2010年12月14日(火)
KIPONのマウントアダプター【tilt NIK-NEX】が届いた。360度のどの方向へもチルトが可能で、かなりのオーバーインフで設計されているためフルサイズのNikkor 15mmや20mmでもアオリが可能だ。とてもよく出来たアダプターだと思う。
チルト部はリングを締めてフリクションで固定できるようになっていて、ある程度締め付けておけば一々締め直す必要が無い程度のフリクションが生じるように粘性の高いシリコングリスが注入されている。NEX-5/3では問題ないがNEX-VG10の場合はアダプターの締め付けノブの位置によっては着脱時にノブ干渉するので干渉しない位置にノブを回してから着脱する必要がある。
夕刻に千里中央へ出かける用があったので、VG10にこのアダプターでAi Nikkor 35mm F1.4を装着して試し撮りをしてみた。絞りは全て開放〜2.8程度。※写真をクリックしていただくと大きな写真をご覧いただけます
簡単だが意外と面白い。今週の暇な時に是非中之島のイルミネーションを撮ってみたいと思う。
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【HVR-Z5J 番組収録】というキーワードだった。
世の中がメモリー記録に移行しているにも関わらず、今も番組はHDCAMやHDVなどのテープメディアでのオーダーが多い。制作会社からのオーダーの場合はP2などのオーダーもあるが、やはりテープだ。
メモリーはキャプチャーが速いと言う利点はあるが、編集マンが素材に目を通すということではテープからのキャプチャー時に等速で見ることではテープの方が都合がいいようにも思う。
今ゴルフ専門のCSで先日数回ロケを行った番組がオンエアされているが、撮影はHVR-Z5Jで行っている。私が担当したのはオール巨人さんのご子息。1回目は11日21時で次回の放送は16日深夜など7回の再放送がある。
こういった撮影で今最も有り難い物はハンドヘルドタイプのカムコーダーを肩乗せに出来るショルダーリグだ。
ショルダータイプと同様に担ぐことが出来、ラジオマイクのレシーバーをリグの後部に取り付けることで音録りにも都合がいい。メーカーから発売されないので仕方なく作ったものだが、番組でデジ(ハンドヘルドタイプの小型カムコーダー)が多用される状況を考えればメーカーもこういった周辺機器をカムコーダーの開発と同時に行ってくれても良さそうだ。
来年はスーパー35mmサイズのデジタルシネマも発売されるわけだが、メーカーにはサードパーティーとは違ったトータルにデザインされた周辺機器を開発、発売してもらいたいと期待する。
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2010年12月13日(月)
とても面白いマウント変換アダプター。
NIKON FマウントのレンズをNEXマウントに変換するアダプターだが、このブログの左下にある【NEXマウントアダプタ】のオークション紹介に出ていた。落札は即決で8800円だった。これが有れば焦点距離の短いニッコールレンズの場合もチルトを用いたアオリ撮影が無限からフォーカスが合うようになる。NEXが静止画でAPS-C、動画でAPS-HDとなっているため、イメージサークルが大きい35mmフルサイズのニッコールレンズなら広角レンズでもアオリが可能になる。
ベローズユニットのPB−4の場合はベロースニッコールやELニッコールの一部を除けば無限でのチルトは不可能だ。ミラーレス構造のNEXだからできる芸当だ。
出品者の方がNEX-5に取り付けたAFのDレンズ(絞り環付)を装着した写真を掲載されていたので転載させていただいた。到着は明日午前中の予定。
中之島で開催されているOSAKA光のルネサンスをチルトを使って撮影したいと考えていたのでうまく間に合った。以前にBluRay版のDVDを撮影したが、VG10にニッコールレンズを装着してチルトを利かせれば面白いものが撮れそうだ。
※このアダプターは絞り環の無いGレンズでは使用できないので注意が必要だ。購入の際には注意していただきたい。
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2010年12月09日(木)
【NEX-VG10 Eマウント3倍ズーム】での検索。正しい名称はE18-55mm F3.5-5.6 OSSで、NEX-5/3の標準セット用のレンズだ。しかしNEX−VG10用の常用レンズとしてとても使いやすい。
VG10付属の18-200に比べて長さは約2/3で重量は約1/3ほど。手ぶれ防止はスタンダードのみでアクティブモードはないが困ったことは無い。というのもアクティブモードは広角端でのみ動作し、VG10のアクティブモードは上下左右方向のみのタイプだからテレ側ではスタンダードということになる。
タムラックのカメラバッグを使うようになってからは3倍ズームを装着したVG10を殆どの現場に携行し、時にサブカメラ、時に写真用カメラ、そしてフィッシュアイカメラとして活躍している。中には16mmレンズやフィッシュアイコンバーター、NDフィルター、プロクサー、NIKONマウントアダプター、バッテリー等の必需品は全て納まっている。特に3倍ズームや16mm単焦点レンズはアタッチメントサイズが49mmと小さいためにNDフィルターが安価で助かる。
つい先日撮った和太鼓演奏者の飛鳥大五郎さんのインタビューでもメインカメラはZ5Jを使ったが、サブカメラはVG10を使用した。オールインワンのタムラックにはx4、x8、x16の49mmと52mm、そして72mmのNDフィルターがいつも入っているので大概の撮影なら対応できる。また、撮影は固定カメラとして使うことが多いので三脚も写真用で十分だ。音声は環境音兼同期用になる。
EDIUSのタイムラインにマルチカムモードで配置してみたが、さすがにソニー製同士だけあって、撮影時に正しいホワイトバランスを取っておけばトーンの違いは殆ど無い。
小さいながらも、今では仕事においても必要不可欠なカメラになったと思う。
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2010年12月07日(火)
NEX-VG10はHandycamということで基本はビデオカメラということだが、これで写真を撮るというのはものすごく楽しい。
3吋の液晶パネルは上から覗くとちょっと八ッセルブラッドかローライフレックスの気分。感度は12800に設定し、クリエイティブスタイルはB/W。ノイズの乗り方がトライXやイルフォードのHP-4を3200くらいに増感した感じ。コントラストを調整して、シャープネスは現像液のエッジ効果といったところか。12800といえば3200よりも2スピード高感度で、ノーマルのHP-4(HP-5)に比べると5スピード高感度になる。
暗視鏡ではないが、夜間のスナップは非常に快適だ。
気分が乗ったので南方のクライアントの事務所付近をVG10片手にスナップしてみた。
(※写真はそれぞれクリックすると大きなサイズでご覧いただけます)
NEX-VG10 / SONY E18-55mm F3.5-5.6 OSS / ISO 12800 With DxO Filmpack v2
このカメラ、もしかするとストリートフォトに向いているのかもしれない。
ひとつ面白いソフトウエアを紹介したい。
DxO FilmPack 2というDXO Labsのソフトウエアだ。これを用いるとさまざまな定番銀塩フィルムのスタイル、カラー、粒状感をデジタル画像に忠実に再現できる。私はV1から使ってきたが、モノクロだけではなく、エクタクロームやコダクローム25/64など計50種類のフィルムレンダリングが可能で、異なったフィルムレンダリングやフィルムの粒状感を組み合わせることも可能だ。扱えるファイル形式はJPEG及びTIFF。RAWデータは扱えない。操作は極めて簡単でマニュアルなど必要ないほど簡単だ。
しかし考えてみるとフィルム時代、特に印刷原稿のポジフィルムでは撮影時に正確なカラーバランス、露出を決めなければならないのは当たり前だった。4×5等で二枚撮りしたとしても減感1/3、増感2/3が限界だった。
近頃のデジタルカメラのようにRAWデータ記録することで露出やカラーバランスを後から修正できることは確かに便利かもしれないが、RAWデータカメラマン達は撮影後に撮影に要した以上の時間をデジタル現像に費やしているようだ。以前は撮影済みのポジフィルムをラボの集荷に渡せばその日の仕事は完了した。翌日に現像の上がったフィルムをチェックしてショーレックスに入れてマウントすれば納品出来たのである。昔のように撮影と現像、レタッチ作業は分業出来ていたほうが良かったのではないだろうか。
若いカメラマン達がRAW現像に追われている姿を見ると気の毒にさえ思えてくる。ちなみにNEX-VG10はRAWデータは記録できない。JPEGのみしか撮れないことがかえってフィルムっぽいと感じている。 | | | |
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2010年12月06日(月)
いつの間にか誕生日を迎えていた。子供達から言われて思い出す。
そして妻に連れられて行ったところは箕面ドライブウエイの中ほどにある【みのお山荘 風の杜】というところ。
紅葉もすでに終わった箕面だが、ここは玄関が北側に位置しているためか、ここだけは見頃という樹もあった。
玄関付近の見事な紅葉の様子をNEX-VG10で写真撮影。
日が当たらない部分は緑のままで、赤と緑のコントラストが美しい。
【みのお山荘 風の杜】では以前に会席を戴いたことがあるが、【山帰来】での食事は初めて。一歩踏み入れるとディスプレーはすでにクリスマスになっていた。
今日は妻と二人だけで質素な誕生日である。入り口に感じのいい寄席植えが有った。
NEX-VG10を90度寝かせて撮影していると、ロビー係りの方が???という感じで近付いてこられた。おそらく機械に疎いオッサンが写真機と間違えて縦位置でビデオを撮っていると思ったのだろう。「いいのか撮れましたか。縦で大丈夫ですか?」
「ええ、これ写真機なんですよ」とプレビューを見せたが納得できない様子。そこでもう一枚撮るとフォーカルプレンのシャッター音が鳴って一応は分かった様子。
NEX-VG10は確かに「けったいなカメラ」である。
食事まで時間が有ったので先に珈琲だけを戴いて妻と二人だけの会話を楽しむ。私達にとっては裏山だが、けっこう遠くから来られている人も多いようだ。さすがに観光地である。
先日の猛烈な低気圧が過ぎ去って、今日はまさに小春日和。風も無くフリースが暑いほどの陽気だった。
のんびりと時間を過ごして【山帰来】で食事を済また後に自宅へ戻ると、いきなりケーキ攻撃?↓これは娘からのケーキ。直径は25cmほど。
これは息子からのケーキ。
妻や子供達に祝われて、とても楽しい誕生日を迎えることが出来た。五十路も後半戦に入った私だが、みんなのおかげで益々頑張ろうという勇気が沸いてくる。ありがとう!
こうなると皆にお返しをしなければならない。もちろん食欲の秋(そろそろ冬なのだが)ここは北海道グルメ攻撃で巻き返すことにした。こういう場合は勿論「エビ・カニ」に限る。これなら絶対に負けることは無いだろう。
何よりも量。エビ・カニ・イクラなど、北海道グルメの物量作戦でいく。
さて、来月は妻の誕生日である。好物の北海道グルメで得点を稼いでおけば・・・・・。
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2010年12月03日(金)
デジカメやビデオカメラ、オーディオレコーダーなど、様々な機器に使用されるメモリーカード。今のところ私はシリコンパワーと相性がいいようだ。
シリコンパワーのCFカードはこれまでにビデオカメラのHVR-Z5Jに直結するメモリーレコーダーのHVR-MRC1K、ニコンのデジタルカメラD700、D300,D3x、D3s、またサイバーショットR1やキヤノンEOS5DMarkU、EOS30Dで使用して問題は無かった。
SDHCはこれまで急遽ヨドバシ梅田で買ったパナソニックを使用してきたが、ここにきてNEX-VG10やローランドR-44、そしてGoProHDでの使用が多くなって来たので買い足した。もちろん今回はシリコンパワーのSDHCである。購入はいつものデジオン。
※決してデジオンが一番安いわけではない。デジオンより安く売っているショップもある。
ただ、これまでの私の購入実績から選んでいるだけだ。
到着したものはパッケージが新しいほうだったがClass10で間違いは無かった。
とにかく安い。そしてVG10で問題なく認識し、収録できた。またNikon D7000もSDHCのデュアル記録などが可能になったことによってSDHCの使用機会はどんどん増えてくるだろう。そして編集作業や現像作業が終わるまではメモリーは初期化せずに保管しておきたい。記録時間を考えるとビデオテープよりメモリーカードの方が安い時代が来た。もちろんフィルム代を考えてもメモリーはタダ同然ということである。
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現在使っているスマートフォンのエクスペリアがVer.2.1になったと聞いて設定から「ソフトウエアの更新」を選んで最新版にアップデートしてみた。
しかしソフトウエア更新ではOSのアップデートが行われなかったので、早速PCを使って1.6→2.1へアップデートした。
サイトからダウンロードしたUpdate Serviceを起動してその手順に従うだけで難しいことは無かった。約15分ほどの作業だった。
エクスペリアが再起動されると普段見ないデスクトップが現れてアップデートが実感出来る。起動後自動で設定メニューが現れる。
後で出来るということで言語だけを選んで後はスキップした。
起動時のムービーやロゴが変わったことよりもワークスペース(デスクトップ)が広くなったことが嬉しい。アイコンが1ページ当たり1列(4個)増えて、ページ数も3ページから5ページになった。
設定から更新されたバージンを確認し、データの損傷や不具合が無いかを確認したが問題は無かった。このエクスペリアでよく使うメールやアンドロイド、SPBTV、そしてIPラジオのRazikoなどを検証した。Zazikoはいつも楽しみにしている関東圏のラジオ放送を問題なく聴くことが出来た。オールナイトニッポンでは先日復帰した岡村さんが元気に喋っていた!アンドロイドのバージョンアップも嬉しいが、岡村さんの復帰はそれ以上に嬉しかった。
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2010年12月01日(水)
【動画撮影 マイクロニッコール】での検索だった。マクロ続きだが、やはり35mm一眼レフ用レンズを動画に使おうと考えている人が多いようだ。実際にEOSやREDONEでもニッコールレンズは多用されているし、間もなく発売されるAF-105の英語版サイトではトップにAi Nikkor 135mm F2が掲載されている。(日本語サイトは最近更新された)
写真をクリックしていただくと大きな写真が開く。右端がAi NIKKOR。
私が気に入っているマイクロニッコールはMicro NIKKOR Auto 55mm F3.5で、絞り環はAi化しているので最新のデジタルでも開放測光が可能だ。以前にも書いた事があるが、宇宙へ行ったニッコールによく似ている。
マイクロニッコールだから近接性能はもちろん優秀だ。しかしマイクロニッコール全般に言えることは近距離だけではなく遠距離の撮影でも非常にシャープな描写をする。下の写真はVG10にこのMicro NIKKOR Auto 55mm F3.5を取り付けたもの。
映画用スーパー35mmに相当するVG10に付けた場合の対角画角は約24度でフルサイズの100mmレンズに相当する。また、フルサイズの約半分の撮像面積のおかげで口径食による周辺ボケの変形がなく、開放でも周辺まで均一なボケが得られることは画角を犠牲にした利点だと思う。
Micro NIKKOR Auto 55mm F3.5にで初めて採用されたものの、開放測光時の誤動作の原因になるということで廃止された撮影距離による絞りの自動補正機能がライブビュー時代のデジタル一眼動画のマクロ撮影で再びその素晴らしさが認識されてきたようだ。
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2010年11月28日(日)
【VG10 マクロ撮影】で検索があった。ようやくNEX-VG10が当初考えていた用途で本領を発揮し始めた。
1970年代初めに作られたベローズニッコール105mmF4をベローズユニットPB-4を介してNEX-VG10に取り付けている。3群4枚構成の135mmよりも1枚多い3群5枚構成の105mmは光学性能が向上し、かつ適度なワーキングディスタンスを得ることが出来て使いやすい。イメージサークルも十分大きくてPB-4のアオリ限界まで傾けてもケラレは無い。
ベローズニッコールだから然近接から無限までピントが合うのは当たり前だが、PB-4のアオリ方向が通常の位置の場合に左右のスイングとシフトしかないために自由雲台を用いて90度傾けてヴィンテンに乗せている。そうしなければチルト方向のアオリやライズ&フォールが使えない。ただしこの場合はレンズの光軸がヴィンテンのパン軸から大きくオフセットするためパン操作に違和感がある。このことの改善策は最後に記載しているので参考にしていただきたい。
アオリを必要としないマクロ撮影ではベローズよりも手軽なヘリコイド式のフォーカシングユニットを使用する。フォーカシングユニットといってもケンコーのマクロテレプラスから光学系を外して、ケラレの原因となる内部の鏡筒を除去しただけの簡単なものだ。しかしこのユニットを用いることで引き伸ばしや製版に使うエルニッコールやアポニッコールなどがエクステンションチューブを併用して手軽に使用できるようになる。写真はエルニッコール135mm F5.6にL39(ライカスクリューマウント)→Nikon F変換アダプター〜フォーカシングユニット〜Nikon M2リング(マイクロニッコール用等倍チューブ)〜Nikon F→NEXアダプター〜NEX-VG10となっていて、このままで無限迄撮影できる。そして至近距離を近づけるためにはKリングなどのチューブを追加する。
NEX-VG10でワーキングディスタンスを稼げるレンズ群。左からアポニッコール240mm F9、拡大撮影用のNikon 5x F2.6 Ophthalmology lens、EL Nikkor 150mm F5.6、製版用のHEXANON GR 150mm F9で、いずれもNikon Fマウントになっている。右の小型ベローズに付いているレンズはスクリューマウントのペンタックス(私はペンタックスS2とSPを愛用していた)用のベローズタクマー100mm F4でベローズはFUJICAのSTシリーズ用ベローズユニット。これはM42→NEX変換アダプターでVG10に取り付けている。
ベローズタクマーとFUJICAベローズをNEX-VG10に取り付けた状態。ニコンのベローズに比べると極めてコンパクトに出来ている。これでも無限から10cm程度のマクロ撮影が可能だ。VG10のモニターに写っている映像は指輪の実写だが、このベローズとしてはまだ余裕がある。十分なマクロ性能をお分かりいただけると思う。
より大きなマクロ撮影が必要な場合はこれらのレンズを使用する。
左からOlympus OM System ZUIKO MC MACRO 1:3.5 f=38mm RMS→NIKON-F Mount、EL Nikkor 105mm F5.6、EL Nikkor 50mm F2.8N、EL Nikkor 80mm F5.6、EL Nikkor 50mm F2.8、Fijinon EX 105mm F5.6。
紹介したものはいずれも35mm一眼レフ用としては特殊なレンズになるが、もちろんマイクロニッコール類は多用する。特に55mmは新しいF2.8よりもMicro NIKKOR Auto 55mm F3.5はヘリコイドと絞りが連動していて実絞りビューのVG10とは相性がいい。このレンズは開放測光を行うニコンのTTL一眼レフでは誤動作するためにMicro NIKKOR P-Auto 55mm F3.5からは連動機構が廃止されてしまった。また新しいものではAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDや70-180mmのズームマクロレンズも使用する。
この写真はベローズユニットPB-4を90度傾けるために用意したステンレス製のアングル。厚さが4mmもあり、非常に頑丈に出来ている。
まだ加工作業は行っていないが、完成すればこういう感じになる。雲台の回転軸の真上にベローズの中心が来ることでパンの違和感は無くなるだろう。
NEX-VG10は一般向けのハンディーカムに比べると、高倍率でもなければズームサーボも無い。また手ぶれ補正も回転方向が無い旧タイプということで、コンシューマーモデルとしてはかなり中途半端なカメラだとは思う。しかしショートフランジバックのNEXマウントのおかげで非常に汎用性の高いカメラだと思う。私の会社に限っての話だが、NEX-VG10はマクロなどの特殊用途として益々活躍の場を増やすことになるだろうし、現在製作が進んでいるミニレール&ミニクレーンでもNEX-VG10の小型軽量高画質によって新たな用途が広がるものと考える。もちろんこういったものを作るのは来年上半期に発売が予告されたNEXマウントのスーパー35mm撮像素子を搭載したNXCAMに的を絞ってのことである。
追記:最新のベローズPB-4
L型のステンレスの加工を開始しようと思い立ったところであるものの存在に気づいた。VR写真を撮る時に使ったパノラマヘッド。これを使えば簡単にスイング→チルトの変換が可能になり、パノラマヘッド自体も無改造でできる。
結果は下の写真。
このことについては12月2日のフィールドレポートに詳しく記載している。
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2010年11月24日(水)
今年は夏が暑かった所為か、銀杏が大豊作。大粒のギンナンが沢山採れた。YouTubeを再生しながら見ていただくと雰囲気が出るかも・・・
果肉を外して干しておいたギンナンの実の殻を割る。包丁の背で割るとも聞くが、私の家では底がまっ平らな石を30年以上使っている。子供が小さい頃に川原で見つけたものだが、ギンナンの殻を割るにはピッタリだ。また使わない時は文鎮や置物になっている。
殻の筋を割るのが最も綺麗だが、包丁の背と違って、面で割るのでギンナンの腹を割っても綺麗に割れるし安全だ。
殻を割ったギンナンを封筒に入れて電子レンジで約1分半ほどでも食べごろになるし、茹でても美味しいギンナンだが、やはり焙烙で炒るのが香ばしくて美味しい。そして写真のような蓋が付いた金網でもいい。約1分〜2分ほどで秋の味覚を楽しむことが出来る。
簡単で美味しいギンナンだがアルカロイドが含まれているそうで、特に子供の食べすぎには注意が必要らしい。とはいうものの、私の子供達は小さい頃から殻を割るのが楽しかったこともあるが、平気で沢山食べていた。
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2010年11月24日
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2010年11月22日(月)
【VG10 ニコンレンズアダプター】での検索。かなり上位にヒットしている。
マウント変換アダプターはかなり沢山の種類が出ている。その中で私が使っている【価格が安い】ものを紹介させていただこう。
光学系を含まないものだから高価なものを使う必要は無い。レンズ側とボディー側のマウント面の平行さえきっちり出ていれば十分だ。フランジバックは正確に越したことは無いが、正確すぎてギリギリジャストで無限が出ているものよりは若干フランジバックが短いオーバーインフになっている物の方が都合がいい場合が多い。というのも、ニッコールもレンズによっては距離指標が∞でも∞になっていないものも稀にあり、そういうレンズでもオーバーインフのアダプターなら正確に無限が出る。ちなみに私が使っているソニー純正の16mmF2.8もAF依存のためか、∞で無限を超えるオーバーインフになっている。
また、ズームレンズを使う場合などはオーバーインフのアダプターなら私が行っているようにアダプターのマウントと鏡筒の間に金属箔を挟んでフランジバックを追い込むことも簡単に出来る。もしもアダプターが長ければ削らなくてはならない。
下に紹介しているものは絞りの連動機構が無いもので、AI-Sニッコールまでのレンズに使用するタイプで、絞り環の無いGレンズには使用できない。マニュアルフォーカスのオートニッコールやNEWニッコール、AI、AI-Sに使用する場合はこれが適合する。
もし使用するレンズが絞り環の無いAF-SのGレンズの場合は絞り連動ピンを操作できるタイプが必要になる。これは日本のハンザのもので、アダプターにあるリングを回して絞りを動かすことが出来る。ただし絞り値はF値での表示ではなく、等間隔に表記された数値となり、開放から最小までも目安となる。しかしNEXで使用する場合は元々ライブビューになっているので被写界深度を確認しながら決めるわけで、F値を表示しなくても全く困ることは無い。
ただし価格はGレンズ非対応のものに比べると高価だ。GレンズのAF-S 35mmF1.4と85mmF1.4、60mmF2.8、またDXサイズのAF-S 18-70mm、18-200mm等で使用したが不具合は無く好結果を得ている。
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ちなみに明日23日もNEX-VG10にニコンマウントアダプターを装着してベローズニッコール105mmF4+PB-4やズームマクロの70-180mm、ベローズタクマーなど用いてネイルアートのVPを撮影する。従来のカムコーダーでは不可能だった撮影がスーパー35mmに相当する撮像素子を搭載したNEX-VG10がいとも容易く可能にしてくれる。使い方次第で可能性の広がるカメラだと感じている。
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2010年11月18日(木)
【NEX-VG10 バッグ】という検索が3件もあった。しかし上位の方には全く見当たらなかった。かなり下の方にいずれかのページがヒットしていたのだろう。
NEX-VG10のキャリングバッグについてはぴったりの物がなかなか見つからなかった。マットボックスを装着した状態のものはEOS5D2のジュラケースにぴったり収まったが、マットボックスを使用しない撮影や、写真撮影にはソフトタイプがベストだ。ソニーの純正がヨドバシに有ったがデザインが気に入らなかった。
色々探した結果に落ち着いたものがタムラックの5608 PRO-8というモデル。
VG10の他に16mmF2.8やフィッシュアイコンバーター、NIKON F→NEXマウントコンバーター、そしてNDフィルター、バッテリーなどの周辺機材がうまく収まる。
VG10を出してみたところ。小ぶりのバッグだがポケットも多くて色々なものが整理しやすい。NDフィルターは49mm/52mm/62mm/72mm等のND4/16などが入っている。バッテリーはNP-FV100互換の中国製が数本。ケンコーが代理店だが、ケンコー光学ショップ 楽天市場店には無かった。
嬉しいのはメモリーカード用のポケットがあり、メモリー用のポーチはゴムベルトでバッグとつながっているところ。SDHCやメモリースティックはケースに入れても紛失する恐怖があり、タムラックのような気配りは安心というか、事故防止に大変有効だ。
| | タムラックのカメラバッグはヨドバシ梅田でもけっこう高いが、楽天のショップを探すと意外と安かった。青いコーデュラナイロンは他の映像機器で使用しているポータブレイスのものと似ていて気に入っている。もしVG10をポータブレイスに入れたならばバッグの価格が本体の10%以上になってしまう。民生機のVG10ではカメラバッグが占めるコストは5%程度が妥当ではないだろうか。
タムラックのバッグは決して高級な価格ではないが作りはしっかりしていて、写真の業界ではドンケと並んでプロ御用達ということだ。 |
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2010年11月17日(水)
ソニーからNEX-VG10とPMW-F3の間を埋める新機種の報道発表があった。以下はその引用
ソニーは、スーパー35mm相当の大型CMOSイメージセンサーを搭載し、レンズの交換システムとして「Eマウント」システムを採用した業務用HDカムコーダーを開発します。このカメラは、映像制作業務向け機器として展開している“NXCAM”シリーズとして、2011年上半期の商品化を計画しています。
2010年11月17日報道発表
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201011/10-157/
先日PMW-F3が報道発表された日のブログ【ソニー報道発表 PMW-F3 PLレンズ3本付きで約200万】で
「このカメラを買いますか?」と聞かれれば答えは一つ「絶対に買いません」と返事するだろう。 と書いたが、今回発表されたNXCAMにおいては
「このカメラを買いますか?」と聞かれれば答えは一つ「絶対に買います」ということになる。
気になる背面が少し見えていた。
Eマウントのロードマップが発表されている背景にこのカメラが準備されていたのである。
もちろん私はNEXマウントアダプターでニッコールレンズやキヤノンFDレンズ、スイコーなどを使うことになる。今回のスーパー35のNXCAMが発売される頃になれば、絞り連動機構を持たないためめ開放絞りでしか使えないキヤノンEF→NEXマウントアダプターにも電子絞り制御が可能なものも出てくるかもしれない。
余談だが報道発表ではなぜだったのだろうか? Eマウント採用の“NEXCAM”の方が判りやすかったように思う。
それとCGを見て気付かれたかたも居ると思うが、Eマウント装着時の回転方向が反時計方向になっている。これはEマウントの仕様とは逆だ。Eマウント装着時の回転方向は時計方向が正しく、これは単にCG制作時の間違いである。早急に修正していただきたい。これではニコンFやオリンパスペンFである。
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2010年11月15日(月)
【マグニファイヤー DK-17M】というキーワードでの検索が多い。
DK-17Mの購入目的はNEX-VG10のファインダー倍率を上げるためのマグニファイヤー二枚重ねだったが、本来の用途としてのNIKONデジタル一眼レフでの使用もすこぶる具合がいい。
AFレンズだとマグニファイヤーの恩恵を感じることは無いが、マニュアルフォーカスレンズの場合は「一度使うと手放せない」ものになってしまう。
写真はNIKON D700にマグニファイングアイピースDK-17Mと【接眼目当て DK-19】を取り付けたもの。マニュアルフォーカスのNIKON F3Pなどではファインダー画像のボケ量が大きく、ピンボケがとてもよくわかるが、新しいカメラではオートフォーカスが主流のため、ボケよりもファインダーの明るさに重点が置かれているのでピントの山が掴みにくい。
マニュアルフォーカスレンズを使用する場合はやはりマグニファイヤーを使って拡大する必要がある。ただし4倍クラスのマグニファイヤーでは拡大時に全画角を見ることが出来ないために跳ね上げ式のマグニファイヤーを用いるしかない。その点倍率は1.2倍であっても常時装着した状態で全画角を一望できるDK-17Mは重宝する。
1.2倍というと大して効果があるようには思えないが、これは使ってみなければ理解していただけないと思う。結局私はNEX−VG10用だけではなく、NIKONのD700やD300用にもDK-17Mを購入してしまった。その点でも現在最安値の2,200円は有り難い。 | | | |
| | KPSのマグニファイヤーは販売店によってかなりの価格差があり、現在のところカメラのミツバの楽天ショップが最も安いようだ。もちろんカードにも対応している。
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11/18追記
追加分も発送の連絡が来た。
日頃は、Joshin web をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
ご注文いただきました商品を、本日出荷いたしました。
ご注文番号【206032-20101115-xxxxxxxx】
出荷商品:マグニファイングアイピース DK-17M
数量:2
弊社センター出荷日:2010年11月18日
当分は大丈夫の模様
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