2011年04月07日(木)
またもやNEX-VG10のバッテリーNP-FV100互換バッテリーの人柱になってみた。ROM情報が対応していなければ「対応バッテリーをお使いください」というメッセージが出て使用できない。使ってみなければ判らないのが互換バッテリーの怖いところである。清水の舞台から・・・というほど大げさなものではないが、やはり少しだけ勇気を出して一か八かということになる。
販売しているのは神戸にある新生商事株式会社のチョウさん。中国の方のようだが電話でも話したところ流暢な日本語を話された。販売サイトでは会社案内や保証規定、返品対応などが明記されているし、注文後すぐに使用カメラの機種を訊ねてこられて、この点でも安心できた。
バッテリーはNEX-VG10で問題なく使用できた。もちろん残量表示も対応していた。カメラメーカーには申し訳ないが、仕事で大量に使う場合は1/5以下で購入できる互換バッテリーはありがたい。
そして気になる動作時間だが、NEX-VG10で液晶モニターを表示させた状態で32GBのメモリーを撮り切った3時間8分で一旦メモリーをフォーマットし、さらに2時間40分の記録が出来た。つまり5時間半以上の連続記録が出来た。これなら十分である。4800mAhのものなら6時間以上は可能だが64GBのメモリーは持っていないし、そこまでの連続記録は必要ないだろう。
下のアフィリエイトにNEX-VG10の記述は無いが、サイトでは対応機種としてNEX-VG10やの記載がある。万が一の場合の返品の根拠になる。
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40年ほど前によく歌った歌に岡林信康の「私たちの望むものは」がある。偶々聴きたくて探していたら松山千春がカバーしていた。オリジナルの歌詞は反戦運動が活発で学生運動も盛んだった。一方松山千春の歌詞はオリジナルから少し変更されている。岡林の歌も好きだが、松山千春の爽やかで前向きな歌はとても気に入った。大きなお世話かもしれないが、被災地の方に聴いてもらいたい気持ちもある。
YouTubeには2つアップされていたが、音質の良いものは埋め込みが禁止されていたために貼り付けることが出来ない。下に埋め込んだものは音質が悪い方だが聴いてもらえれば幸いだ。
音質の良い物は下記のリンクで聴いてください。
http://www.youtube.com/watch?v=vTdLlC-mMv0
話は変わるが「私が望む物は」はこれ。(写真をクリックしていただくと大きな画像が表示されます)
ソニーから発売されたHDMI入力の5吋モニターのCLM-V55である。ソニーのα55やNEX-VG10用として開発されたもので、モニターというよりはファインダーとしての機能が盛り込まれている。カメラへの取り付けはソニー専用のアタッチメントの他に、EOS7DやNIKON D7000他に対応できるように汎用のアクセサリーシュー用アタッチメントも付属している。またワンタッチで開くサンシェード(モニターフード)も付いている。若干浅いが屋外でも十分役立つし、ブラックメタルをパーマセルで貼り付ける手がかりとして深くすることも簡単だ。
ファインダーとしての機能でまず挙げられるものはピクセル等倍による拡大表示。液晶のピクセル数は800×480だからフルHD(1920×1080)の画像の場合は約2.5倍に拡大される。NEX-VG10を使っていて本体のLCDモニターではフォーカスに不安がある。しかしこのCLM-V55を使えばフォーカスに対する不安は容易に解決できる。
また全画面を確認しながら正確なフォーカスを得るには「ピーキング」機能が非常に役立つ。ピーキングは業務用や放送用のファインダーでは付いていて当然の標準機能だが、民生機ではほとんどサポートされていない。オートフォーカスが当たり前の民生機では当然といえば当然の機能割愛だ。しかしマニュアルフォーカスを使うデジタル一眼レフやミラーレス一眼による動画撮影ではピーキングは必要不可欠な機能といえる。NEX-VG10に拡大フォーカスやピーキングが装備されていない理由は、後日このCLM-V55を買ってもらうための仕込だったのだろうか?まっそんなことはあるまい。
そのピーキングだが画面をモノクロ表示にして輪郭に赤いピーク信号が付く。実際使ってみると拡大フォーカスよりも素早く正確なフォーカスが得られる。そして拡大表示させている場合にもピーキングを設定することが可能になっているのも嬉しいところだ。
その他の機能としてフレームマーカーの表示。
16:9(90%及び80%)4:3(90%及び80%)そして表示無しが設定できる。
そして小型スピーカーを内蔵していてHDMIのエンベデッドオーディオが出力できるうえにヘッドフォン端子も装備されている。
輝度やコントラスト、色合いの調整、バックライトの照度の調整の他に色温度が9300k/7200k/6500kが選べるようになっている。
これだけの機能を持っているにも関わらず価格は税別40,000円(実売3万余りと破格の設定だ。
試作機ではカメラへの取り付けアタッチメントの強度が不足していたが、製品版ではとてもしっかりしていてグラグラすることは無くなっていた。
まさに「私たちが望む物」である。CLM-V55のないデジタル一眼なんて、とても古い表現だが「クリープの無いコーヒー」といえる。
購入はいつものようにシステムファイブで2台を購入した。画像をクリックしていただくとシステムファイブのCLM-V55のページが開きます。
付属品はHDMIケーブルと収納ポーチ、モニターフード、バッテリーガードだけだ。残念ながらバッテリーや充電器、ACアダプターは別売となっている。指定バッテリーはNP-FM50シリーズだが、サイバーショットDSC-717/DSC-828/DSC-R1などと共通なので私の場合はバッテリーや充電器をすぐに買う必要は無かった。
メーカーの仕様では
NP-FM500H:約3時間/NP-QM71D:約5時間/NP-QM91D:約8時間となっている。
またCLM-V55はバッテリー背面がオープンタイムのため、仕様にあるFM-50シリーズだけではなく70や90の大容量タイプも使用できる。
わたしも5時間程度はバッテリー交換せずに使用したかったために購入後NP-FM70互換のバッテリーを4個購入した。90シリーズは重量が大きくなるのでカメラにアタッチメントで取り付けるには不向きだと思う。もちろん互換性に問題なく、残量表示にも対応している。
下に購入したショップのリンクを貼っておくので参考にしていただきたい。単品もあるが2個セットが安い。
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2011年03月06日(日)
見たことの在る写真。
実はコレ、NEX-VG10の写真用レリーズを思いつかれたhal_shimpachiさんの最新RECトリガーリモート。私のアクセサリーシューのアイデアを用いてバージョンアップされたそうだ。氏とはある映像コミュニティーのフレンドである。
完成したhal_shimpachiさんのトリガーリモート。レリーズを取り付ける金具には古いPCのモデムボードの金具を流用されたそうだ。アクセサリーシューはやはり古い業務用ビデオカメラのリサイクルということである。アクセサリーシューを用いることでハンディー使用時と三脚使用時の切り替えが簡単に行える。
hal_shimpachiさんのブログがあるので是非ご覧戴きたい。ミュージックPVなどを作られている方だが、音楽や映像以外の記事もとても楽しい。
ちなみにhal_shimpachiさんのトリガーリモートの初号機がこれ。
トリガーリモートの全てはこの1枚の写真から始まった。氏がこれを公開してくれなかったらVG10はいつまでもRECを押し辛いカムコーダーのままだったと思う。まさにアイデアの共有である。改めてhal_shimpachiさんに深く感謝申し上げたい。
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2011年03月03日(木)
NEX-VG10を今度4.5mのクレーンに乗せて撮影することになった。先般のロケではクレーンが小さかったため無くても困らなかったのだが、4.5mになるとカメラのトリガーに手が届かないし、回しっぱなしというのも具合が悪い。先般ワイヤー式のレリーズをトリガーリモコンに使えるようにして非常に便利なのだが、ワイヤー式で5mの長さのものは無い。有ったとしてもアウターとインナーの摩擦でスムーズに動かないことは明白だ。ということは昔写真屋さんが使っていたアレしかないだろう。
少し時間がかかったが、今日ヨドバシからエアレリーズが到着したので早速VG10用に改造した。シリコンゴムのチューブを使っているようだが、現場で切れては具合が悪いので予備を合わせて2つ作った。
血圧計の加圧用ゴムポンプというか、レンズ清掃用のブロワーに似たゴム球を握ると先端のレリーズの芯が出てくる。
VG10への取り付けは側面に取り付けたアクセサリーシューを用いている。このシューは30年ほど前に購入したUNのマルチプレートについていたものと記憶するが定かではない。
そこに穴をあけてレリーズを取り付けたエツミの水準器を差し込めば出来上がり。いたって簡単な構造である。
Jr.に超アナログと言われたりしたが、デジタルカメラをアナログというか、原始的な方法で制御するのはとても愉快だ。しかしこのエアレリーズというのはよく出来ているし、とても科学的な原理が応用されている。誰もが中学校で習ったあの【パスカルの原理】Wikipediaによるとということだ。言い換えればパスカル先生のおかげでNEX-VG10のトリガーがリモートコントロール出来たということになるのだろうか。
エアレリーズの動作は極めて滑らかで面白い。
このエアレリーズののおかげでクレーンの先端4.5mに取り付けられたNEX-VG10の録画スタート・ストップが思い通りに行えることになった。名称はレリーズ改め【パスカルレリーズ】でどうだろうか?
完成してパッケージに入ったパスカルレリーズ。後は出荷をxxx現場を待つばかり。2台出来たので物は試しと、2本ののエクステンションチューブ継ぎ足して10mでのレリーズを試してみた。結果は良好である。若干強く握らなければならないが、レリーズはストロークいっぱいに伸びて余裕でRECボタンを遠隔操作できた。
この改造品を両面テープを貼ったUNのアクセサリーシューとセットでネット販売しても良さそうな出来栄えに大変自己満足な私である。VG10ユーザーさん、お一ついかがですか?(笑)
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2011年02月26日(土)
先日紹介した乾電池駆動のHDMI 2分配器の現場での本番使用。2台とも途中で電池交換することも無く使用できた。
1台の分配器は三脚使用専用として三脚アタッチメントの後部ににローレットビス3本で固定している。モニターは現在市販されていない某メーカー製の新製品のため覆面披露にしている。画期的と言っても良いモニターなので後日改めて紹介させていただくことにする。
クレーン用はハンディー用のリグと兼用としてリグや三脚に取り付けている。もちろん予備機として機能するようにローレットビスで三脚アタッチメントへ取り付けるための金具も付けておいた。
分配されたHDMI信用をモニターする監督。モニターはソニーから新発売されたLPM-770BPを使用した。HDMI×1、HD色差(D4)×1及びコンポジット×2でコンポジットは2画面表示が可能。さらにピクセル等倍での拡大モードやファインダーとして使用するためのピーキング機能がある。ピーキングはピクセル等倍での拡大モードとの同時使用は出来ないがフォーカス精度は拡大時よりも正確にあわせることが出来た。価格対性能比では他の追従を許すレベルではないと感じている。
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2011年02月25日(金)
しばらくぶりにキーワードでのブログネタ。【NEX用 ウルトラワイドコンバーター】だった。
今とても気に入っているレンズというかワイコンである。先日のCMロケでもNEX-VG10にパンケーキの16mmF2.8+NEX用 ウルトラワイドコンバーター VCL-ECU1という組み合わせを使用した。Vロケで便利なのがNEX-5でのロケハンだ。NEX-VG10と同じレンズを同じ画角で撮影できる。監督曰く【究極のディレクターズファインダー】だそうだ。
その話はまた別の機会にするとして、このウルトラワイドコンバーターの便利さがすごい。1万円ほどの出費で16mm(フルサイズ換算24mm)のレンズが12mm(フルサイズ換算18mm)になる。水平画角は90度、そして対角画角は100度にもなる。
(写真はフル在図の画像にリンクしています) これは神戸に在る浄土真宗本願寺派 本願寺神戸別院:通称モダン寺
向かいの建物の屋上から撮らせていただいた写真がコレ。ワイコン装着にしてはよく写ると思う。
ちなみにワイコンを付けない16mmF2.8ではこの程度の画角でしかない。
(いずれも写真をクリックしていただくと原寸の画像が開きます)
というわけで、今一番気に入っているレンズである。ただしいくら専用設計と言ってもやはりワイコンゆえに倍率色収差や湾曲は残っている。ニッコールの15mmF3.5には太刀打ちできるものではない。だがこの1万円という価格とコンパクトさではニッコールンが太刀打ちできないことも確かである。
ちなみにこれが画角110度を湾曲無く表現できるAi Nikkor 15mm F3.5S

(EOS5DmkUに装着したAi Nikkor 15mm F3.5S)
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2011年2月25日
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| 映像制作・撮影技術 |
2011年02月17日(木)
乾電池駆動のHDMI信2分配器が出来上がった。というのも来週のCM撮影にNEX-VG10とZiggyJIBを使用することが決まって急遽制作モニターを出さなければならなくなったからだ。
普通のカムコーダーならカメラマンはファインダーを覗き、制作さん(演出)
にはHD-SDI出力から複数のモニターに出力するだけでよい。しかしNEX-VG10の場合はそうは行かない。ファインダー、LCDモニター、HDMI出力が排他関係になっているために外部モニターを繋ぐとファインダーもLCDモニターも消えてしまう。そこで急遽改造したHDMI分配器が下の写真。電池駆動時の電源ON/OFFは電池ケースのスイッチで行う。(本体カバーを外した状態)
1入力2出力(同時出力)の分配器は以前に紹介したTECの製品。下の写真はカバーを付けた状態の入力側と出力側。
オープンロケなので電源はACアダプターではなく単三型ニッケル水素電池のエネループを4本使用する。もちろん屋内での長時間使用にACアダプターも使用できる。現在フル充電のエネループで連続動作させているが4時間経っても動作を続けている。これなら現場は大丈夫だ。
今回はVG10側に5吋HDMIモニターを取り付け、制作さんには新製品のソニー7インチ型液晶モニターを見ていただく。
今回の記事はどちらかといえばFieldReportのものだが、このブログでHDMI分配器を紹介しているのでこちらを選んだ。単三電池のケースは日本橋で\125.-で売っていたもの。自分で作るとたいへん安上がりだ。
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2011年02月13日(日)
南岸低気圧が通過して近畿南部に降雪があった。南大阪も雪に覆われ、箕面も夜半からの雪が10センチ近く積もっていた。子供の頃は南岸低気圧などという科学的な名称ではなく【台湾坊主】と呼んでいた。下のYouTubeがその時の様子。Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5SをNEXに装着して撮影した。
Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5をネットを検索すると【古い】【大きい】【思い】【単焦点には敵わない】など評判は悪いが、全くそのようなことは無く、単焦点のNikkor ED 300mm F4.5やAi AF Nikkor ED 300mm F4S(IF)と比べても遜色は無く、本当に敵わないと感じるのはAi Nikkor ED 300mm F2.8SやAF-S Nikkor ED 300mm F2.8と比べた場合である。
ここでひとつテスト映像を掲載しておこう。NEXで撮影したものとEDIUSのカラーコレクションを加えたもの、さらに静止画になったTIFF連番ファイルをシルキーピクス5のベーター版で現像したものの比較である。現像した静止画は全部で809枚で約27秒の動画になる。今回はシャープネスとノイズリダクション、カラーコレクションで使用したが、18-55mmなど収差の大きいレンズでは倍率色収差や湾曲収差の補正にシルキーピクスやキャプチャーNX2などの静止画現像ソフトが動画でも役立つようである。
ラストは日本海で撮った海。丹後半島の五色浜。(京丹後市網野町)
上の写真はNikon D700に28mmF2で撮ったものだが、下のYouTubeはNEX-5に50-300mmを装着している。
このYouTubeは丹後半島の五色浜で撮ったもの。石川県の五色ヶ浜とは違う。50-300mmの焦点距離はEマウントの3倍レンズ18-55mmを持っていることでほぼ必要な画角はカバーできる。KIPONのマウントアダプターはスペーサーを挿入してフランジバックを追い込んでいるのでテレ端からワイド端までフォーカスが変わることが無い。AFが無かった時代のニッコールのズームレンズとしての意地を感じ取ることが出来るレンズである。
ちなみに私はこのレンズが好きでSになっていないAi Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5も持っている。光学系は全く同じで重量が少し違うが描写も双方秀逸だと思う。残念ながら初代のZoom Nikkor Auto 50-300mm F4.5やNew Zoom Nikkor 50-300mm F4.5、そしてAi化はされたもののEDレンズが採用されていないAi Zoom Nikkor 50-300mm F4.5は持っていない。ただEDを含ますに13群20枚というレンズ構成はED化して11群15枚まで枚数を減らしたEDシリーズにはおそらく敵うことは無いだろう。【古い】【大きい】【思い】【単焦点には敵わない】というのもまんざらではないと思う。
こちらは11日の未明にキャプチャーしたJenny Gu。
トップニュースはもちろんムバラクの辞任だが、辞任というよりは失墜であろう。Mubarak to step downとは辞任のことだが、私にはMubarak fall down the stairsと見えてしまう。階段を転げ落ちる様がうかがえる。
そして今回のエジプトの火が近隣のアフリカ、そして中国に飛び火しそうな気もしないではない。勢いで例の国にもと期待したいのだが・・・
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2011年02月09日(水)
先週からずっと現場が忙しい。まさに【くそ忙しい】という状態。睡眠時間は一応5時間くらいは取れているが、現場が複雑なためにかなり【磨り減る】感じ。
特に激しかったのは今週始めの某公共エネルギー供給会社の競技イベント。撮影班と編集班に分かれて、撮影班は午前中から20名のコメントを収録。編集班は送出用の大画面モニターを設置の後、屋外に編集ブースも設置。撮影班が撮った映像を現場で編集する。
オープニングタイトルやスーパーなどは事前に編集しておいたが、コメントにもやたら沢山のスーパーを乗せる。出方はもちろん3Dエフェクトが付く。さらにスーパー毎にSEやME。もちろんBGMも現場で選曲して音源の尺調整も行わなければならない。
撮影班に昼食を摂らせている時も編集は続く。何とか20人分の編集を終えたところでイベントの本番が始まる。この時はまだ送出は無くて撮影班が競技を収録し、3チームを収録出来た時点でHVR−Z5JのCFカードが届けられる。この後は時間との勝負になる。編集はEDIUSで行った。60秒の非表示スケールをタイムラインに貼って各チームの時間を正確に合わせる。
編集を進めながら、次のCFカードが届いてPCのコピーしている時が編集班の休憩タイムである。送出時刻のリミットが迫って来ると代理店の方から「あとどのくらいかかりますか?」「どんな具合ですか?」と・・・・
もちろん「予定通り進んでいます」とは答えるが、もしEDIUSが落ちたりしたら大変。編集用には最も安定したPCを用意し、EDIUSも安定版の4.6を使った。最後のSEとエフェクトを加えてシーケンスのレンダリングを終えたのはプレビューギリギリの17時半。一旦PCを落としてパーティー会場へ移動してPCを起動。EDIUSが起動するまでが長く感じられる。早速裏モニターでプレビューし、担当者の指示で部分修正。
MCの「それでは本日の競技のビデオをご覧ください」のきっかけでスペースキーを叩く。3・2・1とカウントして送出用のフェーダーを上げる。炎のエフェクトで始まるオープニングタイトル。会場は拍手と歓声!プログラムは総尺18分。会場の歓声とリアクションにこの上ない達成感を感じつつも【磨り減ったなぁ〜】とスタッフたちがバックヤードで互いを労う。
今回の現場ではM君が撮影を担当してくれたが、この撮影を支えたものはコレ。
HDVカムコーダー用のオリジナルショルダーリグ【Compilation RIG】
完成から半年ほど経つが、今は無くてはならないものになっている。もちろん昨日の現場や今日の現場でも活躍している。
さて、明日の現場だがもちろんこのリグは使用するが、別な大変さが待っている。とは言っても私ではなく音声のI君である。ピンマイク6本をミックスしなければならない。先ほど撮影機材や照明準備、そして音声機材のチェックを終えて積み込みも済ませた。
磨り減る現場もその刺激が快感になると楽しいものになる。I君はどうなのだろうか。
磨り減ったと感じた時にはこの番組がお薦め・・・・
Jenny Guの笑顔に癒されつつ世界のニュースも知ることが出来る。真っ赤なコスチュームだが、以前の赤とは全く異なるものだった。
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2011年02月04日(金)
生産工場の変更で発売が止まっていたEマウント16mmF2.8用のウルトラワイドコンバーターが予定を早めて発売されている。
18-200mmのように中国製か18-55mmや16mmF2.8のようにタイで生産されるのかと思っていたら、フィッシュアイコンバーターと同じく日本製になっていた。ニコンの廉価版デジタル一眼レフでもタイで生産されている時代であり、今日ではタイの工業生産品のクォリティーは日本を脅かしていると言われるわけで、特に日本製でなければいいということも無い。しかし日本国内で生産されているというのは何となく嬉しい。
それに以前HDCAMの三脚アタッチメントの記事でも書いたが実は中国製でなくてほっとしているところではある。
さてこのウルトラワイドコンバーターVCL-ECU1がどの程度写るのかを会社の向かいの箕面市支所で試してみた。まずは36mmフルサイズ24mm相当のノーマルの16mmF2.8の対角画角84度の写真。
写真をクリックしていただくと原寸(4592×3056ピクセル)が開きます。
そして次がウルトラワイドコンバーターVCL-ECU1を到着した12mm相当の対角画角100度の写真。同じくクリックで原寸。倍率色収差は残るものの、用途によっては十分使える。また湾曲もレンズに専用化されているだけあって、ズームレンズ用のワイドコンバーターの比ではない。
NEX-5の場合はRAWデータで撮影できるので倍率色収差や軸上色収差も現像処理で抑えることが可能だ。もちろんNEX-VG10で動画撮影する場合も必要に応じて書き出した1920×1080の静止画、もちろん1秒に付き30枚になるが、バッチ現像(湾曲・色収差・Dレンジ等)を行えばよい。
思っていたよりもよく写る。APS-Cの描写としてはまずまずといったところだろうか。質感や解像感はフルサイズには及ばないものの、手軽に持ち歩けるNEX-5としては便利なアタッチメントだと思うし、1万円と少しの出費でこの画角が手に入るということは素晴らしいと思う。NEX-VG10での動画テストはいずれ近いうちに行いたい。
またEマウントの16mmF2.8も何故か新品未使用品がオークションに安く出ている。おろらく3倍ズーム付きのNEXを欲しかった人がダブルレンズキットを購入して16mmを処分しているのだろう。なかなか賢い買い物方法だと思う。ただし16mmF2.8を処分する人はウルトラワイドコンバーターが販売されていることを気づいていないだろうし、コンバーターの素晴らしさも知らないのだろう。
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2011年02月02日(水)
有ると便利というか、GoProHDを使うために必ず必要になる周辺機器の紹介。
これは絶対欲しい一品【スケルトンハウジング】
ファインダーの無いGoProHDで画角を確認するライブビューも付属の水中ハウジングではモニターが接続できない。つまりライブビュー使用時の必需品。またGoProを普段使用する際のレンズ保護も兼ねて常用のハウジングといえる。ただし防水性能は無い。接続出来るケーブルはHD出力、SD出力、そしてUSBとメモリーの出し入れが可能。バッテリーは背面のカバーを開く必要があるためハウジングからGoProを取り出す必要がある。
車のボンネットや窓ガラスにGpProを取り付ける吸盤【サクションカップマウント】
吸着する力はとても強力だが、やはり細引きやガムテープなどでビレーを取る必要がある。特に高所や車のボンネットに取り付けてGoProが万一外れると事故に繋がる。外れても落下しない工夫が必要だ。
1/4吋の三脚ネジが使用できる【トライポッドアダプター】
三脚やポールにGoProを取り付ける場合には加工したりテープで止めるよりスマートに仕上がる。これも必需品といえるだろう。
GoProを長く使うために【リプレースレンズキット】
ハウジングの保護レンズは使用状況にもよるが、注意していても傷つけてしまうことがある。そういったことを想定してGoProはハウジング前面のドームレンズを自分で交換できるようになっている。これも常備しておきたい必須のリペアパーツだ。
以上が私が使っているGoProHDの必須の周辺機器である。記録メディアはNEX-VG10でも使用しているシリコンパワーのクラス10 SDHCカード。
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2011年02月01日(火)
オンボードカメラで遊んでみた。【新御堂筋を音速で走った】としたらこんな感じだろうか。
新御堂筋を箕面から梅田まで60km/h、そして御堂筋を難波まで50km/hで走行したオンボード動画を20倍〜160倍に速度アップした動画。換算速度は1225km/h〜9800km/hになる。
箕面から梅田までを一つの信号も無く直結している新御堂筋。動画にして改めて箕面の便利の良さを認識した。
GoProで動画撮影に挑戦してみたいと考えておられる方にGoProHD関連を紹介しておこう。
そして予備バッテリー
他にも様々なオプションが出ているGoProHDだが、ライブビュー簡単に見ることが出来る直付けモニターも間もなく発売されるようだ。オプションも含めてシステムとしての完成度の高さが感じられるGoProHDだと思う。
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最近タイムラプスが面白いくてはまっている。Time Lapse=時間の経過
スチルカメラで数秒〜数分に1コマ撮影した静止画を動画編集ソフトで繋ぐと連続した映像になる。
撮影した連番データ(オリジナルは4KのRAWデータ)を静止画の現像ソフトで湾曲や倍率色収差などを取り除き、1920×1080にリサイズする。リサイズしなければ4K動画になるがネットでは重すぎるだろう。
このYouTubeは約30分間に350コマ撮影したもの。
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2011年01月26日(水)
GoProのスケルトンハウジングが届いた。防水機能は全く無いがレンズ保護と台座への取り付けにはマウントの他にハウジングが必要になる。そしてスケルトンハウジングはライブビューを行うための映像出力端子部分やUSBポート部が切り抜けれている。
早速車に吸盤マウントで取り付けて仕事に向かう新御堂筋〜御堂筋を撮影してみた。あいにく逆光と曇り空で映像は良くないが手軽にオンボードカメラの装着が可能になったためGoProの使用頻度は一段と高くなるはずだ。1つ目の動画はモーションブラーとフィルムグレインなどを加えて編集している。5〜60km/hで走行した素材を4倍速で編集しているのでバーチャル200km/hということになる。軽自動車にも追い越されてしまうので、爆走というよりは爆笑御堂筋といったところ。
2つ目は順光の大阪市内〜新御堂筋〜箕面トンネルを撮影した長尺の動画(29m30s)
週末から少し忙しくしていたのでCCTVを見ることが出来なかった。今日のJenny Guは黒。シックな彼女も魅力的だが、以前に見た黒とはデザインが違っていた。キャスターもコスチューム選びは大変だと思う。ニュースでは日本の鳥インフルエンザが大きく扱われていた。
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