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2010年11月11日(木)
ニコンマグニファイングアイピースDK-17Mが届いた
注文していたニコンマグニファイングアイピース【DK-17M】が届いた。もちろん上新のWEBショップからだ。ティッシュペーパーほどの箱にエアパッキンを詰めた厳重な梱包で届いたが、中身はマグニファイヤーが2個。勿体無いようだが気分はいい。

紛れも無くニコンマグニファイングアイピースDK-17Mだ。説明書も日本語で、本体もMADE IN JAPANである。どうしてこんなに安いのかは未だに謎だが、単価は税込みで1個2,200円×2個の伝票が入っていた。

早速KPSのマグニファイヤーに重ねて二枚がけにしてみた。KPSよりも口径が大きくて覗きやすい。KPSを二枚がけよりは若干倍率は下がるものの実にシャープである。もちろん周辺までよく見える。
手元にあったD3用のアイカップゴムを取り付けてみたところ、まつ毛がレンズに触れることも無く外光を遮ることが出来た。

この二枚重ねのNEX-VG10用のアイピースマグニファイヤーのオリジナルの名前を思いついた!
KPS+NIKON=NPSということでNPSマグニファイヤーがいいだろう。ということはNEX-VG10のストラップもD700やD300と同じプロストに変えなければ・・・・とはいってもまさかソニーのストラップは交換してはくれない。当然である。 まだ売っているかと、上新のショップを見たところ同じ価格で販売されていた。お買い得である。
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HVR-Z5J 16GB シリコンパワー
【HVR-Z5J 16GB シリコンパワー】で検索されていた。
現在HVR-Z5Jでメインに使用している。長時間記録の場合はトランセンドの32GBを使うが、テープとの同時記録やVP撮影ではシリコンパワーの16GBを標準にしている。

なぜ16GBを標準的に使用するかといえば、テープの記録時間64.5分(実記録時間)より10分長い74分の記録が出来るからだ。同時収録するテープとメモリーカードを同じタイミングで交換することで、テープとメモリーカードのロール番号をそろえる事が出来る。
以前に比べると200倍速のCFカードも少し価格も下がり、HDVマスターテープの1.5倍ほどの価格に落ちついいる。しかし、中国ではレアアースの価格高騰を受け、窃盗や違法採掘などの事件が頻発しているそうで、【過去最大のレアアース窃盗=中国内モンゴル】といったニュースも流れている。そういったこともあり、今が買い時かとも考えて多数購入し置いた方が良いだろうと考えた。
会社の仕事ではテープ納品の場合の仕事でもクライアントに了解の上、クロッグ対策としてCFカードへのバックアップを行い、検収確認後にメモリーを初期化するようにしている。また、自社で編集する場合もテープをバックアップとして残しながらも編集完了、または複数のHDDへコピーするまではメモリーは初期化せずに保存する。
メーカー純正や指定のメモリーカードは安心だが、テープ感覚で使用できる安価なメモリーは重宝する。安価といってもシリコンパワーのメモリーはこれまでデジタル一眼レフなどでも使ってきたがトラブルは無かった。現在使っている機器との相性はいいようだ。

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2010年11月08日(月)
VG10 視野倍率〜ニコンアイピースマグニファイヤーDK-17M半額以下!
【VG10 視野倍率】というキーワードで検索されていた。おそらくNEX-VG10のファインダー倍率が低いために検索されたに違いない。
ヒットしたページでVG10のファインダー拡大などを紹介しているが役に立っただろうか。今は下の写真のようにKPSのマグニファイヤーを二枚嵩ね出来るようになっているが、KPSの取り付けネジはNIKONと同規格になっている。つまり二枚目はニコンの製品でも取り付け可能になったわけだ。


実はマグニファイヤー2枚重ねの記事を書いてから見つけたのがニコンのニコンマグニファイングアイピースDK-17Mという製品。KPSよりもレンズの直径が大きいので覗きやすそうだ。DK-17Mは現行品で通常5千円以上するものだがJoshinのネットショップで税込み2,200円で売られている。在庫処分かと思ったが、取り寄せ発送ということでアウトレットでもない。これはチャンスと2個を注文した。注文後に届いた確認メールも2,200円(税込み、送料別)で送られてきて取引は成立した。そして10日に入荷するということである。
他のショップを確認したところ最安値でも4,200円で、高値は5,000円を超えていた。要するに今がチャンスである。NEX-VG10への取り付けだけではなく、本来の使い方としてのニコンD700用としてさらに追加注文したのは言うまでも無い。

11/11追記
先ほどメールが届いた。出荷の案内だった。
日頃は、Joshin web をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
ご注文いただきました商品を、本日出荷いたしました。
ご注文番号【206032-20101107-XXXXXXXX】
出荷商品:マグニファイングアイピース DK-17M
数量:2
弊社センター出荷日:2010年11月10日
DK-17Mと表記されていた。先ほどさらに2個追加注文した。
2010年11月8日 | 記事へ | コメント(0) |
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ソニー報道発表 PMW-F3 PLレンズ3本付きで約200万
【新開発のスーパー35mm相当“Exmor”CMOSイメージセンサーを搭載し
PLレンズに対応したデジタルシネマカムコーダー『PMW-F3』シリーズを発売】


パナソニックのフォーサーズカメラに続いてソニーからも出てきた。とにかく安い。ある意味安すぎるともいえる。
おもわず「買い!」と決め込みそうになるが、チョット待った!

確かに製品は素晴らしく、PLレンズが3本付いてこの価格は脅威だ。さらに収録ファイルはAVCHDではなく、MXF準拠のXDCAM EXと同じ。さらにオプションを搭載すれば4:4:4のHDCAM SRへの出力も出来る。パナソニックのAF105の倍ほどの価格だが、その分格も違う。それがレンズも3本付いて200万ほどだからすぐに飛びつきたくもなる。
だがこのカメラを使う頻度を考えると二の足を踏んでしまう。というのもこのカメラを使う仕事ではカメラマンの他にセカンドは必ず必要だろうし、ズーミングよりはトラックショットということで特機も必要になる。もちろん照明部は絶対に必要だ。つまり機材は安くても撮影は大掛かりになる。普通の取材ではやはり高倍率のズームレンズや超広角&高倍率のショートズームを付けたENGカメラが中心になる。つまり稼働率が低いということだ。
東京はともかく、大阪ではこのカメラでなければ撮れないという仕事は限られるだろう。月に3〜4日稼動するのであれば2年ほどで機材費は回収できるだろうが、1〜2回程度ならばレンタルで十分対応できるし、映画機材のレンタル会社には高価なPLレンズや周辺機器が豊富にある。もちろん特機やVEさんも、それに車両もお願いできる。その場合はもちろんグロス計算も可能だ。

今回発表されたPMW-F3はとても魅力たっぷりの製品ではあるが、ここは冷静に判断する必要があると考えた。しかしこれが仕事ではなく趣味で風景などを撮影する人にとっては小型軽量ということも考えるとかなり面白いカメラになるだろう。価格もニコンのデジタル一眼レフのフラグシップ機D3xと高性能レンズ数本分ということであり、そのうち趣味でPMW-F3カメラやパナソニックのAG-AF105で撮影する人も出てくると思う。なんといってもこのPMW-F3の価格は最近の高級ミニバンの半分なのだ。
私の場合「このカメラを買いますか?」と聞かれれば答えは一つ「絶対に買いません」と返事するだろう。しかし「そのうち必ず使います」とも。
お付き合いのある機材レンタルの会社が複数台導入してくれることを期待しておこう。

このカメラは標準マウントアダプターはPLマウントになっているが、根元は既に発売されているカムコーダーのマウントらしい。つまりPLマウントが固定されていればPLマウントよりフランジバックが短い35mm一眼レフ用のレンズは装着できないが、マウントアダプター形式であることで様々なレンズに対応できると考えられる。間もなくinterBEEが始まるが、その時にはPMW-F3の全貌がわかることになるだろう。
2010年11月8日 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年11月07日(日)
NEX VG10 中国製バッテリー
【NEX VG10 中国製バッテリー】という検索。けっこう上位に位置している。
先日新しいハンディーカム用のNP-FV100の互換バッテリーとして購入し、そのテストを行ったページである。この互換バッテリーはNEX-VG10、HDR-CX550V、HDR-XR550V、HDR-CX370V、HDR-XR350V、HDR-CX170、HDR-XR150等に対応し、純正の充電器での充電も問題なかった。
購入して到着するまでは間違っていないか不安だったが、化粧箱には「Fits NE-FV100」の表記があってまずは安心した。FieldReport2010年10月26日にテスト結果を紹介しているが、簡単に紹介しておこう。

容量は純正のものより少しパワーがある。セルの違いによるものか、表記方法の違いによるものかは判らないが、少ないよりは嬉しいし、テスト録画の結果も録画時間の長さで純正品を越えていた。今日までに何度か実際に使用してNP-FV100よりも長く動作することも確認した。

左が純正バッテリーで右が今回購入した互換バッテリーである。容量が大きい分、サイズも少し長くなっているが、装着には問題はなかった。ただしNEX-VG10で使う場合、バッテリー収納部の飾りカバーは干渉して装着できない。ただし実際に使う場合、この飾りカバーはバッテリー交換の際に無駄な所作が増えるだけだし、紛失しても悲しいので全く使用していない。

まだロングランの結果は出ていないが、今のところは全く問題は無い。ちなみに純正のNP-FV100が18,900円(税込)であるのに対してこの互換バッテリーは4,980円(税込)だし、2個セットなら9,560円 (税込) である。つまり純正品1個の費用で4個買えてしまうことになる。
尖閣諸島の事もあり、出来れば愛国心としてソニー製を購入したいところではあるが、バッテリーがNEX-VG10(11倍レンズ付き)の10%もすればそうも言ってられない。ちなみにVG10附属のレンズ E18-200mm F3.5-6.3 OSSは中国製(ロットによって違うらしい)だった。そして今使っている18-55mmの3倍ズームはタイ製である。ボディーでの単体販売は行われていないがレンズの単体価格を引いて計算すればバッテリーの価格がカムコーダーの価格の20%ということになるり、2本購入すれば・・・・40%にもなる。言ってはなんだが、消費者としてコンシューマー向けカムコーダーの専用バッテリーの価格には納得できるものではないし、同じサイズでありながら少し前のNP-FHシリーズのバッテリーとはノッチの位置が違っていて装着すら出来ない。そのくせNP-FVシリーズのバッテリーはNP-FH対応の豆カムHDや一昨年発売されたハンディーカムにも使用できる。
最近あまり聞かなくなった【リーズナブル】ということがこの互換バッテリーにはピタリと当てはまるように思うし、外装もきれいに出来ていて、決してチープな製品ではないと思う。
純正品がかならずそうとは言わないし、純正品のNP-FV100がそうだとは言わないが、中に入っているものは数本の高容量、高耐久のリチウムイオンバッテリー数本と機種認識や残量管理データをやりとりするICチップなど。思わずRip Offという言葉を思い起こしてしまう。

次の購入の利便もあるので、参考までに私が購入したショップのリンクを貼っておこう。
また、少し安いものも有った。こちらはPL保険加入のものだ。リチウムイオンバッテリーであることを考えるとPL保険加入は当然かもしれない。
2010年11月7日 | 記事へ | コメント(1) |
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2010年11月02日(火)
NEX-VG10 拡大アイピースU
【NEX-VG10 拡大アイピース】を昨日書いたが、ここでもう一つ、NEX-VG10用のLCDモニター拡大ルーペを紹介させていただこう。
NEX-VG10を三脚やショルダーリグに付けた場合はLCDモニターが近すぎて近くのものが見えにくくなってきた人には少々辛い。ましてやフォーカスを正確に合わさなければらないハイビジョンでは非常に眼が疲れる。そこでこんなものを作った。

3.125倍の拡大ルーペをUNのフレキシブルアーム(10年以上前にハレ切り用に買った物で正確な商品名は不明)でVG10に取り付けている。
拡大ルーペはケンコーのリアルスコープ 8×20用に持っていたマイクロスタンドに付いていた物。リアルスコープと合わせると25倍の顕微鏡になるが、単体では25÷8=3.125倍となるようだ。アームとの固定はインシュロックで行った。アームのアクセサリーシューに穴を開けてインシュロックを通しているので使用中にずれたりしない。

アームをVG10のアクセサリーシューに取り付けるとカメラ側が1cmほど長すぎて具合が悪かったが、アームの先のパーツを入れ替えると短い方がカメラ側に移ってちょうどいい。このアームは先端部の取り付け方法が共通のためにパーツを付け替えることが出来た。最初の写真は斜め上から覗く状態だが、下の写真のようにアイレベルにもなる。フレキシブルな調整が可能である。

ルーペのコーティング面の反射を見るとレンズは1郡2枚構成のようだが精度は非常によく、周辺での色滲みは殆ど無い。そして視野角も広く出来ている。

マグニファイヤーを取り付けたファインダーが有効画素数 1,152,000ドット相当であるのに対してLCDモニターは総画素数921,600ドット相当で、このルーペで見ると各色のドットがしっかり見える。とはいってもフォーカスは大変確認しやすい。ワンマン撮影ならHDMI入力を持った外部モニターを接続するよりもビルトインLCDモニターを拡大した方がお手軽でかつ高精細である。NEX-VG10のLCDモニターは921,600ドットのその内訳は1920×480となっている。ということは水平方向ではFULL HDをサポートしていることになるのか?と思ってソニーに確認したところ、回答はRGBのそれぞれを数えているためにRGBを一組を1ピクセルとすれば1/3となって640×480ピクセルだそうだ。業務用のHVR-Z5JやZ7Jでも約92.1万ドット (1920x480)という表記が行われているが、1920という数字のマジックである。RGBそれぞれを個別に数えれば1920ではある。
ここで液晶モニターの画素/ドットについてシャープの技術情報を引用しておこう。
画素/ドット
表示のための基本単位。液晶パネルでは、RGB<Red・Green・Blue>3点(ドット)をまとめて1画素と言う。
(RGB各1点ずつを1画素と言う場合がある。)
<日本電子機会工業会(EIAJ)規格[現在は電子情報技術産業協会(JEITA)]では、RGB3点を1画素としている>
電子情報技術産業協会の規格に準じた表記を行うならNEX-VG10やHVR-Z5J/Z7J、S270などは640×480画素ということになる。ビルトインのLCDモニターであっても同じ液晶だから表記の規格は揃えてもらいたい。というか、これは揃えなければならないだろう。
上でこのルーペで見ると各色のドットがしっかり見える。と書いたがドットが見えて当然のことである。しかしこのLCDモニターの画像を現在使っている5.6吋(1024×600画素)のikanと比べて見劣りするどころか、より高精細に見えるのはソニーのTruBlackテクノロジー3.0型エクストラファイン液晶ワイドモニターが非常に優れていることに他ならない。再度申し上げるが、このLCDモニターを約92.1万ドット (1920x480)と表記するべきではなかったのではないだろうか?

話がわき道に逸れてしまった。
さて、このLCDルーペを屋内で使用する場合は問題ないが、屋外で覗くとLCDに当たる外光がけっこう邪魔になる。そこで外光を遮るために次のようなフードを装着する。
これは先だってHVR−Z5J用のショルダーリグを作った時に使ったソニー純正のZ5J/Z7J用のLCDフードの残りものを利用している。フレームを外した残りのために大変軽量でVG10の華奢なLCDモニター取り付け部のフリクションでも自重で垂れ下がってきたりはしない。

NEX-VG10はフォーカス周りが未完成だと不評を聞くが、私にとってはこの未完成さがとても面白いし、これほど楽しめる機械も珍しい。だか、もしもごれが業務用・放送用カムコーダーならリコールもありえるだろう。
今回はたまたま手ごろなパーツが手元にあったためにVG10を仕事で使えるところまでチューニングできただけであり、ソニーには出来る限りユーザーの声に耳を傾けてファームウエアや周辺機器(拡大アイピース、LCD遮光フード等)でユーザーの気持ちに応えていただきたいものだ。

参考までにケンコー光学ショップのアウトレットにリアルスコープ用のマイクロスタンド(LEDライト付)が有った。リアスコープが付いていないので意外と安い。
2010年11月2日 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年10月31日(日)
NEX-VG10 拡大アイピース
ということで、VG10のページではとなっている。
だが、よく考えて欲しい。オートフォーカス対応よりも、その前にレンズ交換の意味を考えてマニュアルフォーカスで正確なフォーカス調整を行えるようにしてもらいたい。それが出来なければレンズ交換式の魅力は半減ところか皆無といわれえても仕方ないだろう。
たとえばZEISSのプライムレンズにオートフォーカスはあるだろうか?
PLマウントレンズにオートフォーカスレンズを欲しがる人が居るだろうか?
EOS5D2や7Dでもそうだが、こういうカメラにマニュアルフォーカスレンズを使うことは当然のこと。意図したところに正確にフォーカスが来てこそ演出というものだ。だからこそアウトフォーカス、被写界深度が生きてくる。判りきったことである。映画を見ていればよく判るが、そのカメラワークのどれを見ても、決してAFで出来るものではないはずだ。
と言えば「NEX-VG10はあくまでコンシューマーモデル」という返事が帰ってくるだろう。でもEOS5DMk2やEOS7Dはどうなのか?プロも使うが、結局はコンシューマーモデルではないのか?
ソニーはシネアルタで映画の世界もリードしているではないか。PLマウント対応のF35SWR-9000PLを創り出した会社じゃないか!
世界のソニーから「コンシューマーモデルだから・・・」なんていういい訳は効きたくない。
さて、少し怒りモードも入ってしまったが、1.35倍のマグニファイヤーを取り付けて、ほぼ実用出来るファインダー倍率になった私のNEX-VG10でも、とかく人間は欲深い。一つ手に入れるとすぐに次のものが欲しくなってしまう。暗いところでは1.35倍でもファーカスが判りにくく、ここは何とかしなくてはならない。とはいってもロケハンレベルの撮影でモニターは大げさで負担も大きい。やはり小さいカメラはフットワークが大切だ。

思いついたのは余っているもう一つのKPSだ。1.35倍に拡大するマグニファイヤーを二枚重ねすれは1.35×1.35= 1.8225倍に!そう考えて重ねてみたところ見事に拡大できた。そして画像は周辺まで歪みや滲みも無くクリアーだ。小さいながらもさすがにレンズ構成3枚だけのことはある。1.35倍で計算しているが、代理店のベルボンでは約1.3倍とうたっている。1.3倍としても1.3×1.3=1.69ということで約1.7倍となり問題は無い。
早速取り付け方法を検討し、結果は次のようになった。
二枚重ねにすると視野角が狭くなって全視野が見えないかと心配したが、NEX-VG10のファインダーアイピースは元々倍率が低く、1枚使用の1.35倍でもかなり周辺に余裕があり、今回の状態でも全視野が見渡せた。ただしメガネを付けて覗くと周辺でケラレが生じる。
取り付け方法だが、マグニファイヤーに付属していた取り付け部品をVG10のアイピース部に取り付けることで対応した。ただしオリジナルのままではVG10の接眼部と干渉を起こすために切削加工を施した。
アイピースとの固定にはマグニファイヤーの取り付け部品のネジ穴とビスを使用した。また、1.8倍が不要な時は増設マグにファイヤーを外してNIKON F3P用の接眼部保護レンズ(素通しガラス)そのまま装着できた。また接眼部のネジサイズがニコンと共通になったことで35mm一眼レフ用のニコン製マグにファイヤーも使用できるようになった。手元に変倍アングルファインダー DR-5が有ったので試したところ、より一層のフォーカス精度を得ることができた。ただし DR-5はL型のため実際には跳ね上げ式のDR-2ということになるが、これは手元に無いために今回はお預けである。
さて、このNEX−VG10用の高倍率拡大アイピースの使用結果だが、
【面白いほどマニュアルフォーカスのピントが合う】
ということをご報告しよう。
次の2枚は室内での絞り開放。写真は大きなサイズにリンクしている。


次に野外でのテスト。フォーカスは遠くの鉄塔に合わせた。こちらも写真は大きなサイズにリンクしている。

次は手前の電柱に合わせたもの。18-55mmのコンパクトズームで焦点距離は55mmで絞りは開放(F4.5)

ちなみにこのKPSマグにファイヤーだが、販売店によってかなりの価格差がある。
自分で改造しようと考えている人もいると思うので、安いショップのリンクを貼っておくことにする。それほど大変な作業ではないし、私が行った作業ではNEX-VG10に削ったり穴を開けたりの加工は加えずオリジナルのままだ。他にも様々なチューニングを行ったが、基本はVG10には加工を加えずである。
ただしこういう作業はお約束どおり「あくまで自己責任で行ってください」という但し書きが付く。作業は慎重に行っていただきたい。

メーカーが拡大フォーカスを装備し忘れた?ために色々工夫しなければならないのは決していいことではない。ソニーにあっては一日も早く拡大フォーカスと音声入力レベルののマニュアル調整、そして24Pに対応したファームウエアを公開していただきたい。
現にCANONはEOS5DMk2において下記のファームウエアアップデートを行い、現在はVersion 2.0.8に上がっている。
NEX-VG10においては再生時の拡大機能は備わっているが、撮影時は使えない。しかし動画で使用する際のPHOTOボタンはクイックフォーカスに割り当てられているが、動画撮影では未割り当て。また静止画撮影時のRECボタンは全く割り当てが無い。このあたりを拡大フォーカスに割り当ててくれれば使いやすい拡大フォーカスになるはず。
この機能もNEX5では備わっているのにVG10に無いというのはいささか疑問である。
NEX-5のページより引用また音声レベルはメニューの追加となるが、それほど大変なものではないと思う。
CANONに出来てSONYに出来ないはずは無いと私は期待している。
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2010年10月21日(木)
VCL-ECF1 再開
【VCL-ECF1 再開】でヒットしていた。 VCL-ECF1とはソニーのNEXシリーズの16mmF2.8に装着するフィッシュアイコンバージョンレンズのことで、
デジタル一眼カメラ用一部アクセサリーに関して、生産工場の変更による一時的な生産停止にともない、『出荷の一時的な中断』や『発売延期』が発生いたします。
ということになっていた。 2010年10月14日(木)  NEX用魚眼コンバーターが出荷再開!として会社のFieldReportに書いていた日が実は再開日だった。


NEX-VG10に取り付けて事務所前で夕刻に撮ったものだが、けっこうよく写る。感度を下げて絞りを開放にしたものだが、コンバージョンレンズとは思えないほどだった。
写真はクリックしていただくと大きいサイズでご覧いただける。




現在も再開が浸透していないのか、中古でも高いフィッシュアイコンバーターだが、私がよく買い物をするマップカメラさんではけっこう安く販売されている。NEX-3や5、VG10で16mmF2.8のパンケーキレンズを使っておられる方にはお薦めできる1本ではないだろうか。
16mmF2.8への装着は業務用ビデオカメラと同じバヨネット式になっていて大変使いやすい。 また製品に同梱されてくるファスナー式の純正ポーチは内張りもしっかりしていて、装着時に16mmF2.8に取り付けていたフィルターも安心して収納できる。
下の写真がポーチを含めた付属品一式。そして私のところに届いたものはMADE IN JAPANだった。生産を再開した工場は日本だったということである。


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2010年10月19日(火)
カムコーダー ショルダーリグ
【カムコーダー ショルダーリグ】という検索が非常に多い。ヒットするページはフィールドレポートのアーカイブ【グライドカムの移動ショット一段落です】そして【HDVカムコーダー・小型カムコーダー用ショルダーリグ】が最も多い。1番にヒットするページにはショルダーリグという記述はあったが、新しく作ったショルダーリグの記載が無かったので検索者への利便性を考え、先日
2010.10.15追記ショルダー型カムコーダーのパーツやビューカメラのパーツを再利用したエコなショルダーリグを開発しました。
こちらに詳細を掲載しています。現在のところ自社用ということで販売は考えておりません。
という記述を書き加えた。
実物の写真はこんな感じになる。これは初期モデルでバッテリーケースは1本用になっている。

実際に私が現場(約時間担ぎっぱなしを2回の現場)で使ってみた結果はかなり良かったが、もう少し後ろを重くしたいと感じた。いつもHDCAMなどの標準サイズのショルダー型カムコーダーを担いでいるM君とも相談したところ、
「これはいいですわ!普通に担げますやん!ファインダーも見やすい」となったが、やはり後ろをもう少し重くした方がいいという感想。そこでバッテリーケースを2本に交換してリチウムイオンよりも重いニッカドタイプのバッテリーを2本入れた。結果はほぼ満足のいくバランスになったが、ワイヤレスマイクのレシーバーを外したり、ワイドコンバーターを装着すると若干まだ前が重い。BP-90型のバッテリーケースは余っているが、あまり重くなっても良くないだろうと、ショルダーパッドをスライド出来るように変更した。
次の写真が改良したショルダーリグ。
M君に2時間半×2回のライブステージで担いでもらったが問題は無かった。ハンドヘルド嫌いのM君だが、これからは嫌わずに担いでくれることになった。

我々が必要を感じたように、おそらく世界中のハンドヘルドカムコーダーのユーザーは必要としていると思う。こういったものは我々ではなく、カメラメーカーや周辺機器メーカーから出てきても良さそうだが、どこの製品も展示会などで実際に担いでみると「帯に短し襷に長し」で購入には至らない。設計している人がカメラマンではないということだろうか。昨日もあることで某巨大メーカーの開発担当の方から電話があった。こういった前向きな姿勢は歓迎する。アイデアや考えは墓まで持っていっても何の得にもならない。考えていることを具体化してくれるであろうメーカーさんであれば、聞かれればなんでも答えていくというのが私の姿勢である。
現在もある映像機器メーカーのコンサルティングをしているが、自分の考えたことが製品に反映されることは非常に嬉しいし、また実際に使う立場としても有難い。ただし機密保持契約を交わしているので製品が発売されても密かに喜んでいるということになる。
最近メーカーが発売前の製品をこういう立場の人に渡してブログやHPで評価するということが流行っているようだが、これについては反対する。というのも、こういった契約を結ぶと絶対に悪い事は書けない。無償提供された代償にブログで褒めても信用は出来ないだろう。「良いものは良い、悪いものは悪い」である。購入して本当に良かったものはいくらでも褒めることが出来る。

このブログにリンクがある「自作の人生」さんもソニーのDXCシリーズのショルダー部分を使って同じようなショルダーリグを作られていた。なんと、製作された時期が私とピタリと一致している。連絡を取り合ったわけでは無いが。つまり時期も同じくして欲しいものが一緒だったということで、これは世の中のユーザーが皆が欲しているものということらしい。
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2010年10月03日(日)
可変式ND x2.5-x1000フィルターKENKOから
フィルターの老舗ケンコー(http://www.kenko-tokina.co.jp/)から発売されそうだ。

デジカメWatchによるとフォトキナで発表され、年内には発売とか。大いに期待したい。
ケンコーブランドでは光の透過量を可変できる「Variable NDX ND2.5-ND1000」を展示。価格は未定だが、2010年内の発売を予定している。82mm径と77mm径をラインナップする。
露出倍数を2.5〜1,000の間で連続可変できるNDフィルター。可変NDフィルターは前回のフォトキナ2008でも参考出品していたが、今回、明るい側を露出倍数2.5まで上げることができたため製品化に踏み切った。レンズにつけた状態でも、構図の確認ができるとする。
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2010年09月23日(木)
大人の玩具に夢中
YouTubeを見ると新発売の大人の玩具に夢中になっている人が沢山いる。

Charles MichelさんはNEX-VG10に夢中なように見える。ミッシェルチャールズビデオアカデミーは2010年4月初めにオープンしたテレビ制作会社CAMERACREW.CH社傘の下の学校というか、ワークショップらしい。東通が作った放送芸術学院のようなものか。

アカデミーのサイトには他の動画もアップされている。

これはソニーのプロモーションビデオ。下のものもソニー。


ビデオサロン誌の作例。EOSやGH1との比較なども入っている。

NEX-VG10をYouTubeで検索すると様々な作例が上がっている。まさに玩具に夢中な大人たちだ。

フィルム風な処理を施したものもある。

これはNEX-5用のパンケーキレンズ16mm F2.8だけで撮ったもの。光量調整は偏光フィルターを二枚掛けして可変NDとしている。
2010年9月23日 | 記事へ | コメント(0) |
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NEX-VG10はNDフィルターを内蔵していないのが正しい!
先般発売されたソニーのNEX-VG10だが、巷では動画撮影カメラで有りながらNDフィルター(光量調整用ニュートラルデンシティーフィルター)を内蔵していないのは具合が悪い、不便と評判が悪い。確かに2/3吋や1/2吋、1/3吋撮像素子のビデオカメラには1/64、1/16、1/8などのNDフィルターが内蔵されていてワンタッチで切り替えることが出来る。またCCフィルターも内蔵している。屋外から屋内、太陽光から電灯光など、現場に合えあせてカメラマン、VEが切り替える。これらのフィルターはアクセサリーではなく、ビデオカメラの必需品である。

では何故ハンディーカムとして売り出されたNEX-VG10にNDフィルターが内蔵されないのか?【光量が強いときはアイリスを閉じてシャッタースピードを上げればよい?】アイリスを絞ると被写界深度が深くなり、せっかくの大型撮像素子の浅いフォーカスが台無しになり、絞りすぎると回折によるボケや集光力の減少による解像力の低下が起こる。またシャッター速度を1/60秒より早くすれば動画の動きがパラパラとしたものになりマルチストロボ状態になる。60iで記録する場合フィルムカメラの開角度で見ると1/60秒では180度、1/50秒で240度、1/40で300度、1/30秒では360度となり、適切なシャッタースピードを設定しなければならない。
つまりNEX-VG10ではアイリス値は画作りに合わせた被写界深度で決まり、シャッタースピードはむやみやたらに変えてはいけない。それで露出オーバーになる場合はかならずNDフィルターや照明で調節する。 ということはNDフィルターは必要不可欠であり、それが内蔵されていないのは大変不便なことだ。
ではここで写真を見ていただきたい。

これはNEX-VG10のレンズを外したマウント部分。APS-Cサイズ(35mmフルサイズの約半分)の撮像素子が見える。もしこの前に3種類のNDフィルターと素通しフィルターを取り付けたターレットを取り付ければどうなるだろう。ターレットの直径は約10cm程になり、それと回転機構を組み込むととんでもない大きさになってしまう。また、鏡面になった撮像素子と平行にガラスフィルターが並ぶことは光学的にもゴーストやフレアといった弊害も生じる。NEX-VG10に限らず、キヤノンのEOSや松下のGH-1、GH-2、そしてソニーのNEXやアルファなどでは撮影者がシーンに合わせてレンズのフロントにNDフィルターを装着することが望ましい。我々のように4×4吋や3×3吋のNDは理想だが、汎用の丸型フィルターでなんら問題ない。ND-2とND-4、ND-8は用意したい。もしくはND-4とND-16でもよい。足りない時は2枚重ねて使ってもよい。また、液晶を分解したことのある人は知っていると思うが、表面のフィルムの向きを変えると明暗が変化する。昔8mmフィルムで使ったフェーダーのように偏光フィルターを2枚重ね合わせる方法も光量調整の方法として使えるが、偏光の影響やフィルターの特性からニュートラルな色合いが出るかは状況によって異なるだろう。

今回の表題【NEX-VG10はNDフィルターを内蔵していないのが正しい!】は検索キーワードではなく、NEX-VG10の悪評に対する私の見解である。メーカーにも「何故NDフィルターを内蔵しなかったか」についてその理由をわかりやすくユーザーに伝えてほしい。しかし将来的には電気によって光の透過率を調整できるフィルムなどが実用化されるだろう。NDだけではなく、RGB各色毎に調整できれば電子CCフィルターにもなる。最近の科学技術の進歩する速さを考えれば決して夢ではないと思う。もしかすれば既に実用化されているかも知れない。

余談だが、量販店の販売員に動画の露出調整はアイリスとシャッター速度で行うと思っている人がいることは残念なことだ。さらに民生機のビデオカメラに【オートシャッター】機能が有り、さらにシャッター速度を可変させて適正露出を決めるモード【絞り優先オート】が存在することも困ったものである。

まず1枚、1/16(4絞り)のNDフィルターは揃えたい。左が16mm用のΦ49mm、右が18-200mm用のΦ67mm。 ケンコー光学ショップ 楽天市場店で安く入手できる。

2010年9月23日 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年09月17日(金)
NEX-VG10 ニッコール
NEX-VG10 ニッコール】それに【NEX-VG10 NIKKOR】という検索がもの凄く多い。
NEX-VG10というのはソニーが発売しているAPS-C撮像素子を用いたレンズ交換式デジタルカメラNEX-5やNEX-3をハンディーカムとして出してきたもので今月10に発売されたもで価格は18-200mmF3.6-6.3のズームレンズをセットで198,000円だ。発売前に予約し、16GBメモリースティックをセットで購入した。
NEX-VG10とは思えない姿になっているが、これがマットボックスを取り付けたVG10。
ボディーのみの販売は行われていないので、購入した3日後には上の写真に装着している18-200mmのレンズはNEX5ユーザーに売却してNikon Fマウント→NEX Eマウント変換アダプターを購入してニッコールレンズが使えるよいうにした。APS-Cサイズなので標準画角は35mmF1.4を使用し、F2.0より明るいレンズとして24mmF2、28mmF2、55mmF1.2、85mmF1.4、135mmF2、200mmF2をNEX-VG10で使用することを前提にした。2/3吋や1/2吋、1/3吋の撮像素子では得られない浅いフォーカスを得るために購入したVG10である。

上の写真がNikon→NEX変換アダプター。電気的な接続は無く、アイリスはレンズの絞環で行う。ソニーのÅマウントレンズやEマウントレンズではカメラ側からアイリス調整するが、アイリスは連続可変ではなく段階変化する。その点マニュアルニッコールではアイリスを無段階に任意に設定できる。純正よりも動画向けということが出来る。
しかしNEX-VG10のコンパクトさを生かしてスナップカメラとして使うためにオートフォーカスが効く16mmF2.8は別途用意した。18-200mmがMade in CHINAだったが16mm F2.8はNikon D300や18-200mmと同じMade in THAILAND。今や日本のモノ作りを脅かす存在、もしくは越える存在になったタイ王国の工業製品にはニコン製品の経験からも大きな信頼を感じている。


ここで古きよき時代の日本のモノ作りを感じさせるアイテムを紹介しよう。
NIKON F2時代に供給されたFマウントの全金属製ボディーキャップBF-3初期型(TC-14Bに付属してきたもの)だ。マウントのロックピンが噛み合うように作られていて、レンズマウントのロック解除ボタンを押さなければはずれない構造で、精度はレンズマウントに準じている。
レンズを外したNEX-VG10の場合はフィルムと違って埃は致命傷だ。たまたま持ち続けていたBF-3がこんなところで役立つとは思いも寄らなかった。フィルムから撮像素子に変わった現在、デジタル一眼レフ用として再びロック機構のあるボディーキャップを作ってもらいたいものだ。
2010年9月17日 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年08月27日(金)
EL Nikkor 135mm F5.6 PB-4
写真に関連するキーワードが目立つ。もちろん動画関連も多いが、写真に関する記事が増えたためにそういう検索も増えてきている。【EL Nikkor 135mm F5.6 PB-4】という検索だったが、PB-4については多くの人が書かれているので少し面白いベローズを紹介したい。

これはフジの小型ベローズでFUJICA STシリーズ用のM42マウントのもの。様々なマウントアダプターが発売されているおかげでNIKONのD700やEOSにも取り付けできる。大きさはPB-4の1/3ほどだが、蛇腹は長く、フィルム面から24cmまで伸びる。ペンタックスから同型のものが出ていたのでおそらくどちらかのOEMか同じ製造元のものだと思う。

使用しているレンズはアサヒペンタックスのBellows-Takumar 1:4/100mmで後にSMCとなったが、これはマルチコーティングされていない旧タイプで絞りはプリセット。EOSに付けるととてもコンパクトで、ベローズ専用レンズの100oは∞までフォーカスが合う。

Bellows-Takumar 1:4/100mmで撮影したランタナの花に寄るセセリ蝶だ。大きなサイズもアップしておいた。古いレンズだが良く写る。
こちらは雌の女郎蜘蛛。大きなサイズはコチラ
最近フォーサーズやソニーEマウントに古いレンズをつけるのが流行っているようだが、フォーカスが甘かったり、周辺減光が激しすぎるレンズは好きではない。演出としてのノスタルジックな映像は効果的だが、基本的には現代でも通じるクォリティーを維持したい
2010年8月27日 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年08月20日(金)
プロカメラマン レンズにつける ズームレバー 販売
プロカメラマン レンズにつける ズームレバー 販売】という検索だった。
検索されたページで紹介しているが、私が使っているものはクロジールのFluid Zoom Driveというもの。
レンズもしくはマットボックスのロッドに付けて使用するものだが、最も簡単に取り付けが出来るレンズ直付け用のマウントを使用している。
オイルダンパーのノブダイアルを回すことでズームレバーのトルクが増減できる機構はビンテンのドラグ調整のような機能なのだろうか。必要なズームスピードに合わせて調整する。

オイルダンパーとロッドへの固定部分。ロッドに固定する場合は専用ののアダプターを使用するが、もっぱらレンズ直付けが便利。ズーム用ではあるが、取り付け位置をフォーカス側に移動させることで簡易的なフォローフォーカスにもなる。

レンズ直付け用のマウント(台座)で、元々はJ14aと一緒に信誠商事(当時クロジールの代理店)で購入したものだが、レンズへの取り付け部分を切削してキヤノンHJシリーズでもアイリスリングに緩衝しないように加工している。

写真はこの夏に洛北で行ったPVロケだが、HPX-555にHJ-17とHJ-11を使用してこのFluid Zoom Driveを取り付けている。

現在Fluid Zoom Driveは銀一スズキエンタープライズそしてフォノンが代理店となっているようだ。
2010年8月20日 | 記事へ | コメント(0) |
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