「PCで映像送出」だった。検索されていたページはPCを使ったライブ中継と映像送出の現場と大型映像送出と現場編集等だ。現場では常にPCが動いている。
これはツイン21での現場。
他にも何点か紹介しよう。下はATCでのCATVショー。
仕込図はこんな感じになる。
またライブキャメラを併用する現場もある。これはフェスティバルホールでの送出&収録。
下は神戸行ったイベントの仕込図だ。PC2台とライブキャメラを用いている。
最近では送出にVTRを使用することは殆どなくなった。かといってDVDではレスポンスが悪く、ジャストタイミングでの送出は難しい。やはり今風な送出を行うにはPCは不可欠といって良いだろう。使用するアプリケーションはPremiere6.5やPremiereProそしてEDIUSなどだが、やはりノーマルのPCで行う送出ではフリーズやクラッシュの危険を伴う。不要なアプリケーションやハードウエアは最大限に省き、構成部品も信頼性の高いものが望ましい。Windowsを使う場合はXPよりも2000の方が遥かに安定している。私の場合は現場に持ち出すWindowsの構築には1年近い期間をテスト運用に費やした。安定性ということではBeOSを用いたEDIROLLは流石である。ただしDVDの読み込みなどには対応できないのでキャプチャー作業が必要だ。下の写真はEDIROLLとシームレススイッチャーを用いたポートピアホテルの現場だ。
そして先日行ったAPDW2007の中継現場の舞台裏だ。
しかし送出のシステム全てがPC化したわけではない。今尚VTRが最適な現場も数多く有る。下は東京のケーブルテレビショーでの現場。
こちらは大阪での舞台裏だ。いずれも松下のラップトップ編集機を使用した。
様々な送出方法があるが、それぞれの現場に最適なシステムを構築することがコスト的にも有効であると同時に、送出事故の防止になる。そしてそういうシステムを考えることが我々テクニカルディレクター、もしくはシステムプランナーの重要な仕事であり、現場ではキッカケに全てを集中しなければならない。現場で「映像が出ない」「音が出ない」などの状況が有ってはならないし、頭の中にシステムが見えていればそういくことにはならない。
と、偉そうなことを言っているが、脳内メーカーによると私の脳内はこういうことらしい。
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