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2010年02月26日(金)
EOS5DMarkUの運用に向けて
EOS5DMarkUの運用に向けて徐々に周辺機材が揃ってきた。
マットボックスや三脚システム、モニタリングシステムが一通り揃ったが、さて次の課題はEOS5DMarkUのトランスポートである。
DVCAMやHDCAMの場合はすでにそのスタイルは出来上がっているが、EOS5DMarkUの場合はマットボックスなどのケースが無い。機材庫を見渡して目に付いたのは古いCCUのジュラケース。

25×42×32cmの手頃なサイズ。マットボックスを入れてみたところピッタリだった。左右のサイドフラグが付いたままでスライドプレートにEOS5DMarkUを付けたまま入る。余分なスペースにはモニター取り付けようのグリップアームや調整用の工具など。

天板のポケットが二分されていたため縫製を外して一室にするとフレンチフラグの大小二枚と小物などがうまく納まった。

25年ほど前、会社を設立した時に買ったジュラケースは外装こそそれなりに使い込んでいるが、機能は全く問題ない。EOS5DMarkUを付けたまま安全に運べるように内壁や底に適宜緩衝材などを貼り付ければよいだろう。機材庫で眠っていたジュラケースがニッコールレンズ同様に再び第一線で活躍できる。知り合いの会社では古いニッコールレンズやストロボなどを廃棄したそうだが、会社の環境的側面から見たCSRとしていかがなものかと思う。業績や利益とは違い、姿勢の問題だと思う。
【機材を大切にする】【保守点検を怠らず永く使う】機械を使う仕事では特に重要なことだ。扱いを間違え、メンテナンスを疎かにすれば【勿体無い】が【物体無い】になってしまう。

-機材は激しくも大切に使いましょう-


2010.02.26追記
ケースの底に緩衝材として型抜きしたウレタンを貼ってEOS5DmarkUにプラナー50mmF1.4を付けて入れてみた。隙間をエアパッキンで埋めれば移動時も安心だ。

また、ジュラケースに内容表記をテプラから写真のように変更した。一目で中身が判るとスタッフの評判はいい。
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2010年02月23日(火)
EOS5D進捗状況 【2/24写真更新】
2月も末に近付いてようやくニッパチが明けようとしている。春の勢いか、堰を切ったように様々な案件が浮上してきた。
そして今日、待望のEOS用マットボックスが届いた。(写真をクリックすると拡大します)

早速ソニーの放送用のフネを使えるように加工し、雲台にモニターを取り付けられるようにした。写真はAi Zoom Nikkor 35-70mm F3.5Sとikan5.6吋HDMIモニターを取り付けている。三脚はSachtlerのVideo18 Plusをカーボンのヘビーデューティに乗せている。HDCAMのENGならVinten Vision10か100で行くだが、EOS動画はそれより大きな三脚を欲しがる様だ。

Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5とマンハッタンLCDの8.9吋HDMIモニターを取り付けてみた。次の仕事では制作モニターと技術モニターにブラックマジックのミニコンバーターでHD-SDIに変換して出力する。

Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5の真横から見た姿。EOS動画のお陰で様々なマニュアルフォーカスレンズが現役に戻ることになる。

Ai Nikkor 20mm F2.8Sを取り付けた場合もマットボックスのスライドプレートを調整することで4×4フィルターを使用できる。モニターの取り付けには水中撮影で使用するアームが安価で使いやすい。
こうして見ると中々立派な姿をしている。ノブスターのオレンジ色が可愛い。
予算が許せば7Dにシネレンズという組み合わせも魅力がある。今年は映像制作スタイルの変化が楽しみな年になりそうだ。
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2010年02月20日(土)
EOS5DmkU動画撮影
EOS5DmkU動画撮影】というキーワード。暫くぶりの動画ネタだが、写真との関連が強い。ログを見ると最近はEOS5Dの動画撮影関係の検索が多い。いよいよ本格化してきたようである。

EOS動画導入に当たって様々なテストや検証を行い、30Pのカクカク感の克服や動画カメラとは全く異なるEOSを動画撮影で使いこなすために様々な問題を解決してきた。
ようやく問題なく扱える体制になった時、それに合わせるかのようにオンエアの案件が浮上した。当初HDCAMを予定していたが、制作の意向もあり今風?のEOSに白羽の矢が立ったのである。
カメラはフルサイズが撮れるEOS5DmkUに決定した。物撮りはAi AF Zoom Micro Nikkor ED 70-180mm F4.5-5.6DニコンF→EOSマウントアダプターを介してマウント変換する。
マウントアダプターは運用の利便性を考慮し、5個を用意した。レンズはほぼ全てAIニッコールである。
当日使用するものは
Ai Nikkor 15mm F3.5S
Ai Fisheye Nikkor 16mm F2.8S
Ai Zoom Nikkor 25-50mm F4S
Ai Zoom Nikkor 35-70mm F3.5
Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5
Ai Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8S等になる予定。
ズームレンズが多いのはズーミングするためではなく、香盤がスムーズに行えるための選択。他にもそして時間が有れば照明部が入った状態でEFレンズがどういった描写をするのかを試す目的でEF70-200mm F2.8L USMもスタジオへ持って行くつもりだ。

冒頭の写真ではVINTENのVISION 3に乗せているが、色々検証した結果、VINTENよりもSachtlerの大き目のほうが良いことが判った。カメラが軽いので小さな三脚でもよさそうに思うが実は逆だった。三脚はsachtler VIDEO 18Vとカーボンのへビィーデューティー三脚を使用する予定。
モニターはHDMIをHD-SDIに変換して、カメラ用に7.9インチ液晶、技術用にCRTの9インチのD9H1、制作用にHD-SDI対応の17インチ液晶を用意する。
他にも音声入力用のキャノン→Miniステレオ変換&トランスなどの周辺機器を作らねばならない。
こうして見ていくとEOS5DmkUの動画撮影におけるEOS5DmkUの役割とは一体何なのだろうか?
レンズはニコン、モニターは本体のファインダーや液晶は使えず、全て外部モニター、もちろん三脚のSachtlerも他社製品。何よりもEOS5DmkUの一眼レフとしてのカメラ機能は使用していない。
つまりEOS5DmkUで必要なものはレンズマウントと撮像素子、画像処理回路、記録メディアということになる。

現在EOS5DmkUや7D、1DmkWなどが注目されているが、動画に必要な機能を搭載した箱にマウントを付けて電子ビューファ、HD-SDI出力を搭載してくれればもっと使いやすい動画カメラになるように思う。もちろんミラーやプリズム、AE機能やAF機能も不要だ。出来ればAVCHDではなく、RAWデータで記録できれば理想的だ。そんな期待をさせてくれるEOS5DmkUである。
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2010年02月17日(水)
唯一のDXフォーマットレンズAF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-
所有しているニッコールレンズ中唯一のFXフォーマットレンズ。そして唯一Made_in_Thailandのレンズ。他のものは日本国内産で一部は栃木産である。このDXフォーマット用レンズはカメラとセット売りされているモデルで、価格対性能比は非常に良い。ほぼ未使用の中古をD300に常時装着するDX専用レンズとして購入した。そういえばD300もMade_in_Thailandである。後述するAi AF Zoom Nikkor 28〜105mm F3.5〜4.5D(IF)と画角が揃うのでD700のバックアップにちょうど良かった。そしてテレ端の開放F値も5.6よりも2/3絞り明るいF4.5というのも良い。ちなみにPBaseでのユーザー数も18-200mmと並んで圧倒的に多い。
何故唯一のDXフォーマットかといえば、ニコンの初期デジタル一眼レフであるD1やD2、D200などが会社に無かったからで、スチルが必要な時はF3Pやサイバーショットで事足りていたためだ。
そして最初にデジタル一眼レフが必要になって購入したのはニコンではなくキヤノン30Dだった。ニコン製のデジタル一眼レフに食指が動かなかったことが最大の理由。当時ニコンのデジタル一眼レフにはフルサイズが無く、ハーフ版用のレンズも少なかった。30D用のレンズはEF70-200mm F2.8L USMEF-S17-55mm F2.8 IS USMにした。ニコンにもAF-S DX Zoom-Nikkor ED 17-55mm F2.8G(IF)と言うレンズはあるが、スタビライザーが付いてニコンより安いのが魅力。ハーフ版(APS-C、DX等)のデジタル一眼レフとして比較すればキヤノンを選択せざるを得なかったともいえる。
上の写真はD700の仕事でのスナップの汎用レンズとして用意しているAi AF Zoom Nikkor 28〜105mm F3.5〜4.5D(IF)だ。AFのフィルムカメラ時代のレンズだが大変便利だ。D700でのスナップにはAi AF-S Zoom-Nikkor ED 17-35mm F2.8D(IF)やAi AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D(IF)よりも使い勝手がいい。引きは常用広角としての28mmで寄りは弱望遠の105mm。室内のストロボを使ったスナップや日中シンクロのスナップには最適だ。もちろん廉価版のセットレンズだけに最高性能を求めるのは間違っているが、雑誌の取材で使っても全く問題ない。

ここでニコンの開発思想を「ニッコール千夜一夜物語」から引用させていただく。
今も昔も、廉価版レンズの商品化で問題になるのは、性能と価格のバランスです。日本には "安かろう、悪かろう" という言葉があります。巷の安価な商品の中には、コストを下げるために、あたかも品質も下げてしまったかに見える商品もあります。皆が期待を裏切られた時、こんな言葉を口にしたのです。しかし、ニコンのモノ作りは、この言葉とは全く逆の発想です。昔からニコンには "広く世間の人に使っていただく廉価版商品は、上位機種にも勝るとも劣らない性能を有していなければならない。" という心意気ともいえる考え方があります。なぜなら、低価格商品はコンシューマー層のお客様の殆どが手にする商品になるわけです。それがレンズの場合、その1本の廉価版ニッコールレンズの品質こそが、全てのニッコールの品質を代表していると思われてしまうからです。多くのお客様に満足していただくには、開発者が一生懸命に知恵を絞って、価格と性能を両立させなければなりません。それは最高級品を開発するよりも、ある意味難しい試練なのです。
ニコンの中で最もクォリティーが高いと言われる栃木であろうと海外生産のタイであろうと、この思想が受け継がれている限り受注生産版であろうと、大量生産の廉価版であろうと、ニコンはニコンだと思う。

D3やD700が出るまでに多くのニコンユーザーがキヤノンに乗り換えたのは致し方ない。35mmフィルムと同じ画角で撮れるフルサイズが無く、ハーフ版のオリンパスペンFにニッコールレンズを付けたような状態では、このシーンなら20mm、これなら180mmという風にこれまで体が憶えた焦点距離と画角の感覚がおかしくなってしまう。そういう意味では私にとってD700などは35mmデジタル一眼レフということになる。
今日取り上げたAF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)には27-105mmF3.5-4.5と印字したテプラを貼っている。やはりこの方が解り易い。このレンズのおかげでD300の使用頻度が抜群に上がった。そういうわけでおそらく今後新たにDXフォーマットのレンズを購入することは無いだろう。最初で最後、唯一のDXフォーマットレンズである。
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2010年02月16日(火)
Nikkor-P Auto 600mm F5.6メンテンス
(写真は全てクリックすると拡大表示します)
Nikkor-P Auto 600mm F5.6のメンテナンスを実施した。といっても1964-1974に生産されたレンズであることと、ペンタックス67用のフォーカシングユニットゆえにニコンサービスでは受け付けてもらうことも無理。レンズはクリアーでEDIFのものに比べてゴーストも無くて良いのだがとにかくフォーカシングユニットが曲者。カメラの重量が加わるとフォーカス操作が極めて困難になる。ここに載っているサポーターを自作する必要を感じている。
先日テストで撮影した結果から、何とかして現役復帰させたいという思いに駆られた。


自作の人生さんが仰っているように
自分で何でもやること・・欲しいと思ったら買わないで自分で作る。この世の中のものはみんな誰かが作ってる。っていうことは自分でも作れない事が無い。ただ経験が無いだけだ。不器用でも無理だよと言われながらも一生懸命やってる人に僕は応援したい。 身近にこんな人がいたら応援してあげてくださいね。
という言葉に後押しされて、無謀にも禁断の光学機器メンテに挑戦してしまった。

先ず出来ることはグリスの入れ替え。ふと思いついたのが自動車用のエンジンオイル減摩材のモリスピード。二硫化モリブデンを配合したグリスもあるが、硬すぎても柔らかすぎても良くない。最適な粘度を求めれば自分で調合するのが良さそうだ。

内部の構造が解らないので慎重に分解していく。まずは回転三脚座を固定しているビス6本を抜いてみる。説奥に絞り羽根が見える。説明のために絞り込んで撮影したが、作業に当たっては開放にして行う。羽根を痛めないためだ。


取り外した三脚座。この当時のパーツは一つ一つが重厚に作られていて、メカ好きの人間にはたまらない魅力がある。





次はいよいよ絞り環の付いた部分とヘリコイドを分離する。驚いたのはこの部分の取り付けがビス4本で行われていることだ。強度に不安を感じるが、モータードライブが付いたニコンFでも耐えられる強度は確保されているはずだ。オリジナルのビスを無くさないように注意しなければならない。外したビスやパーツは転がらないように容器やトレーに整理する。
 

4本のビスを外すとヘリコイド部分と絞り部分が分離する。解り易いように絞りは締めて撮影しているが、やはり開放で行う。


次に取り外したヘリコイドの分解作業に入る。直進ヘリコイドのための回転防止用ガイドを固定しているそれぞれ2本のビスを外す。この時代のレンズはマウントの固定なども全てマイナスネジが使用されている。溝をなめない様にしっかりと押さえ込んで緩める。
 


 
ガイドを外した次はヘリコイドの外側部分、距離環のついた筒を固定している小さな6本のビスを外す。非常に小さなビスのため適合したドライバーを使わなければビスの形状を傷めてしまうので注意しなければならない。

これでヘリコイドが全て分離できた。ヘリコイドに付着した古いグリスをメカクリーナーで清浄する。私はWAKOSのブレーキ&パーツクリーナーを使用している。

清浄を終えたヘリコイド。
溝の中に砂埃などが残っているとスムーズな回転は得られない。ブラシやエアガンを使って細部まで清浄しなければならない。







モリスピードとメカグリスを調合したオリジナルの二硫化モリブデングリス。真っ黒なグリスだが減摩性能は抜群。ヘリコイドのギアに筆などで極薄く塗布する。厚く塗りすぎるとトルクが大きくなりすぎる。また塗布できていない場所があると金属同士が擦れて磨耗してしまう。均一に塗り延ばすことが肝心。そして刷毛の脱落毛にも注意しなければならない。塗り終わった後は塗布面を細かく調べて脱落毛があればピンセットなどで取り除く。

以上の作業を終えて組み立てればメンテナンス完了。これからはD700でのポートレートが非常に楽しみになる。
下の写真はこのレンズで撮影した熊川宿。気に入っている一枚。
Nikkor-P Auto 600mm F5.6 NIKON D700
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2010年02月10日(水)
HVR-Z1 SD PAL
HVR-Z1 SD PAL】での検索。Z1Jに限らず、最近のSONY製品はPALへの対応が素晴らしい。これまで国内向けのカムコーダーはNTSC専用が当たり前だったがZ1J以降はオプションや標準仕様でPALへ切り替えられるものが多い。HDCAMも当たり前にPALに対応しているし、HDVの、Z7JなどもオプションでPAL対応になる。
現在PAL素材からのDVD制作を進めているが、これは提供素材がPALで仕上げはだ。NTSCではテレビシステムの関係でPAL→NTSC変換が必要になるが、WEB用途のムービーはPALのままで行う。変換時の画質低下を防ぐためだ。やはりPAL⇔NTSCでは走査線数やフレームレートの違いから変換時のロスは否めない。
しかしPAL制作を行う場合、撮影から仕上げまで全てPALで通すことでオリジナルの画質を損なわずに済む。そういう点で今日のSONY製品は非常にありがたい。ただし、PAL圏のヨーロッパでのテレビモニターの色温度がD65であるのに対し、日米標準のNTSC圏ではD93が標準で、経験的にPAL用ではRのゲインを抑えたほうがいいようだ。最近PAL制作の案件が増えてきたので、経験値ではなく、正確な情報を得たいところである。
アドビのサイトに色温度と色空間について少し記述があった。
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2010年02月05日(金)
ikan 5.6吋 HDモニター
【ikan 5.6吋 HDモニター】という検索。
最近色々な現場で使っているikanというメーカーのV5600というHDモニターだ。

HDMI入力が出来る。HDの画質はもちろん良いが、SDでの画質が良いことが有り難い。私が購入したのはPRO AUDIO VIDEO GEARというロスの会社。以前にも書いたので省略するが、日本人の石川さんが代表で、日本語でメール、電話が出来る。バイリンガルのブログもある。

V5600の単体はUS $648.95で、ikan V5600 Deluxe Kit for Sony "L" Type BatteryはUS $764.00だ。ソニーのL型バッテリーNP-F970を12Vに昇圧するアダプターやケースなどがセットになっている。
取引にはPayPalを使っている。私が購入した時は発注から4日後には届いた。その間荷物の追跡も出来てワクワク出来た。もちろん決済には送料も必要だが、それほど高くは無かった。

上の写真はHVR-Z5Jのアクセサリーシューに取り付けてリターンモニターに使っているところ。小さいので何処にでも取り付け出来、ミニジブのモニターとしても便利だ。


以前に購入したマンハッタンLCDの8.9吋は2画面表示できるが、このV5600ではその機能は無い。
現場に合わせて使い分けているが、画質を比較すれば確実にiKanだと思う。しかしそれはあくまで小型LCDとしての画質であり、画質ではSONYのLMD-940WがHDMI入力対応では最良だろう。ただし監督には液晶を嫌がる人も居て、その場合はD3やHD−SDI対応のCRTのHDモニターD9H5やD9H1になる。
いくら液晶が進歩したと言っても、やはりよく出来たブラウン管モニターは美しい。特に上下左右のどの方向から見ても明るさが一定なのがいい。ドイツのカール・フェルディナント・ブラウンが発明して付いたブラウン管だが、液晶やプラズマは人名ではない。やはりブラウン管は偉いと思う。
2010年2月5日 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年01月22日(金)
Sachtler=ザハトラー:サクラー?
昨日の記事にコメントを頂いた。
Sachtlerについてだが、Sachtlerの日本法人では「ザハトラー」と表記しているので、
サクラーではなく、ザハトラーが正しいということである。
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2010年01月21日(木) 17:51 by それよりも
「ヴィンテン」「ビンテン」よりも「サクラー」の方が良くないと思います。
こういう変な呼び方を業界用語として使うのはどうかと。
若者がいい気になってまねをするので。
あと、「スチル」のことを「スチーール」と言うとか。
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2010年01月23日(土) 00:11 by linear_pcm0153
はじめまして、こんばんは、linear_pcm0153と申します。
いつも楽しく拝見させていただいています。

ザハトラーはサクラーと呼んでも通じるのですか?
日本ザハトラーと正式なカタカナ表記が「ザハトラー」なので
そちらが正解だとは思うのですが気になりました。
映像機材に関わらず、スイス・ドイツ系のカタカナ表記が厄介では ありますね…。
※エレベータのシンドラーや銃火器のステアーなど
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しかし何故Sachtlerをサクラーやサクラと呼ばれるのだろうか。
WEBを見ると機材会社のサイトで今もサクラーサクラと表記している会社がある。他にもA社B社C社等。C社と書いたが、ここは懇意にしている「三和映材」さんである。
私が買い物をするアメリカのPRO AUDIO VIDEO GEARもサクラーだ。ここは石川さんという日本人が社長で、電話も日本語が通じる。

余談はさておき、何故ザハトラーとサクラーの呼び方が混在するのかの理由は簡単だ。本国のドイツでも「ザフトラー」「ザクトラー」と呼ばれ、英語圏や仏語圏では「サクラー」と発音されるからで、日本にSachtlerの法人が無かった頃に「サクラー」呼ばれていたからだろうと思われる。
いずれにしても百聞は一見にしかず。IBC 2009のSachtler紹介ムービーをご覧頂きたい。

しっかり「サックラー」と言っている。他にも


やはり「サクラー」と言っている。では最後にもう一つ。


やはりサクラーと言っている。ではドイツ人を探してみよう。


ドイツ人らしい人が言っているのは「ザフトラー」「ザハトラー」と聞こえるが皆さんはどうだろうか。

いずれにしても日本では現在Sachtler=ザハトラーである。ポール・サイモンやエルトン・ジョンが唄っているように、NIKONが「うちはニコンだ」と言っても、海外でナイコンと呼ばれているのと同じようなものだろう。
外人がいくら「サクラー」だと言っても日本では「ザハトラー」が正しいのである。
2010年1月22日 | 記事へ | コメント(6) |
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2010年01月20日(水)
ビンテン
ビンテンでの検索。
ヴィンテンには申し訳ないがついついビンテンになってしまう。

Viに対してヴィと書く習慣が減ってきたためだろう。ベートーヴェンがいつの間にかベートーベンで普通になってきたようなものだろう。検索結果もベートーヴェンが2,940,000件でベートーベンが 4,470,000件と逆転してしまっていることからも頷ける。
ちなみにヴィンテンは9,080件でビンテンは5,920件と今現在は逆転していない。
ホームページでも「ヴィンテンのホームページへようこそ!」ということでヴィンテンが正しいことがわかる。

さて、そのヴィンテンヴィジョン10(ビンテンビジョン10)だがカウンターバランスの調整ノブが空回りしてしまうようになり現在メンテナンス中だ。おそらくノブの取り付け部のどこかが破断したためだ。部分修理では3万弱だが、ヴィンテンのサービスからはアッセンブリーの交換を勧められた。初期状態に比べスプリングなどが弱ってきていたため、重いカムコーダーを載せるとカウンターバランスをいっぱいまで回さなければ完全バランスにならなかったことからもバネの疲労が想像できる。部分修理を行ってもすぐに別な不具合が発生することは容易に想像できる。
メンテナンス費用は高くなるが、やはりカメラマンにとって命ともいえるカメラサポートはベストな状態にしておきたい。もちろん勧められたアッセンブリー交換でお願いした。
下の写真はこのヴィジョン10からこれまでに交換したパーツ。
ブレーキやロック機構、スプリングなどだ。


ボールヘッドは交換で取り外したボールヘッド。磨耗のためにスリップするために交換し、現在は次のような状態だ。
ヴィジョン10LFはバルセロナオリンピックのあった1992年の購入だから、今年で18年目になる。
群馬のふくださんがブログで「安物買いの銭失い」という記事を書かれていたが、まさにその通りだ。カメラサポートは導入費用は高くついてもメンテナンスすることで長期間に渡って高性能を維持できるヴィンテン、サクラーザハトラーなどがいいとおもう。
今回のアッセンブリー交換の工賃は9,000円、部品代は58,950円で税込み合計は67,590円である。ほぼカメラマンの撮影ギャラ2日分に相当するが、長期間の性能維持を考えれば安いともいえよう。
ちなみにこれまでこのヴィンテンにかかったメンテナンス費用を合計すると凡そ30万ほど。国産の高級カメラサポートを購入できるほどだが、18年で平均すれば格安の維持費ではないだろうか。
なんといってもベスト状態のヴィジョン10がいつも身近にあるのがその結果だ。

20100121訂正
コメントを頂いたので記事を修正しました。

「ヴィンテン」「ビンテン」よりも「サクラー」の方が良くないと思います。こういう変な呼び方を業界用語として使うのはどうかと。若者がいい気になってまねをするので。
2010/01/21(木) 17:51 202.75.234.220
あと、「スチル」のことを「スチーール」と言うとか。
2010年1月20日 | 記事へ | コメント(3) |
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2010年01月13日(水)
EOS7D EOS5D 動画
EOS7D EOS5D 動画】だった。動画が上がっていなくて申し訳ない。
EOS7DとEOS5DにFマウントのAiニッコールを使う場合、EOS7DはAPS-Cサイズ、EOS5Dは35oフルサイズとなるが、フルサイズ用のレンズをAPS-CやニコンのDXフォーマットに使用する場合は注意が必要だ。
イメージサークルの大きいフルサイズ用のレンズをAPS-CやDXといった撮像面積が小さいハーフ版デジタル一眼レフに使用すると画角外の余分な光線が鏡筒内面やレンズ側面、またカメラのミラーボックス内部で不要に反射してフレアーを起こす。フレアーは特に暗部に大きく影響する。
動画を撮る場合やスタジオではマットボックスや蛇腹フードを用いて画角外の光線をカットする。時に開放では口径食を起してしまうギリギリのところまで攻めたりもする。しかし、いつもいつも蛇腹フードを使うわけには行かない。邪魔になるからだ。大方の人はメーカー純正のスナップオンやバヨネット式の花形フードを使われていると思う。しかしフルサイズ用レンズの場合はメーカー純正ではハーフ版カメラで使用した場合は浅すぎる。

上の写真はAi Nikkor 20mm F3.5S用のHK-14だが、見かけの焦点距離が1.6倍・1.5倍にシフトしてしまうEOS7DやニコンD300などではこれよりも深いフードが必要だ。

これはAi Zoom Nikkor 50-135mm F3.5S用のHK-10だ。20oが1.5倍シフトするから30o、つまり28o用が最適に思うのだが、レンズや鏡筒の構造によって一概にそうは言えない。実際に装着した結果ジャストフィットすることが判った。

これはフィルターサイズ72oのAi Zoom Nikkor 35-70mm F3.5用のHK-4だがこのレンズをハーフ版で使用する場合は次のフードが適していた。

Ai Nikkor 85mm F1.4S用のねじ込みフードHN-20である。

これはAi AF Nikkor 28mm F1.4DやAi Zoom Nikkor 25-50mm F4S用のHK-7だが、ハーフ版では前出のi Zoom Nikkor 35-70mm F3.5用のHK-4が適している。このHK-7が適合する裏技としてNikkor UD Auto 20mm F3.5への流用がある。上記のレンズ(28mm F1.4、25-50mm F4)が発売された頃にはすでにUD Auto 20mm F3.5は姿を消していたために推奨になっていないが、UD Auto 20mm F3.5の専用フードであるHN-9よりも適しているように思う。(HN-9と同様、フィルターとの併用ではほんの僅かだがケラレを生じる)

私が大好きなAi Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5やAi-sのAi Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5Sでは純正は95Φのカブセ式フードHK-5になる。
しかしD300やEOS7Dに使用する場合はやはりアタッチメントサイズ95ΦのAi Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8S用HN-25が最適になる。


最後の写真はDXフォーマットで使用するためにフードを装着したオールドニッコールレンズだ。
左からAi Zoom Nikkor 35-70mm F3.5、Ai AF Nikkor 20mm F2.8S、Ai Zoom Nikkor 25-50mm F4Sでそれぞれに85o用HN-20、50-135用HK-10、35-70用HK-4を装着している。(Ai AF Nikkor 20mm F2.8Sはオールドではなく現行マニュアルフォーカスレンズ)
APS-Cで使用すると25-50mmは40-80mm、20oは32o、58-11mm相当の焦点距離にシフトする。フィルムカメラの使用が長かったので、APS-CやDXモードの時はオリンパスペンFを使っていた時の頃を思い出して使うのだが、なかなか画角がイメージできない。また撮影時に1.6倍や1.5倍をかけて計算するよりも換算表の方が便利が良いし、レンズに換算焦点距離を印刷したテプラを貼ったりしている。

古いレンズの場合、別売りや付属のフード類はメーカーに在庫は無く、Yahoo!やe-Bay、または田舎の中古カメラ店を探すと格安で入手できる場合がある。間違っても都会の中古カメラ店などで購入することは避けたい。時に発売当時の数倍のプレミア商品になっていたりするからだ。購入や入札する場合は事前に発売当時の定価は調べておきたいところだ。以前四国の中古カメラ店で500円で購入したものと同型のものが大阪のカメラ店で1万円を越える金額で販売されていた。
安く販売されていたときは迷わず衝動買いをお薦めする。見逃して次に入手できるチャンスはいつ訪れるかはわからない。
2010年1月13日 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年01月01日(金)
2010年初撮影 EOS5DmarkU+Nikkor
明けましておめでとうございます。
旧年中は勝手気ままなブログにお付き合いくださり有難うございました。今年も相変わらず独断と偏見に満ちたブログになること必至ですが、何卒お引き立てのほどお願い申し上げます。
笹邊幸人 2010年元旦


昨年から徐々に計画していたEOS動画がようやくスタートラインに立った。まだ仕事を請けるところまでは完成していないが、その一部を紹介するためにスタジオで機材の撮影を行った。
先ずはEOS5D MkUに使う最長のレンズAi Nikkor ED 300mm F2.8S(IF)である。何故キヤノンのカメラにニコンのレンズなのかは後述するが、EOSで動画を撮影する場合はEFレンズよりも何かと都合がいい。そして何故ニコンのD3sやD300sのDムービーでない事も理由がある。
次の写真は最短焦点距離のAi Nikkor 15mm F3.5Sだ。
15oF3.5の水平画角は100度(対角画角は110度)で13oF5.6の水平画角108度には及ばないものの、放送用HDショートズームHJ14e×4.3B IRSEのワイド端水平画角96.3度よりも広い。明るさもF3.5と旧のAi Nikkor 15mm F5.6やAi Nikkor 13mm F5.6Sに比べて1絞り以上明るく照明部の負担が少なくてすむ。超広角レンズにみられる周辺光量の低下も全画角に一様な明るさを持つように配慮され、歪曲収差も良好に補正されているので、建造物や室内での撮影をはじめ、特異な効果を狙った撮影にも威力を発揮する。

先ほど書いたEOS+ニッコールレンズのことだが、EFレンズには絞り環が無く、ボディー側から電気的にコントロールするようになっている。同様にニコンも最新のレンズはキヤノン同様絞り環が省かれてしまった。実はこれが動画撮影にとって非常に不便になる。ビデオカメラの絞り(アイリス)は連続可変し、作画意図に合わせて微妙なコントロールが可能(一部民生機のVXやPDなどでは段階変化)である。中継録画のようにVEが撮影中にアイリスを調整することはないが、時にアイリスフォローが必要な場合は段階変化はいただけない。
では、何故ニッコールにキヤノンなのか?
それはニコンのムービー機能が動画制作向けのものではなく「連続する静止画」としての要望からスタートしたらしく、ファインダーがアイリスの変化に対応して変化しないようになっているからだ。D3sで色々確認したがアイリスを絞ってもライブビューは明るいままだった。メニューで変更できるのかとニコンの技術者にも聞いたが無理なようだ。ニコンはあくまで写真機ということだ。

我々は普段からソニーのビデオカメラにキヤノンやフジノンのレンズを装着して使っているため、ビデオカメラにカメラメーカー純正のレンズを装着する必要は感じていないしビデオカメラメーカーもOEMで純正レンズを供給している程度だ。
EOS動画を考えた時にレンズは迷わずマニュアルフォーカスのニッコールと考えていた。もちろんNIKON FからF2、F3Pと使ってきたユーザーゆえにニッコールへの愛着は強い。もちろんキヤノンF1やA1も使い、FDレンズも色々使ってきたが、ここに来てEOSのマウントに余分な光学系を入れないで使えるFマウントのMFニッコールレンズが輝きだした。当然余分なコストがかからないこともEOS+ニッコールレンズの大きな理由だ。キヤノンのEFレンズもEF-S17-55mm F2.8ISやEF70-200mm F2.8Lを持っているが、これを5DMkUに装着して写真を取るかと言えば疑問だ。写真はあくまでD700である。
EOS+ニッコールレンズに対する基本的な考え方は5DMkUはあくまで撮像部分である。そのためにメーカー保証の対象から外れる改造なども必要だ。この考え方はビデオカメラに置き換えるとわかりやすい。ビデオカメラの場合はレンズ、カメラヘッド、ファインダー、マイクなど全てがバラバラに構成され、必要に応じてメーカーの枠を越えてシステムを構築する。EOS動画も同様、必要に応じてレンズ、周辺機器などを組み合わせていくことが動画カメラとしては自然な流れではないだろうか。写真には全貌は写っていないが、5DMkUに取り付けられたモニターは5.6吋の液晶モニター。小柄だが1024×600の解像度を持ち、EOS5DmkUとはHDMIで接続する。電源はソニーのNP-F970を12Vに昇圧して使用している。

際最後の写真はAi AF Zoom Micro Nikkor ED 70-180mm F4.5-5.6Dを装着したEOS5DmkU
AFレンズだがマニュアルフォーカスで使用する。このズームレンズはニコンだけが発売したマクロ撮影用ズームレンズで、ズーム全域で約0.37mまで被写体に接近することが可能だ。最大撮影倍率は70mm時1/3.2倍、180o時は約1/1.32倍となり、ワーキングディスタンスは約12cm。EDレンズを採用することで色収差を抑え高画質を実現し、フルハイビジョンの接写でも高い解像度が得られることはもちろん、三脚を前後ささることなくフレーミングできるために、通常のマクロレンズの数倍の速さで撮影を進めることが出来る。もちろんズームレンズ+クローズアップレンズでも同様のことが出来るが、やはりマイクロズームレンズとして設計されただけに性能は高い。マクロレンズだが無限遠性能も非常に高く、さらに近接時に露出倍数がかからずF値が常に一定と言うことも特筆すべきことである。EOS動画の物撮りには必須の一本であると思う。
2010年1月1日 | 記事へ | コメント(0) |
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2009年12月06日(日)
YouTubeにメダル

会社のYouTube Channelにメダルが付いていた。再生回数が多いランク付けらしい。
といっても一日に200程度である。
この時、従来のSD画質の素材をアスペクト比4:3のままでハイビジョン表示させて解像度をアップさせる実験を行っていた。H264やMpeg4など、ビットレートを変え、コーデックを変え、サイズを変え、色々テストした。テストはローカルサーバーでは不可能なため、毎回アップロードしては削除の繰り返しになる。その都度最近のアクティビティーに「senrivideoさんが新しい動画をアップしました」と表示され、登録ユーザーにメールが送られていたはず。大変申し訳ない。
何の見返りもない作業だが、自分なりに納得できる程度までは画質が向上した。その結果が下の動画。高画質化したものと従来のものを並べているので、同時に再生して比べていただきたい。タイミングの調整は早いほうの一旦停止ボタンを一瞬ダブルクリックして調整できる。音声がダブって聴き辛いときは片側の音声を下げていただくとよい。このサイズで比較しても差は大きいと思うがどうだろうか。どちらもマスターは同じもので、YouTubeへのエンコード方法が異なるだけである。



当然のことだが動画の公開に当たってはクライアント、出演者(友人の稲森誠、望月カオル)本人、事務所の許諾を頂いている。また使用音楽の著作権、音源使用権等の隣接権も処理済である。 なお、YouTubeのアカウントをお持ちの方はチャンネル登録していただくと新しい動画をアップした際にお知らせが届く。
2009年12月6日 | 記事へ | コメント(2) |
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2009年12月04日(金)
ビンテン 代替
愛用しているビンテンのヴィジョン10LFが壊れた。今年の6月にボールヘッドを交換したものだ。前回は磨耗だが、今回はカウンターバランス調整用のツマミが空回りして締め付けられない。これが本番なら一大事。仕込の機材チェックで発見した不具合だったので助かった。

今回は修理対応ではなくオーバーホールになるかもしれない。いずれにしてもヴィジョン10が無ければ大変困る。とりあえず急ぎで見積を取っているが、嬉しいのは代替品だ。「ビンテンの金額が高いのはこういった場合のコストも計算に入れているからです。」と代理店から説明を受けたことがあるが、確かにそうだ。製品のコストには製品だけではなく、部品保有やメンテナンスの代替品などのコストも入れて計算される。高いものを売りっぱなしでは困るのである。

今回の代替品は上位機種のヴィジョン100だ。「修理は急がないからね!」ゆっくり時間をかけてメンテナンスしていただきたい。ちなみに「ビンテン 代替」をググッてみたら、このブログが第一位になっていた。
2009年12月4日 | 記事へ | コメント(0) |
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2009年11月23日(月)
サイエンス映像 撮影会社
サイエンス映像 撮影会社というキーワード。
私が最初に撮ったサイエンス映像といえばやはり天体写真ということになろうと思う。確か16歳だったと思うが、月刊天文ガイド誌に応募した木星の写真が掲載されたことがある。当時水星の日面通過や火星大接近、そしてアポロ計画などが多くの人に天文への興味をそそった。私もその一人で68mmの赤道義を購入して様々な写真を撮ったり、当時趣味にしていたアマチュア無線を応用して流星の電波観測などもやった。それらは決して将来に実るものではなかったが、今生業としている映像制作においては色々と役立つことが多い。
今も時々カメラを月に向けては面白がって写真を撮ってみたりし、近頃は高性能な自動追尾の赤道義が意外と安く販売されているため、物欲が虫が動き出したりする。
私がサイエンス映像が好きなのは、おそらく自然を相手に生きてきた父親の影響だと思う。当時一緒に天体望遠鏡を担いで山に登ったり、四国まで遠征した悪友は現在学校の教諭をし、その子息は彼の影響か、物理学に興味を持って阪大の理学部へ進んだ。また従兄弟の子供は現在東京天文台にいる。子供の頃に持った興味は将来まで影響するというのは確かだと思う。

先日の行政刷新会議の事業仕分けで、科学技術関連の事業が続々とカットの判定を受けた。不要不急の事業を削ることが仕分けの目的とはいえ、このまま進んで行って将来の科学技術研究を担う子供達を育てられるのだろうか。
日本科学未来館の館長を務める元宇宙飛行士の毛利衛さんも「国の事業に対して、赤字という概念を持ち込むこと自体が間違っている。
国が小学校の経営に税金を投入することを赤字というわけがない!」と。そして「これは日本国の未来のためにやっている事業で、科学によって日本が未来を切りひらくことを示し、実現するための事業であって、未来への投資としてこれほど重要なものはない」とも。
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2009年11月22日(日)
映像制作 技術 関西
映像制作 技術 関西」でのヒット。Googleでトップにヒットしている。

実は先日「映像制作 技術系」を検索したらこのブログからもリンクしている知り合いの福田氏のブログが第一位にヒットしていた。早速その秘密を解析してみた。その結果から会社のWEBページを50ページほど書き換え、Googleサイトマップも更新した。またこのブログも大幅に変更した。(見た目はあまり変わらないが、結果的にはこのブログでは900ページほどが書き換わったはずだ。
それが功を制したのかどうかは不明だが、「映像制作会社 技術系 関西」などが上位に上がった。
ちなみに会社のサイト内検索で「技術系」を検索したところ78件ヒットしていた。その中の“description”に書いた内容
"企業・法人用映像制作&撮影技術会社:株式会社千里ビデオサービス (大阪・近畿・関西)TV番組取材、撮影、中継、編集、DVDサービス、ストリーミングサービス、イベントサービス。医療系、医薬系、福祉系や理化学、物理、技術系などの理系映像にとどまらず商品案内、会社案内、自然映像などのECOやエンターテインメント映像の制作も行っています"
はすべてGoogleの検索結果に反映していた。ヤフーとは異なりGoogleでは現在もdescriptionは有効なようだ。しかし"keywords"についてはどれほど効果がありかは不明。いえることはホームページを放っておくとGoogleには置いていかれるようだ。やはり更新は重要に思う。
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ニックネーム:SENRI
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(株)千里ビデオサービス
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