2011年04月18日(月)
とんでもないものを見つけてしまって、迷わず買った。
電源不要のHDMI分配器が@780円である。ラーメン1杯ほどの金額で買えるわけだからNGでもいいかと2個を買った。作りはケーブルやコネクターもしっかりしていて不安が無い。
以前にTECの単三×4本で動くものを2台改造した。これは非常に便利だ。今回買った動機はHVR-Z5JがHDMIとNTSCが排他関係になっていることの対策だ。
HVR-Z5JのHDMI出力から2台のCLM-V55などに出力したが問題なかった。ある方がブログで「入力は640x480で固定されているのか!」と書かれていたが、CLM-V55の画面に出た映像はキャラクター表示も1080でアスペクトは16:9になっていた。解像度についてもキャラクター文字や映し出された映像のシャープネスはSDグレードではなく液晶の解像度に十分達している。またHVR-Z5JだけではなくNEX-VG10の映像もシャープだった。もちろん大画面のAQUOSでも1080で表示できた。
電池を使う2分配器を使用する際にもバックアップとしてカメラケースに放り込んでおけば安心だ。備えあれば憂い無しである。
とにかく1個780円は安い。安すぎると思う。
ちなみにこのスプリッターだがオークションでは意外と高額になっている。
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2011年04月11日(月)
私がNEX-VG10用として2台使っているCLM-V55とよく似た用途の4.8インチ小型LCDモニターを紹介。
こちらはHD/SD-SDや色差信号/HDMIに対応した高級なものでHDMIをHD-SDIにコンバート出力も出来る。またエリア指定の拡大フォーカスなど、CLM-V55に無い機能もあって魅力的だが、価格が小型軽量でないところがDSLRクラス向けではない。やはりXDCAM-EXやHDCAMクラスとの価格バランスというところか。
CLM-V55にHDMI-HDSDIコンバーターを足した金額の2倍以上であることに納得できる人にはお薦めできるモニターである。
下はソニーのCLM-V55である。税・送料込みで33,600円は安い。
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2011年04月09日(土)
福島県南相馬市といえば昨年取材で訪れた場所だ。
その南相馬市の桜井勝延市長がYouTubeで実情を訴え、支援の呼びかけを行った。
今私が住んでいる地域に長期にわたる避難指示が出たとしたら・・・・
自分に置き換えて考えてみた。
市長の切なる訴えを聞いてください。おねがいします。
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2011年04月08日(金)
アンケートサイトのマクロミルで受け取った報酬を義捐金として寄付できる。1アンケートの回答で2円〜200円とまちまちだが、毎日数分の回答で報酬を受け取ることが出来る。
微々たるものだが大勢が参加することで大きなものになる。
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2011年04月07日(木)
またもやNEX-VG10のバッテリーNP-FV100互換バッテリーの人柱になってみた。ROM情報が対応していなければ「対応バッテリーをお使いください」というメッセージが出て使用できない。使ってみなければ判らないのが互換バッテリーの怖いところである。清水の舞台から・・・というほど大げさなものではないが、やはり少しだけ勇気を出して一か八かということになる。
販売しているのは神戸にある新生商事株式会社のチョウさん。中国の方のようだが電話でも話したところ流暢な日本語を話された。販売サイトでは会社案内や保証規定、返品対応などが明記されているし、注文後すぐに使用カメラの機種を訊ねてこられて、この点でも安心できた。
バッテリーはNEX-VG10で問題なく使用できた。もちろん残量表示も対応していた。カメラメーカーには申し訳ないが、仕事で大量に使う場合は1/5以下で購入できる互換バッテリーはありがたい。
そして気になる動作時間だが、NEX-VG10で液晶モニターを表示させた状態で32GBのメモリーを撮り切った3時間8分で一旦メモリーをフォーマットし、さらに2時間40分の記録が出来た。つまり5時間半以上の連続記録が出来た。これなら十分である。4800mAhのものなら6時間以上は可能だが64GBのメモリーは持っていないし、そこまでの連続記録は必要ないだろう。
下のアフィリエイトにNEX-VG10の記述は無いが、サイトでは対応機種としてNEX-VG10やの記載がある。万が一の場合の返品の根拠になる。
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40年ほど前によく歌った歌に岡林信康の「私たちの望むものは」がある。偶々聴きたくて探していたら松山千春がカバーしていた。オリジナルの歌詞は反戦運動が活発で学生運動も盛んだった。一方松山千春の歌詞はオリジナルから少し変更されている。岡林の歌も好きだが、松山千春の爽やかで前向きな歌はとても気に入った。大きなお世話かもしれないが、被災地の方に聴いてもらいたい気持ちもある。
YouTubeには2つアップされていたが、音質の良いものは埋め込みが禁止されていたために貼り付けることが出来ない。下に埋め込んだものは音質が悪い方だが聴いてもらえれば幸いだ。
音質の良い物は下記のリンクで聴いてください。
http://www.youtube.com/watch?v=vTdLlC-mMv0
話は変わるが「私が望む物は」はこれ。(写真をクリックしていただくと大きな画像が表示されます)
ソニーから発売されたHDMI入力の5吋モニターのCLM-V55である。ソニーのα55やNEX-VG10用として開発されたもので、モニターというよりはファインダーとしての機能が盛り込まれている。カメラへの取り付けはソニー専用のアタッチメントの他に、EOS7DやNIKON D7000他に対応できるように汎用のアクセサリーシュー用アタッチメントも付属している。またワンタッチで開くサンシェード(モニターフード)も付いている。若干浅いが屋外でも十分役立つし、ブラックメタルをパーマセルで貼り付ける手がかりとして深くすることも簡単だ。
ファインダーとしての機能でまず挙げられるものはピクセル等倍による拡大表示。液晶のピクセル数は800×480だからフルHD(1920×1080)の画像の場合は約2.5倍に拡大される。NEX-VG10を使っていて本体のLCDモニターではフォーカスに不安がある。しかしこのCLM-V55を使えばフォーカスに対する不安は容易に解決できる。
また全画面を確認しながら正確なフォーカスを得るには「ピーキング」機能が非常に役立つ。ピーキングは業務用や放送用のファインダーでは付いていて当然の標準機能だが、民生機ではほとんどサポートされていない。オートフォーカスが当たり前の民生機では当然といえば当然の機能割愛だ。しかしマニュアルフォーカスを使うデジタル一眼レフやミラーレス一眼による動画撮影ではピーキングは必要不可欠な機能といえる。NEX-VG10に拡大フォーカスやピーキングが装備されていない理由は、後日このCLM-V55を買ってもらうための仕込だったのだろうか?まっそんなことはあるまい。
そのピーキングだが画面をモノクロ表示にして輪郭に赤いピーク信号が付く。実際使ってみると拡大フォーカスよりも素早く正確なフォーカスが得られる。そして拡大表示させている場合にもピーキングを設定することが可能になっているのも嬉しいところだ。
その他の機能としてフレームマーカーの表示。
16:9(90%及び80%)4:3(90%及び80%)そして表示無しが設定できる。
そして小型スピーカーを内蔵していてHDMIのエンベデッドオーディオが出力できるうえにヘッドフォン端子も装備されている。
輝度やコントラスト、色合いの調整、バックライトの照度の調整の他に色温度が9300k/7200k/6500kが選べるようになっている。
これだけの機能を持っているにも関わらず価格は税別40,000円(実売3万余りと破格の設定だ。
試作機ではカメラへの取り付けアタッチメントの強度が不足していたが、製品版ではとてもしっかりしていてグラグラすることは無くなっていた。
まさに「私たちが望む物」である。CLM-V55のないデジタル一眼なんて、とても古い表現だが「クリープの無いコーヒー」といえる。
購入はいつものようにシステムファイブで2台を購入した。画像をクリックしていただくとシステムファイブのCLM-V55のページが開きます。
付属品はHDMIケーブルと収納ポーチ、モニターフード、バッテリーガードだけだ。残念ながらバッテリーや充電器、ACアダプターは別売となっている。指定バッテリーはNP-FM50シリーズだが、サイバーショットDSC-717/DSC-828/DSC-R1などと共通なので私の場合はバッテリーや充電器をすぐに買う必要は無かった。
メーカーの仕様では
NP-FM500H:約3時間/NP-QM71D:約5時間/NP-QM91D:約8時間となっている。
またCLM-V55はバッテリー背面がオープンタイムのため、仕様にあるFM-50シリーズだけではなく70や90の大容量タイプも使用できる。
わたしも5時間程度はバッテリー交換せずに使用したかったために購入後NP-FM70互換のバッテリーを4個購入した。90シリーズは重量が大きくなるのでカメラにアタッチメントで取り付けるには不向きだと思う。もちろん互換性に問題なく、残量表示にも対応している。
下に購入したショップのリンクを貼っておくので参考にしていただきたい。単品もあるが2個セットが安い。
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2011年04月06日(水)
暫くCCTVに顔を出さなかったJenny Guが今月から復活していた。
トップニュースはやはりリビア。トリポリとベンガジを結んで三元中継だった。
次はやはり福島原発のニュース。低濃度(基準の500倍)とはいえ、放射能汚染水を海に放出というのは、緊急の対応であろうと本来は避けたかったところだ。
それにしても一方で人命救助、そして一方で空爆などの戦争行為。困ったものだ。
そういえば一昨日の読売「日本で公表されない気象庁の放射性物質拡散予測」(2011年4月4日14時30分 読売新聞)が日本でも「指示されて…気象庁、放射性物質拡散予測を公開」(2011年4月5日20時51分 読売新聞)ということなった。しかし気象庁のサイトでは非常に見つけにくい。これは公開とは言わないだろう。
YouTubeにドイツ気象庁(DWD)による粒子拡散予測をもとに作った動画があった。(日本標準時 は UTC+9 時間)
予測ではそろそろ関西にも拡散してくるようだ。とりあえずウイルス・花粉用のマスクだけは必要数を手に入れた。また、車で移動の際にはエアコンをフレッシュエアーではなくリサーキュレーションで使用する。
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2011年04月02日(土)
冬も終わって桜が咲き始めたのでファミリアRSをスタッドレスから夏タイヤに交換した。デリカD:5はまだ積雪のあるところへ行くので、もうしばらくはスタッドレスのまま。
ファミリアRSも今年で10年ということで、今日はこれまでのRE01Rから新しいタイヤにした。RE01Rよりずっと大人しいファルケン【ZIEX ZE912】だ。ファルケンは住友ゴム工業(旧オーツタイヤ)ダンロップファルケンブランドということになるらしい。元々は大阪の泉大津の会社であり、全身の大日本航空機タイヤ株式会社では航空機タイヤを生産していた。
同社はスタッドレスタイヤの先駆者で、私が北海道に居た時に最初に履いたスパイクレススノー(スタッドレス)もオーツタイヤだった。この仕事を始めてからオートメッセでもファルケンブースの中継をさせていただいたりで、何かとご縁のある会社だ。
ちなみにオンボードカメラのGoProHDの購入を決めたのもGoProが搭載されたチーム・ファルケンの動画を見たからだった。
そしてホイールはRAYS製のスーパーエコを選んだ。 RAYSは東大阪の長田にある。以前リベロで履いていたPOTENZA SUPER R・A・Pも軽かったが、このワンピース鍛造のスーパーエコは5.5J15吋で3.9kgとさらに軽い。デザインはSUPER R・A・Pと同様に少し古臭いようだが、よく言えば完成された形ということになるだろう。
これまでのホイールに比べると1本当たり3kg以上は軽くなったようで、205/60サイズのタイヤRE01Rと190/55との差を加えると5kg以上軽くなった。最近はエンジンのトルクが大きくなって、ホイールも重量よりはデザインが重要視されるようだが、やはりバネ下荷重を軽減した効果は大きかった。10年選手のファミリアRSだが、まるで別の車に乗り換えたように生き生きとした印象。バネ下荷重を1kg軽減は車両重量15kgに匹敵すると言われるが、実際にその効果を体感することが出来たのは大きな収穫だった。
ただしメーカーのRAYSも最近の傾向としてECOを看板に燃費向上を売りにしている。しかしこんな旧車用のホイールを本気で作っているところを見ると、狙いはやはりバネ下荷重の軽減が本当の目的だったのではないだろうか?と勘ぐってしまうのは私だけではないと思う・・・・
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2011年03月19日(土)
福島原発を東電社員が自衛隊ヘリから撮影した動画が公開されたが、かなりというよりも極めて悲惨な状況になっている。動画を見る限りは空爆を受けたような状態である。一刻も早い事態解決を望みたい。
現場で危険を覚悟で作業されている人々に感謝の気持ちで胸が詰まる思いだ。何か画期的な解決方法は無いものだろうか。
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2011年03月17日(木)
50人ではなく181だそうだ。
以下産経ニュースの引用
「東電など作業員181人、危険覚悟で復旧作業 福島第1原発」
東日本大震災で被災し深刻な事故が相次いでいる東京電力福島第1原子力発電所。日増しに放射性物質(放射能)漏れが広がる中、被害の拡大を少しでも食い止める作業には一刻の猶予も許されない。だが、原子炉周辺では健康に大きな影響を与えるほどの放射線が検出されている。深刻な被曝(ひばく)が確実な長時間の作業はとても不可能。多くの作業員は危険を覚悟の上で復旧に当たっている。
東京電力や協力会社の社員らが現在、現場で復旧作業に当たっているのは1〜3号機だ。使用済み核燃料を貯蔵するプールの水位が下がり、深刻な放射線漏れが懸念される4号機は、危険すぎて近寄れず、モニターで監視するしかない。
1〜3号機周辺も放射線量は極めて多い。3号機西側では15日、1時間当たりの放射線量が年間被曝限度量の400倍に相当する400ミリシーベルトを計測したが、16日午前時点でもこの数値は減っていない。
福島第1原発では震災後、800人が働いていたが、放射線漏れを受け、15日午後からは注水作業などに携わる73人を残して撤退。厚生労働省が同日、作業員の労働基準を緩和したことを受けて16日からは181人が復旧作業に就いている。
ただ、作業には制限が多い。作業員は防護服にガスマスク、ヘルメットに身を包み、被曝した放射線量を測定する計器を身につけながら作業を行う。例えば400ミリシーベルトの放射線量がある地域では、作業時間がわずか37分に限られるなど厳密なチェックが必要だからだ。
作業内容は、消防車のポンプを格納容器の取水口に取り付けるものなど。1度つなげれば退避できるものの、燃料切れや水を送れないトラブルなどもあり得るため、近くで監視しなければならない。
また、原子炉の建屋に隣接した2カ所の中央制御室は15日から常駐できなくなり、炉内の温度や水位をチェックするため、中央制御室で短時間の確認作業を行った後、すぐに戻る繰り返し作業が必要だ。
原発建屋内の水素爆発で吹き飛ばされたがれきも作業の障害となる。がれきの中には放射性物質が含まれている可能性もあり、東電は16日、ブルドーザーなどの重機を使って2、3、4号機周辺のがれきを撤去する作業を始めた。
安全性が強みとされる日本の原発。しかし、想定を超える事故に直面し、被害を最小限に抑えるための底力が試されている。
だが実際の避難区域エリアの人数は消防・警察・自衛隊など、もっと多いだろう。最悪の事態を避けるために懸命になっている人々に心より感謝する。犠牲者が出ないことを祈るしかない。
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2011年3月17日
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2011年03月16日(水)
「日本を核の大惨事から救う最後の頼みの綱」
ニューヨーク・タイムズは50人をこう表現した上で、「彼らは迷宮のように機器が入り組み、停電で真っ暗になった施設内を、懐中電灯だけを頼りに、防護服とマスクに身を包んではいずり回り、海水注入などの作業にあたっている」と、その献身ぶりを伝えた。
東電は現場に残った作業員の身元の詳細を明らかにしておらず、同紙は「フェースレス50(顔のない50人)」と表現。
厚生労働省が15日、同原発での緊急作業時に限り、放射線の被曝限度を現行の100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げたことを挙げて、「暗黙のうちに自分を犠牲にすることを求められた人々だ」とした。
米CBSテレビは「死をも恐れぬ50人」と勇気をたたえつつも、「作業が長引けば、現在の50人に代わってリスクに向き合う覚悟を持った次のチームを見つけるのはきわめて難しくなる」と指摘している。
中部電力が原発施設に12mの防潮堤の建設を発表し、関西電力も安全性の見直しを発表した。当然のことである。
資源の無い日本が電源を原子力に依存するのは仕方ないことであり、これからは反対運動ではなく、国土というより地球レベルでの安全対策、調和が求められるだろう。
冷却用の水(海水)をポンプで汲み上げるとは誰が考えたのだろう。
全く持って素人の考えだが、原発よりも高いところに緊急用の冷却水の貯水池が出来ないものか。
水は高いところから低いところへ流れるのは物理学云々ではなく常識である。原子炉よりも高い位置に多量の非常冷却水の巨大プールを建設しておけば動力に依存することなく自然落下で原子炉を水浸しに出来ただろうに。もちろん高圧の原子炉への注入には加圧しなければならないが、ウオーターハンマーなどを用いた無動力ポンプも応用できるだろう。いまさら言っても仕方ないのだが・・・・
一刻も早く福島の原発事故が完全に停止出来ることを願うと同時に、顔の見えない50人の方々、そしてその家族の方々に声援とお礼を申し上げる。私も自分の出来る範囲で一生懸命頑張るしかないと思う。
参考:デジタルグローブ社のギャラリーで
人工衛星が捉えた東京電力福島第1原子力発電所の衛星写真を見ることが出来る。
flickrにもデジタルグローブ社の衛星写真がアップされている
http://www.flickr.com/photos/digitalglobe-imagery
引用元:http://sankei.jp.msn.com/world/news/110316/amr11031619130007-n1.htm
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2011年03月12日(土)
11日午後に発生した東北地方太平洋沖地震は、国内では観測史上最大といわれるM8.8の巨大地震であり、報道では目を覆うばかりの惨状が伝えられています。行方がわからない方々の一刻も早い救出を願うばかりです。
各地で被災された方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、各地で救助復旧、報道にかかわっておられる全ての方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
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2011年03月11日(金)
専門学校映像学科の先生からメールが届いた。
広島で映像系の専門学校で教員をしている○○と申します。
御社のHP拝見していたところRigの記事を拝見しました。
こちらも同様Camcoder shoulderを作製しています。
youtubeにアップしてます。ご覧ください。
(すみません。突然ぶしつけで)
ということで、これが知らせていただいたYouTubeである。
素晴らしい。これは私だけが見ていたのでは勿体無いのでここで紹介させていただくことにした。
私の会社には使わなくなった旧機材が山ほどある。廃棄しても良さそうだが、それぞれに思い出、思い入れがあって捨てる気にならない。
先般制作した私のNEX-VG10のレリーズ取り付け部は30年余り前のUNのアクセサリーシューだったし、hal_shimpachiさんのアクセサリーシューは古い業務用カメラのものだそうだ。また、先日のロケで使用したソニーの7インチLCDに取り付けた金具のベルトフックやベルトも古い業務用カムコーダーから外したものだった。私が尊敬する「自作の人生」さんのショルダーリグも古いソニーの業務用カメラから生み出されている。
先生のYouTubeのおかげで私のDIYパワーが増強できた気がする。とてもいい刺激だ。
こういったことを知るとECOとは何かを改めて考えるようになる。確かに省エネルギーということから言えば最新のもの、たとえばハイブリッド車や省エネ家電、省エネ住宅は素晴らしいのだが、省資源という観点からみると少し違うのではないだろうか。
身近なところで最近の出来事としては愛車のファミリアRSである。今年で9年目の車検になるが、先日新しいヘッドライトとフォグランプ、リレーなどを交換した。さらに9年使ってきたCDナビをようやくフルセグ対応の地デジナビに更新することにした。10年ものの車に勿体無いと言われそうだが、ファミリアを廃車にする必要も無ければ新車1台分の資源も必要ない。しっかりとメンテナンスを行い、長く使うことが本当のエコではないだろうか。
ちなみにファミリアRSの走行距離は年間約10000kmで平均燃費は12km/Lだ。ガソリン(レギュラー)の年間消費量は約830Lで140円/Lだと年間11万6千円となり、10年で116万である。もし15km/Lの車だと年間約666Lで年間のガソリン代は9万3千円で10年だと23万の節約ということになる。でも23万のために走れる車を1台廃車にして新しい車に買い換えるのはいかがなものだろうか?
面白い記事があったので引用しておく。
「国産エコカー、燃費表示に「?」 新測定方式義務化へ」というAsahi.comの記事だ。
エコカー人気で「低燃費」競争が激しさを増すが、カタログ上の燃費で実際に走る車はほとんどない。国産車の燃費はとりわけ現実離れしているとの指摘があり、国土交通省が4月から改善に乗り出す。実際の燃費に近い新試験の結果をカタログに表示するようメーカーに義務づける。
1リットルあたり38キロ。国交省が昨年、「もっとも燃費の良い乗用車」と認めたトヨタ・プリウスのカタログ上の燃費だ。ところが、ユーザーからは異議があがる。実際の走行距離から燃費を算出する携帯電話のサイト「e燃費」では、平均でガソリン1リットル当たり約21.7キロとの結果が出ているからだ。
e燃費の会員は全国約50万人。うち約10万人から携帯電話で実際の給油量と走行距離を入力してもらっており、車種ごとに「実燃費」を算出して公表している。国内で走る大半の車種のデータが集まるという。サンプル数が少ない車種もあり、限られたデータに基づく参考値にすぎないが、ネット上で一定の信頼を得ている。
プリウスの実燃費はカタログ値の6割に満たないが、ほかの車の実燃費はさらに劣るため、このサイトの低燃費ランキングでも1位だ。一方、輸入車部門で1位のフィアット500はカタログ値19.2キロに対して16.8キロ(達成率約88%)、2位のフィアット・パンダはカタログ値15.6キロに対して14.3キロ(同約92%)だ。
実燃費とカタログ値との差が国産車で目立つことには、海外の自動車メーカーからも批判が上がる。この理由を、国交省関係者は「性能テストの内容と、メーカーの取り組み方にある」とみる。
続きはコチラを読んでいただきたい。
ジャンク機材のリサイクル活用というYouTubeのおかげでエコとは何かを考えさせていただいた。
お知らせを頂いた先生に深く感謝する次第である。
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2011年03月06日(日)
見たことの在る写真。
実はコレ、NEX-VG10の写真用レリーズを思いつかれたhal_shimpachiさんの最新RECトリガーリモート。私のアクセサリーシューのアイデアを用いてバージョンアップされたそうだ。氏とはある映像コミュニティーのフレンドである。
完成したhal_shimpachiさんのトリガーリモート。レリーズを取り付ける金具には古いPCのモデムボードの金具を流用されたそうだ。アクセサリーシューはやはり古い業務用ビデオカメラのリサイクルということである。アクセサリーシューを用いることでハンディー使用時と三脚使用時の切り替えが簡単に行える。
hal_shimpachiさんのブログがあるので是非ご覧戴きたい。ミュージックPVなどを作られている方だが、音楽や映像以外の記事もとても楽しい。
ちなみにhal_shimpachiさんのトリガーリモートの初号機がこれ。
トリガーリモートの全てはこの1枚の写真から始まった。氏がこれを公開してくれなかったらVG10はいつまでもRECを押し辛いカムコーダーのままだったと思う。まさにアイデアの共有である。改めてhal_shimpachiさんに深く感謝申し上げたい。
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2011年03月03日(木)
NEX-VG10を今度4.5mのクレーンに乗せて撮影することになった。先般のロケではクレーンが小さかったため無くても困らなかったのだが、4.5mになるとカメラのトリガーに手が届かないし、回しっぱなしというのも具合が悪い。先般ワイヤー式のレリーズをトリガーリモコンに使えるようにして非常に便利なのだが、ワイヤー式で5mの長さのものは無い。有ったとしてもアウターとインナーの摩擦でスムーズに動かないことは明白だ。ということは昔写真屋さんが使っていたアレしかないだろう。
少し時間がかかったが、今日ヨドバシからエアレリーズが到着したので早速VG10用に改造した。シリコンゴムのチューブを使っているようだが、現場で切れては具合が悪いので予備を合わせて2つ作った。
血圧計の加圧用ゴムポンプというか、レンズ清掃用のブロワーに似たゴム球を握ると先端のレリーズの芯が出てくる。
VG10への取り付けは側面に取り付けたアクセサリーシューを用いている。このシューは30年ほど前に購入したUNのマルチプレートについていたものと記憶するが定かではない。
そこに穴をあけてレリーズを取り付けたエツミの水準器を差し込めば出来上がり。いたって簡単な構造である。
Jr.に超アナログと言われたりしたが、デジタルカメラをアナログというか、原始的な方法で制御するのはとても愉快だ。しかしこのエアレリーズというのはよく出来ているし、とても科学的な原理が応用されている。誰もが中学校で習ったあの【パスカルの原理】Wikipediaによるとということだ。言い換えればパスカル先生のおかげでNEX-VG10のトリガーがリモートコントロール出来たということになるのだろうか。
エアレリーズの動作は極めて滑らかで面白い。
このエアレリーズののおかげでクレーンの先端4.5mに取り付けられたNEX-VG10の録画スタート・ストップが思い通りに行えることになった。名称はレリーズ改め【パスカルレリーズ】でどうだろうか?
完成してパッケージに入ったパスカルレリーズ。後は出荷をxxx現場を待つばかり。2台出来たので物は試しと、2本ののエクステンションチューブ継ぎ足して10mでのレリーズを試してみた。結果は良好である。若干強く握らなければならないが、レリーズはストロークいっぱいに伸びて余裕でRECボタンを遠隔操作できた。
この改造品を両面テープを貼ったUNのアクセサリーシューとセットでネット販売しても良さそうな出来栄えに大変自己満足な私である。VG10ユーザーさん、お一ついかがですか?(笑)
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