« 技術系・ハイテク系 | トップ | シクロ・銀輪・チャリ »
2006年05月10日(水)
インテル 石
 インテル 石
 半導体のことを石というあたりはかなりオヤジだろう。
 1939年米国ベル研究所のRussell Ohlによってゲルマニューム半導体を使用した最初の電子素子であるダイオードが発明された。二極真空管(ダイオード管)と同じ整流作用を持った半導体だ。我々が子供の頃に作った鉱石ラジオの心臓部である。
 それから僅か10年足らず後の1947年にJohn Bardeen、Walter Brattainによってゲルマニュウム半導体を使って三極真空管(トランジスタ管)と同じ増幅作用を持つ点接触型トランジスタが発明され。ただし接触部が不安定なことからこの時は実用にならなかった。そして1951年にWilliam Bradford Shockleyによってゲルマニュウムに他の半導体挟んだ接合型トランジスタが発明された。そして日本でも研究が進み、1954年6月に東京通信工業(ソニーの前身)において点接触型、接合型両トランジスタを使ったトランジスタラジオの試作を始めるまでになっていた。10月になると、日本で初めてのトランジスタ、ゲルマニウムダイオードの披露会を千代田区の東京会館で開いた。トランジスタの歴史に興味のある人はSony Historyをご覧いただくとよいだろう。実はこの1954年は私が生まれた年でもある。
 話がそれた。元にもどそう。「インテル 石」の石だがSony Historyによると(以下青色部分は引用)
 「時計と同じように“石”(せき)を使ってはどうだろうか」という意見を出した。当時、機械(ゼンマイ)式の腕時計は、絶えず回転運動しているテンプ(時計の運行速度を制御する部品。軸にひがぜんまいが取り付けられていて、そも弾力で一定周期の往復回転運動を行う)などの軸受けが磨耗しないように、振動部や回転部の軸受けなどに、回転軸に使用される金属よりも硬く、表面が滑らかで摩擦が小さい宝石〈サファイアやルビー〉を加工して使用していた。その使用数の単位を石と呼び、石の数が多いほど高級と言われていた。「“石”とは名案だ」と井深も即座に賛同して、以後トランジスタの数は“石”で呼ぶことにして、一方ダイオードは、将来物品税の対象にならないようにとの配慮から石数に入れないことになった。
 ということだ。
 現在Pentium4 Socket478には1億2500万石、LGA-775で1億6,900万石、PentiumDでは2億3,000万石ものトランジスタが使われている。一昔前のPentiumIIの750万石、PentiumIIIの2810万石に比べると飛躍的に多くなっている。
 我々の生活に必要不可欠のコンピューターの心臓部であるCPUを支えるトランジスタは、かってのゲルマニウムから現在ではシリコンになり、珪素を原材料にしている。ゲルマニウムはゲルマニウム鉱石から精錬され、シリコンもまた身近な砂である珪石から得られる。やはりインテルは石とは切り離すことは出来ない。
 現代をコンピューター時代という人も多いが、我々は今、新しい石器時代を築いているのではないだろうか。
2006年5月10日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |

2006年05月01日(月)
ASUSのベアボーン 915G
 ASUSのベアボーン 915Gが出来上がった。Pundit-PH3というコンパクトなベアボーンキットだ。
 小学生にも組み立てられるキットの内部は下の写真のようになっている。8分組みのベアボーンキットはミニ四駆よりも簡単に組みあがった。GWパソコン工作と言ったところか。

 ハードディスクはシリアルATA二基/120GBと160GBを搭載し、システムには40GBを割り当て、データ用に240GBを論理フォーマットした。
 メモリーはPC3200/256MB4枚=1GBを装着した。筐体が小さいのでDVDドライブの下にソケットがある。写真はドライブを半分ほど抜き出した状態だ。

 CPUはセレロンD/2.53GHzだが、ペンティアムDと同じ銅芯のヒートシンクにリテールファンより一回り大きなファンが付けられたものが付属していた。セレロンDのリテールファンよりも効果が期待できる。

 マザーボードはP5GD1-VMが付属し、拡張性も十分だ。PCI Express graphics card×1/PCI×2/PCI Express×1/IEEE1394/USB/光デジタルオーディオ出力などが標準装備されている。キットにはカードリーダーも付属している。

 電源は275W(PFC搭載)で、今回のスペックなら十分である。小さな電源ファンがかわいらしい。使用感は非常に良いと思う。20吋ワイドモニターに接続したが、915Gのグラフィック性能も、激しい3Dゲームでもやらない限りは十分以上だ。またCPU温度もBIOSの情報では30℃弱と低く、大きな負荷を与えなければ非常に静かだ。
 このキュートなPCにはキーボードとマウスだけは少し贅沢をした。バッファローの小型キーボードとエレコムのワイヤレスマウスだ。省スペースのPCには丁度よい組み合わせだ。

 OSをセットアップし、プロダクトキーとセレロンDのステッカーを貼り付けて出来上がりだ。筐体は縦横どちらにも設置でき、ハイビジョン用ワークステーションと並んだ姿が大変かわいらしい。

 組み立てにかかった費用は手持ちのパーツを含んで約8万円だった。
 Pundit-PH3 \24,800
 S-ATA/120GB/160GB \13,500
 x16 DVD Drive \3,980
 CeleronD 2.53GHz \5,980
 PC3200/256MBx4 \9,920(手持)
 WindowsXP/Pro/OEM \21,780
サーバー構築以来セレロンに夢中だ。
2006年5月1日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |

2006年04月24日(月)
boot camp windows2000
 boot camp windows2000での検索が後を絶たない。ややりWindows2000の人気は今も高い。確かに信頼性ではXPよりもいいかも知れない。また、デスクトップが軽いことも魅力だ。
 巷ではboot camp βの導入が日々レポートされているようだが、私が今使っているものはMacOSX+WindowsXPではなく、MacOS 9.2とWindows2000/SP4だ。
 デスクトップ機は持ち出すことも無いので、少々大きくなっても困ることは無い。しかし省スペースを考えてこれを使用している。しかもAppleのライセンス違反は起こしていない。
 要するにPowerMacG3とDOS/Vがそれぞれ起動していて、同じモニターを使用しているだけのことだ。パソコン切り替え器という便利なものがあり、マウス、キーボードも共有できる。そしてそれぞれ100Base/Tでファイル共有出来ている。また、Win/Macともそれぞれ起動状態だから、瞬時に切り替えることが出来る。これは起動し直さなければならないBootCampよりはるかに便利だ。
 私がBootCampに期待するものはやはりノートブックである。MacintoshとWindowsをそれぞれ持ち歩けるBootCampは素晴らしいビジネスパートナーになりえるだろう。ちなみに私が使っている環境は・・・
BootChample! いつか一つの筐体に収めてみたい。
2006年4月24日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |

2006年04月22日(土)
Bootcamp トリプルブート
 Bootcamp トリプルブートだ。
 やはりそれを望む人が大勢いて、すでに実行している人もいるようだ。ところで昨日「Windows XPプリインストールMac、米リセラーが販売開始」ニュースが舞い込んだ。$2,029でMacBook Pro15.4インチ (1.83GHz 512M/80G/128MB VRAM/Super/BootCamp/with WinXP)が売られている。米国ユタ州のPC通販会社ExperComが、Windows XPをプリインストールしたMacの販売開始である。
 以下はITmediaNewsからの引用だ。
 XP組み込みMacBook Proの価格は2029ドル。同じ構成でWindows環境がないモデルはApple Storeで1999ドルで販売されているため、購入者は追加30ドルでWindows XP Proが入手できることになる。このWindows XPはパッケージも付属するため、後で再インストールすることも可能だという。
 同様に、Mac miniについては「Mac mini 1.66GHz Intel Core Duo 512MB/80G/SuperDrive w/ Windows XP」というモデルが949ドル(Apple Storeでは799ドル)で、iMac 17インチは「iMac 17"(Intel Core Duo)1.83GHz 512MB/160GB/SuperDrive w/ Windows XP」、iMac 20インチは「iMac 20"(Intel Core Duo)2GHz 512MB/ 250GB/ SuperDrive/ x1600 w/ Windows」というモデルが販売されている。それぞれ1399ドル(Apple Storeでは1299ドル)、1799ドル(Apple Storeでは1699ドル)。MacBook Proよりも割高になる。
 いずれのモデルも20Gバイト分がFAT32にフォーマットされ、Windows XPが組み込まれている。ただし、同社は「当社もAppleも、Windows XPのサポートは行いません。インストールはしますが、私たちはMacの人なので、Windowsについての質問については答えられないのです!」とサイトに記載している。

 日本国内においても正規ベンダーからこういうモデルが近いうちに発売されるだろう。追加30ドルでWindows XP Proが入手できるのであれば大変買い得である。意外とWindowsの次期OSのVISTAが遅れている分、早い時期にXPプリインストールということになるかもしれない。
2006年4月22日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |

2006年04月20日(木)
PentiumD 945 限界
 「PentiumD 945 限界」だ。
 以前PentiumDでマシンを組んだ時に、大きなメモリーが認識できず955を搭載したマザーボードに交換したことがある。その時使っていたマザーボードがお蔵入りしていた。
 CPUはその性能だけではなく、それを駆動するチップセットの能力が重要になる。現在は975ということになっていて、いずれ955で限界を感じたときにはアップグレードしないといけない。
 先日955のマシーンを一部アップグレードした。それまでメモリーにDDR2/PC4200を4GBで使っていたが、より高速なPC5300に交換した。確かに速い。メモリーは容量も重要だが、使用する量が足りていれば十分で、処理にはメモリーの速度が重要になる。PC4200は533MHz、PC5300は667MHzだ。PentiumDの能力を発揮するにはPC5300がいいようだ。

 そうこうしているうちにまたもやパーツが余ってきた。945のマザーボード、PC4200/4GB、400WATX電源など等だ。こうなったら新しいマシーンが欲しくなる。そこでこれまでサーバーに使っていたPentiumIIのマシーンをアップグレードすることにした。
 筐体はワークステーション用にと特売で購入しておいたオウルテックの総アルミで、内部が気に入ったためにこれまでに4台使っているものだ。システムはサーバーに使っていたものをハードディスクごと移した。メモリーは余っていたPC4200を入れた。CPUは出費を抑える為にCeleronDを購入した。2.53GHzで6,000円足らずだった。
あまり期待していなかったが、MobilePentium4を搭載したバイオよりも遥かに速い。試しに超編ULTRA Edit2を入れてみみると、さすがにPentiumDには適わないが十分に気持ちよく動いてくれる。

 映像の仕事をしていると、ついついCPUはPentiumになってしまうが、CeleronDはただ者ではなかった。昔一度だけ400MHzのものを使っただけで、これまでは「どうせセレロン」と馬鹿にしていたことを申し訳なく思う。知らない間にCeleronも進化していたのだ。当然EM64Tもサポートしている。これならOSと合わせても5万円以下の爆速マシーンが作れそうだ。
2006年4月20日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |

2006年04月18日(火)
Lovely Mac
 Lovely Macで検索されていた。
 私が使う?? Lovely MacとはClassicIIのことだ。使うという意味では毎日使っている。以前にも書いたが、超電気代のかかる時計である。写真のように白い画面で10.5秒表示し、反転して黒に白文字で10.5秒表示する。焼き付き防止の処理だ。

 古いマックであっても毎日毎日時を刻んでいるところが古くならない要因だ。今や他の仕事は何も出来ないが、コンピューターを越えて「愛しの古時計」に成長したClassicIIである。
 これがWindowsであったならば今頃大型ごみと化していたかも知れないが、マックゆえに手放せない。やはりWindowsは最新爆速であってこそWindowsである。
 なぞなぞを一つ。
「マックにあってウインドゥズに無いもの」?
答えは「ファン」もちろん冷却ファンではない。
http://macfannet.mycom.co.jp/
 この書き込みにMacFanのmarikoさんからコメントがあったので追記しておこう。私が使っているWindowsXPだが、クラリスワークス4.0が走っている。Mac版4.0にWindows95用がおまけで付いていたのだが、2000では不具合があってMac版しか使っていなかった。しかしなぜかXPではサクサクと動いてくれる。Macで作ったワープロや表計算、データベースも問題なく動いてくれる。Windowsでの仕事は基本的にOfficeだが、Macではクラリスワークスが圧倒的に軽くOfficeより使用頻度が高い。画像は私のXPのクイック起動のアイコンだが、クラリスワークスが異様な感じで目立っている。もちろんRecycleBin(マックではTrash)はWindowsでも右下だ。
2006年4月18日 | 記事へ | コメント(2) |
| コンピュータ・IT系 |

2006年04月12日(水)
Boot Camp Windows2000
 Boot Camp Windows2000でこのブログにアクセスされていた。
 ※上の画像は実際のものではなく、理想を示したものである。AppleではAppleコンピューター以外で起動するMacOSは認めていないし、起動も出来ない。もしそれを行えばライセンス違反になる。例外としてWindows98で68kマックを起動させるフュージョンというエミュレーターはあるが、これもユーザーが68kマックのオーナーであり、68kマックからROMデータをコピーすることに厳しい制約が示されている。

 マックの話題はBoot Campに集中しているようだ。さて、Boot CampでWindows2000は立ち上がるのだろうか?おそらく可能だとは思うが、NTLDRの起動選択メニューからブートするにはBoot.iniの書き換えなども必要になるだろう。しかしこれも上記同様ライセンス問題がクリアされなければならない。またWindows次期OSのVistaについても同様である。いずれもうまく行けばよいが失敗すればMacもWinも起動できないということになろう。
 私が望むものはWindowsが起動できるMacではない。Macが起動するWindowsである。IntelDualCoreで走るマックなら、PentiumDでもMacOSXが起動できてもよさそうだ。OSに限ってはWindowsが起動するマックよりも大きなシェアはあると思う。OS10.5は飛ぶように売れるだろう。しかしハードウエアのAppleコンピューターの売り上げは下がることは間違いない。そしてこの問題とは別に、後述するライセンスの問題も解決されなければならない。

 マックからx86を起動するようにWindowsが起動するマックは便利だろうか。理想はDOS/V機によるMac/Win/Unixのトリプルブートだ。それも起動時に選ぶのではなく、OS-X/OS-9のようにOSの切り替えであって欲しい。
 偶然「こんなものが出来ました」という発明もよいが、必要があれば技術者は発明するだろう。必要は発明の母である。要はユーザーが求める形をはっきりさせることだ。
 私の理想は起動中のWindows(別にこれはWindowsに限る必要は無く、最もよく使うOSがデフォルトで選択できれば良い)からMac/Unixを呼び出せるトリプルOSであり、それよりもIRIXやBeOSまで含んだマルチOSである。メモリーやハードディスクも大容量になり、CPUも高性能化した現在、夢のようなパーソナルコンピューターも夢ではなくなる日が訪れるだろう。
 そして私が知らないだけで、それはすでに何処かで完成しているかもしれない。ただし重要なことはAppleがDOS/Vで走るMacOSを認証するかどうかだ。しかしIntelMacで走るWindowsではマイクロソフトもライセンス認証しているわけだから、その逆があっても良いだろう。いまやAppleとMicrosoftは切っても切れない相棒であり、そこにIntelも加わったのだから決して夢ではないと思う。
2006年4月12日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |

2006年04月07日(金)
Appleネタをもう一つ
 気に入って使っているベージュのPowerMacMT-266のハードディスクが逝ってしまった。リカバリーどころかフォーマットも出来ない。ノートンでも駄目で、DiscFirstAid、DriveSetup、FormaterONEでもフォーマットさえ出来ない。おそらく軸受けが駄目になったのだろう。今年で7年目になるマックで、システムはMacOS-9/Developer英語版+JLKで、それを9.2.2にアップデートしている。OS-7〜9迄のマックは英語版の方が安定しているようだ。当然のことだが私が使用しているOSはデベロッパー向けだけではなく、正規日本語版もライセンスしている。Apple Developer ConnectionのSelect MemberになるとシステムソフトウエアやSDK(Software Development Kit)、WWDCのDVDなどが送られてくる。最愛のMT-266はCPUをG4/733MHzに装換し、ハードディスクはSCSIを含めて4基内蔵している。とにかくよく動いてくれるマックだ。今回壊れたディスクは内蔵していたATA-100の40GBだった。早速手元にあったWindows用のバラクーダ80GBに交換した。OSは別のディスクにあるので動作は問題ないが、デジカメやホームページのデータが消失してしまった。幸いデジカメのデータはサーバーにバックアップしてあったので被害は無かったが、ホームページのデータはWWWサーバーに上がっているものしかなく、Fetchでダウンロードし復元した。ホームページは1,259,599,775bytes、およそ1.18GBの容量があり、ファイル数は5,120にもなっていた。WEBを立ち上げて8年になるが、ずいぶんな量になったものである。WWWサーバーから落とすと改行コードがLF(UNIX)になっているため、CR(Mac)に直さなければならない。けっこう厄介である。
 ハードディスクが死ぬと一つ楽しみがある。ハードディスクの心臓部というか、本体は大変美しいのだ。それはまさに現代の工芸品というべきものだ。

今回は容量が小さいため、ディスクは1枚しかついていない。大きいものは2層、3層になっている。このディスクの下には精巧なダイレクトドライブモーターが付いていてクルクルと良く回る。
 私は壊れたハードディスクを次の写真のようにリサイクルしている。ディスクを取り出せばデータ流出の心配も無い上に、こんなに素晴らしく精巧な回転台になってくれる。

 フィギュアの展示台の他にも様々な利用方法はあると思うが、もしハードディスクが壊れたときは挑戦されるといいだろう。とにかく美しい。
※分解には星型ドライバーが必要。また尖った金属部品も多いので、怪我の無いように注意していただきたい。
2006年4月7日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |

2006年04月06日(木)
アップル、Boot Campを発表
 「アップル、Boot Campを発表」である。
 これは検索キーワードではなく、私が注目したキーワードだ。
 アップルのサイトからの引用だが
2006年4月5日、アップルは本日、IntelベースのMacでWindows XPの利用を可能にする「Boot Camp(ブートキャンプ)」のパブリックベータソフトウェアを発表しました。Microsoft Windows XPのインストールディスクを持っているユーザは、本日よりダウンロード提供されるBoot Campを使って、IntelベースのMac® にWindows XPをインストールできるようになります。インストールが完了すると、ユーザはコンピュータを再起動してMac OS® XまたはWindows XPのいずれかを立ち上げることができるようになります。Boot Campは、8月に開催されるアップルのWorldwide Developers Conference(ワールドワイドデベロッパカンファレンス)でプレビューされるMac OS Xの次期メジャーリリース、「Leopard(レパード)」の一機能となる予定です。
 ということだが、アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは
 「アップルは、Windowsを販売またはサポートすることについての計画も意向も持っていませんが、MacがIntelのプロセッサを使うようになったことで、多くのお客様がWindowsをアップルの優れたハードウェアで使うことに関心を示されています。Boot Campは、Macへの乗り換えを考えているWindowsユーザに対して、Macをより魅力的にするものであると、私たちは考えています。」とも述べている。
 マックはOS-7時代からPCコンパチカードカードを搭載してWindows95などの搭載を可能にしたり、オレンジPCやソフトウインドゥズなどのエミュレーターによってもそれを可能にしてきた。またWindowsにインストールしてMacOSを起動させるフュージョンなどもあった。実際に私もPM-6100に搭載するPCコンパチカードや、マックそのものにインストールするBeOS-R4JやR5などを使ってきた。今回のBoot CampはマックにBeOSやFreeBSD、Linuxをインストールしたデュアルブートや、PC-UNIXに似たようなものだろうか。仕事上私は現在1台だけWindows2000とXPのデュアルブートは使用しているが、インテルのデュアルコアCPUを搭載したWindowsXPが走るマックとはどうだろう。おそらくデュアルブートのメリットは無いと考える。
 現在MacOS9/XとWindowsXP/2000を使用しているが、すべてをTCP/IPでのネットワークで接続し、Macintosh⇔Windowsのファイル共有によりシームレスな環境を構築している。Mac同士のファイル共有もその速さからAppleTalkよりもTCP/IPを利用することが多い。ビギナーには余り利用されていないがOS-XではOS自体にはじめから共有フォルダを使ってWindowsとファイル共有出来る機能があり、誰でもWindowsとのファイル共有が可能になっている。つまりMacに向いた仕事はMacで行い、Windowsに向いた仕事はWindowsで行うことが基本であり、その工程で必要に応じてMacintosh⇔Windowsでのファイル共有を行うのだ。
 Windowsが起動するインテルマックとはいったいなんだろうか?OSマニアは喜ぶだろうが、当然マックユーザーも新たにWindowsXPのライセンス料が必要になり、マックで利用していたアプリケーションもWindows版が必要になる。Macで使用していたアプリケーションの他に新たに必要なWindows版のアプリケーションの例を挙げると
 WindowsXP/Professional \30,000前後
 Office XP Personal \30,000前後
 Windows版 Adobe Creative Suite 2 \197,400
くらいだろうか。これらのソフトウェアはいずれもアクティヴィベーションが必要であり、使いまわしは出来ないから、もしMac、Winの両方を持っているユーザーでも新たに購入しなければならない。
 こういったことを考えると敢えてWindowsXPが走るMacはどうなんだろうか。PentiumやAthlonに比べて安定性も不明なため、やはり趣味で使うユーザー向けかも知れない。ただし仕事で使う我々にとってはMacintosh+Windowsがノートパソコン一つで使えるということはモバイルユースには有り難い事だ。MacOSXの次期リースのLeopardの登場を待って導入を考えてもよいだろう。
BootCampの公式サイト
Intel MacでWindowsが動く「Boot Camp」レポート
2006年4月6日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |

2006年03月16日(木)
とりメロMP3
 とりメロMP3というキーワードが目立つ。検索されるのはこのKeywordBlogだ。別にインターナルの営業をしているわけではないので誤解の無いように。
 このとりメロMP3を使い出して10日ほどになるが、60年代70年代のロックが1000曲ほどダウンロード出来た。いずれも256kbpsの高音質のMP3ファイルだ。このままiTuneやiPodで再生できる。購入したときのとりメロはVer.1.0.1.2だった。とりメロのバージョンアップはすざまじいものがある。数日後には1.0.1.10となり新機能が加わった。ダウンロード先のディレクトリーが放送局単位だったものが、アーティスト単位のサブディレクトリーも自動生成できるようになった。ところがバグもあり、1.0.1.11ではブックマークの登録が出来なくなってしまった。インターナルに文句をいうと3/15には1.0.1.14となり、使い勝手も大きく改善された。ブックマークの問題も解決され、また日付での分類なども出来るようになった。
 オフィシャルサイトでは「一晩に2000曲ダウンロード」などと表記され、その余りの怪しさのため、2000曲など全く信じていなかった。しかし使用して行くうちに複数のストリーミングを同時保存できることが判ってきた。また、複数ダウンロード中もP4/3GHzでCATV回線であればPCのレスポンスやネットの速度も落ちないから不思議だ。1.0.1.14で新たに放送局や、放送中の曲名、アーティスト名等でのソートや検索機能が加わりった。たとえばJPOPを検索すると数ある放送局リストからピックアップ表示してくれる。例えばJ-Fan Radioや、kawaii-radio/japaneseradioなどが検索できる。
これだけの機能があって3980円 (税込)は決して高価なものではないと思う。
ただしサイトに表示されている金額だが
-------------------------------------------------
とりメロMP3 ダウンロード版 標準価格 5980円
発売記念特価 3980円 (税込)で販売中!(送料無料)
CDROM版 標準価格 5980円
発売記念特価 3980円 (税込)で販売中!(送料無料)
-------------------------------------------------
CDROM版とダウンロード版が同価格であったり、ダウンロード版の(送料無料) に何処となく怪しさを感じるのは私だけだろうか。しかしCDROM版が3月末の発送ということを考えればDL版になってしまう。
 ちなみに電話に出た発売元のインターナルの女性はとても美声で愛想もよく、怪しさは無かった。

なお著作権についてインターナルの記載を転記しておく。
-------------以下転載-------------
とりメロ(R)、とりメロMP3(R)は株式会社インターナルの登録商標です。その他の商品名、サービス名は各社の商標です。
※とりメロMP3でダウンロードしたファイルは個人用途でのみご利用になれます。著作権者の権利を侵害することのないよう十分ご注意の上ご利用ください。本ソフトウェアを使用して録画したMP3、ストリーミング映像等を、著作権法で認められた私的利用の範囲を超えて、複製、出版、公表、譲渡、公衆送信、改変その他の様態で利用することはできません。※本商品はアクセス保護技術の解除、コピーガードの解除など技術的制限手段の阻害を行う機能は一切有しておりません。

-------------以上-------------
2006年3月16日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |

2006年03月14日(火)
http://www.google.co.jp/local
 キーワードは撮影技術会社だ。
 今までに無いサイトからのリンクだったのでたどってみるとGoogleローカルだった。まだベーター版だが、ためしに撮影技術会社と入れて検索してみると私の会社の所在地地図が表示される。さらにサテライトをクリックすると資源衛星から撮影された写真が表示され、さらに拡大してゆくと、何と何と、千里ビデオサービスが丸見えである。恐るべしグーグルローカルである。
 検索結果とタウンページ、ゼンリンの地図情報、衛星写真データが融合した結果である。個人の住居が特定されれば大変なことだが、企業情報は有難いことだ。「撮影技術会社」だけではなく「ストリーミング 撮影技術」などでも検索された。もちろん「千里ビデオサービス」は当然である。まだまだインターネットは我々をワクワクさせてくれそうだ。
2006年3月14日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |

2006年03月12日(日)
OSランキング
 1ヶ月間の統計結果である。
 やはり圧倒的にWindowsに軍配があがる。MacintoshはWindowsの21128に対して2049となり、全体の8.81%になる。それでもMacintoshだけで8.81%というのは意外と大きい数字ではないだろうか。TownsOSを搭載していた富士通やその他大手家電メーカーがWindowsに移行した今日、1社のもで8.81%とは凄いものだ。

 Windowsも95やNTは徐々に巣姿を消してきている。時の流れにというものだろう。ただし2000と98についてはまだかなりのユーザーがいるようだ。もちろん私もMacintoshとWindowsXPで仕事をしているが、Windows2000ProfessionalやMacOS9がなけ無ければ出来ない仕事がある。
 といっても数多くのPCを設置するスペースが無いのでMacOS9/8.1やWindows2000/XPなどのデュアルブート環境を構築している。

 昔はビルゲイツを好きではなかったが、今の世の中を支える基本ソフトウェアを開発した功績は多大だと考えるようになった。Windowsが無ければ私の会社も存在出来ないと思う。しかし密かにBeOSユーザーで、OS/2、IRIXのファンなのである。
2006年3月12日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |

2006年02月12日(日)
Microsoft VISIO
 今回はキーワードではない。
撮影の香盤表を作成していたのだが、項目が多くていつものエクセルでは全体把握が難しいものになってしまった。ワードかエクセルのテンプレートを探しにOFFICEのサイトに行ったところ「タイムライン」というのが有り、早速ダウンロードした。
 ところが落としたファイルの拡張子が.vsdというもので、全く開くことができない。Office VISIOのファイルだそうで、これは今までに使ったことが無かった。VISIOのサイトへ行ってみると紹介ムービーがたくさんあり、その能力の凄さに欲しくてたまらなくなってしまった。早速ヨドバシへ買いにいったのだが、Profesionalは68000円、Standardは23000円である。ところが、StandardからProfesionalへのアップグレード版は35000円ほど。つまりStandardとProfesional UG版を両方購入したほうがProfesional単体よりも安いのだ。初めて使うわけであるから、今回はStandardを購入し、使いこなせればUGということにした。
 戻って早速作ったのがこのファイルだ。

 とにかく使いやすい。タイムライン上にドラッグするだけでどんどん出来上がってゆく。マニュアルを見ずに紹介ムービーを見て使うだけでも簡単にタイムラインが作成できた。まだまだ奥の深いソフトで、今はVISIOに夢中になっている。次にヨドバシへ行くときは当然Profesionalへアップグレードするためである。
2006年2月12日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |

2006年01月17日(火)
Macintosh IIvx PPC
 Macintosh IIvx PPCとは懐かしい検索だ。
 今ではまず起動させることもなくなった古いマックである。CPUに68040を搭載しているが、PPCカードを追加することでPowerPC-601でも起動できる。コントロールパネルでCPUを選ぶと起動音もそれぞれに変わる。私のはMacOS7.6のUS版にJLKを入れて日本語環境を構築している。IIvxの後に出た機種がPowerMac7100だが、これは現在もHTTPサーバーとして常に稼動している。またサーバーやテレビ用に使った古いマックが、今も捨てられずにゴロゴロしているが、一応全て起動出来る状態だ。

 最近映像では殆どWindowsを使い、マックはDTPとWEB管理、メールのみを行い、古いマックはオブジェとなって会社の編集室に飾られている。しかし飾りだけでは悲しいのでClassicIIは常に正確な時間を刻む時計となっている。ただし電気代が普通の何十倍もかかる贅沢時計だ。

 他にもColorClassicやMucintoshPlusなどがあり、バックアップのSEやClassicも控えている。

 先日アップルからIntel Core Duo搭載のMacBookProが発売され、再びマックが楽しくなりそうだ。もちろん新しいマックも使うのだが、これらの古いマックはいつまでも捨てられない。今後もマックファンは卒業できないだろう。
2006年1月17日 | 記事へ | コメント(2) |
| コンピュータ・IT系 |

2005年12月29日(木)
PentiumD 並列処理 マザーボード
 ビデオ編集に使用しているコンピューターの処理が追いつかなくなった。
 PentiumDによる並列処理でかなり能力はアップしたのだが、内容が複雑になりCPUだけでは処理しきれないのである。PentiumDを駆動するチップセットが945ではメモリー関係で限界があることが判明し、今回955を搭載したマザーボードに交換した。
 搭載可能メモリーも一気に大きくなり8GBまでサポートし、より高速なメモリーの搭載が可能だ。クロックが限界にまで達した今日、電子計算機はハードだけではなく、演算方法によって速さが決まる。従来以上に技術者達のセンスやアイデアが求められる時代だ。
 昨夜「プロジェクトX」の最終回をやっていたが、終わりの無い進歩は益々新たな挑戦者達を求めてくるだろう。いつ陽の目を見るかわからない研究に予算、人材を費やすためには企業そのものが挑戦者とならねばならない。
 より高い画像処理能力を求めてゆくことが私の挑戦であり、より多くのプロジェクトX達が現れてくれることを望んでいる。
2005年12月29日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |

前へ 次へ
 

PHOTOHITOブログパーツ


ニックネーム:SENRI
都道府県:関西・大阪府
映像制作/撮影技術会社
(株)千里ビデオサービス
代表取締役&
北八ヶ岳麦草ヒュッテHPの管理人です。よろしくお願いします。
色々出ます

»くわしく見る

バイオグラフィー