写真屋ビデオを使ってWEB用動画などすぐにつくってしまう。 ここまではよかった。ところがそういったことが出来ると知った営業職の人々は「商品紹介や会社案内もできるはず」と考えたに違いない。 これも少数の人たちだけであれば激安など生まれなかった。 雨後の筍のがとく起業するWEBやIT関連企業、個人ななどがこぞって映像制作をうたいはじめた。結果は知っての通りだ。これに対して我々の周りでも「激安」「格安」「破格」を看板に対抗する映像制作会社やビデオ制作を行う個人事業者が出てきた。 結果は機材費どころか人件費さえまともに計上できない予算での受注が行われることになった。また時を同じくして事業仕分けの嵐が吹き乱れた。その結果入札システムは「最低落札価格」という縛りのなかでどんどん価格低下を始めた。デフレスパイラルの価格低下である。 余談だが空撮の時に1点を目指して降下していくことをスパイラル降下というが、普通の降下に比べて極めて短時間に降下することが出来る。 話が横道にそれてしまったが、今の価格低下は何処に向かって降下しているのだろうか。空撮の場合はある高度まで降下した時点で機体を立て直して高度を上げていく。しかしいまの激安スパイラルは降下していくばかりで、全く上昇する気配が無い。行き着く先は墜落である。 せめて自分の会社は回りに迷惑を掛けず、スタッフの生活や人件費は守っていきたい。そして【プロに任せる意味】を売っていきたい。その結果が 【※ご満足いただける品質と表現力をご提供するため、常識外の低予算でのご発注はお断りしております】 という言葉になった。 ------------------------------------------------------------- 10/15追記:長野にお住まいのAカメラマンから非公開のコメントをいただいた。 いつも拝見しています。長野県のスチルカメラの○○と申します。 激安の件、深く同意しています。 (中略) 常識という言葉が私はひっかかってまして、クリエイターって常識にとらわれないところに良さがあったりして、クリエイターの側が常識を持ち出してくるとちょっと萎えてしまいそうです。 (後略) ということで、軽い私はすぐさま記述の変更。 先ほど訂正いたしました。 たしかに常識という言葉も曖昧ですし、クリエイターという立場を考慮すれば常識は打ち破るべきものですね。 ただし人件費や機材費などを発注・受注を含めて経営者の都合で常識を逸脱されては生活が脅かされます。 適正価格で仕事をするため弊害、あるいは敵を確実に伝えるためにターゲットを明確にしました。 その結果下記のように訂正しております。 ※ご満足いただける品質と表現力をご提供するため、価格破壊・激安といわれる低予算でのご発注はお断りしております
【申し訳ありませんが激安映像制作には対応しておりません】という一文を会社のホームページのトップに掲載した。 それを見た監督から提言があった。 「対応しておりません」という否定的な表現より、むしろ自信のほどをあらわしたほうがいいのではないでしょうか? たしかにその通りだ。 そこで監督からの提案はこうだ。 【ご満足いただける品質と表現力をご提供するため、常識外の低予算でのご発注はお断りいたします】 考えた結果、トップページは 【申し訳ありませんが激安映像制作には対応しておりません】を留保して、価格のページと制作部のサイトに以下の一文を掲載した。 【※ご満足いただける品質と表現力をご提供するため、常識外の低予算でのご発注はお断りしております】 こういうことを掲載すれば当然問い合わせは減少する。しかし激安=常識外の低価格で技術提供するにはクォリティーを下げざるを得ない。また企画・構成やコピーライトなど、考える仕事に時間を掛けられなくなる。つまりやっつけ仕事が当たり前になってしまう。 暴利を得るために出した方針ではない。発注額の低下の底がわからない状況では業界全体の将来が危ぶまれる。 価格を下げるための努力は常に行っている。仕事のクォリティーを下げることなく、予算を考慮した演出方法、撮影方法、編集方法を考えていくのは当然のことだ。 もちろん激安・超低価格・破格・価格破壊のいずれも自由競争だから否定はしない。しかし激安合戦に参戦するほどの経済力や人材は抱えてはいない。 激安に対抗するには仕事に対して適正な対価で、よりクォリティーの高いものを提供するしかないだろう。技術研鑽、思考錯誤に労を惜しまないことが必要だと思う。 今回掲載した一文は経営者として業界の将来を考えた結論である。 ------------------------------------------------------------- 10/15追記:長野にお住まいのAカメラマンから非公開のコメントをいただいた。 いつも拝見しています。長野県のスチルカメラの○○と申します。 激安の件、深く同意しています。 (中略) 常識という言葉が私はひっかかってまして、クリエイターって常識にとらわれないところに良さがあったりして、クリエイターの側が常識を持ち出してくるとちょっと萎えてしまいそうです。 (後略) ということで、軽い私はすぐさま記述の変更。 先ほど訂正いたしました。 たしかに常識という言葉も曖昧ですし、クリエイターという立場を考慮すれば常識は打ち破るべきものですね。 ただし人件費や機材費などを発注・受注を含めて経営者の都合で常識を逸脱されては生活が脅かされます。 適正価格で仕事をするため弊害、あるいは敵を確実に伝えるためにターゲットを明確にしました。 その結果下記のように訂正しております。 ※ご満足いただける品質と表現力をご提供するため、価格破壊・激安といわれる低予算でのご発注はお断りしております
電話【初めまして。○○セキュリティーサービスの○○と言います。】 【ご代表か、ご担当者の方に営業の電話なんですがよろしいでしょうか】 これだと思う。 今日は朝から気分がいい。 電話【お世話になります。○○コミュニケーションの○○ですが、社長いらっしゃいますか】 私 【お世話した覚えは無いんだけど】 こういう電話じゃなくて良かった。 第一印象というのは大切だ。顔が見えないだけに電話営業の成功不成功は第一声にかかっているといって過言ではあるまい。
カムコーダーのレインカバーは意外と高い。1万〜3万が相場といえる。 中国製というと抵抗もあったが、互換バッテリーや周辺機器など、安くてよい物もある。最近ではパナソニックのLIMIX純正バッテリーも中国製だし、ソニーの放送カメラHDCAMの三脚アタッチメントも実は中国製である。 中国で競泳用水着を作っている会社が作ったらしいカムコーダー用のレインカバーを買った。結論から言えば「国産よりいいと思う」だ。 先日の台風のような状況で撮影することはまず無いが、叩きつける雨を想定して事前のテストを行った。カメラの代わりにカットスポンジを詰めて、浴室でのシャワー攻撃だ。 結果から言うと縫い目部分の浸水は要対策だった。露出部分のファスナーは防水ファスナーの効果があって滲み込む程度。生地の放水は問題ない。撥水は新しいだけに良くはじくが耐久性は判らない。雨具と同じく古くなると撥水効果は無くなると思う。やはりレインガード等でメンテナンスしなければならないだろう。 一番問題になる縫い目部分の浸水だが、私は登山用品の防水テープを用いた。日清紡ケミカル株式会社のシーリングテープは直売も行っている。日清紡ケミカルは大阪市中央区にある会社だ。 レインカバーなどはエマージェンシーグッズというわけではないが、やはり「想定外」想定した製品にしてもらいたいところだ。なお、この件については一応改善をお願いしておいた。 購入するとEMSで中国から送られてくる。振込みは日本の銀行なので安心だ。到着まで一週間ほど。 他にもデジタル一眼レフ用のレインカバーや大型カムコーダー用もある。 買ってよかったので紹介させていただいた。とはいえ、やはりオークションでの購入であり、自身での防水対策の追加などを含めて、十分検討した上で「自己責任」で購入していただかなければならない。またブリンプなどと同様、漏水によって機材がダメージを受けてもメーカーは責任を取ってはくれない。 「使ってよかった」と言いたい所だが、雨天での撮影が無い。さらに連日秋晴れが続いている。そういうわけで今回は「買ってよかった」ということになった。 入札が少ないので開始時の価格で落札できた。 実際にショートズームを装着したHDW-750に被せてみた写真はこれ↓(クリックで拡大) ショートズームでもなんとかカバーできる。 レンズ部分は二重構造でフォーカス操作し易い。左手挿入部は筒状になっている。 右手のグリップ部分はギャザー縫いになっていて内部が広く操作しやすい。 降雨も含めてまだテストのみだが、けっこう細かなところまで気を使っているように感じる。というか、昔の日本製に見られた作り手のこだわりを垣間見ることができた。最近の中国は価格競争だけで勝負してくる国でないことは確かだ。 私が良く見るCCTVの放送を見ていても技術力の高さが良くわかる。カメラや機器は概ね日本製だが、この状況もいつひっくり返るかわからない。頑張れ日本の工業製品、電子製品と言いたい。
最近「光ファイバーでお安くなります」という電話や訪問の頻度が高くなった。 いつも断る理由は「災害時のリスク分散のために分けている」である。 今日も訪問による営業があった。 「まとめてお安くなりますよ」 現在電話3回線はNTTアナログで携帯はDOCOMOが3回線とAU3回線。そしてインターネットはZAQとSOFTBANKと。テレビはJ:COMと電波。 「ぜひ電話、テレビ、インターネットをまとめてください」 「ファイバー1本、交換局が落ちれば全部落ちてしまうんじゃ?」 これに対して営業さんが色々おっしゃるので、ここは正直に言った。 「J:COMさんとは取引があるから・・・・」 「そしたら難しいですね。すみません」 さて、今日の営業さんはリスクの分散を理解してくれただろうか?
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