2011年05月23日(月)
NEX-5の面白さにはまっている。
KIPONのチルトアダプターにNikkor S・C Auto 55mm F1.2を取り付けて、シルキーピックスのRAW現像で「ノスタルジックトイカメラ」を選んでみた。
前後が大きくアウトフォーカスになり、さらにトイカメラの周辺減光や色調が加わって面白い。
納品に行った梅田をこのトイカメラで撮ってみた。
普段見慣れた景色とは全く違う世界が面白い。
普段はフォーカスがはっきりしたものばかり撮っているが、たまにはこのくらいアウトしたものに自ら刺激される。
こういった効果を次の仕事で生かしてみたいという欲望が出てきた。勿論動画での使用だ。
焦点工房では色々なマウントに対応したチルトアダプターを扱っておられる。
現像には市川ラボラトリーのシルキーピックスを好んで使っている。ニコンのNX2よりも遥かに軽い。
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2011年05月10日(火)
マップカメラの通販にNEX-VG10のボディーのみが販売されている。 中古だが程度は良さそう。私のように18-200mmF6.3が不要な人にはいいかもしれない。
先月なら即購入というところだが、今はFS100待ちなので見送り・・・・
(5/16追記)5月15日に売り切れました。
ここのリンクで購入された方、ありがとうございます。
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2011年05月09日(月)
今更50年以上前のレンズの話である。かつてコマーシャルエクターというレンズが有った。大判カメラを使っていた人なら「あ〜、あの銘レンズ」ということになる。そのエクターの血を引くレンズをひょんなことで手に入れることが出来た。
これがそのレンズ【Eastman Kodak Enlarging Ektar f:4.5 50mm】だ。テッサー型ではなくヘリアー型らしい。
見た目が美しかったので買ってしまったが、はたしてどれほど写るものかはわからなかった。
NEX-5の即席加工したボディーキャップにアサヒペンタックスのM42ヘリコイド接写リングを取り付けて、その先端に穴をあけた発砲塩ビ板でこの可愛いエクターレンズを取り付けてみた。※仮付けのため正確に光軸が出ていない。
まずは遠景のテスト撮影。後日正式に金属マウントを加工するまで、片ボケは仮付けのご愛嬌ということでお許しいただきたい。いずれも絞りは開放のF4.5で撮影はNEX-5(写真をクリックしていただくと原寸のオリジナルが開きます)
次に背景のボケ具合のチェック
そして近接撮影のテスト。会社の近くの歩道は住民に解放されていて花壇がきれいだ。
1954年製造らしいが、その年は私が生まれた年だ。今回入手したこのレンズとの出会いに少し運命的なものを感じている。
アメリカというとつい大雑把な印象を受けるが、その科学力、技術力は非常に高い。
私の父が南方戦線でマラリアや赤痢に脅かされ、母は防空頭巾を被って竹槍を振りながら「鬼畜米英」と叫んでいた頃、アメリカはカラーフィルムで太平洋戦争を記録していた。そんな国に勝てるわけも無い。
そして今、アメリカは「TOMODACHI」である。
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日本光学のマルチフォトをご存知だろうか。1968年に発売され1994年頃までカタログに載ってたそうで、当時180万〜だそうだ。大学の研究室等に納入されていた大型マクロ写真撮影装置でマイクロニッコールとは別物で顕微鏡対物マウントのマクロニッコール19mmF2.8、35mmF4.5とライカLマウントの65mmF4.5、120mmF6.3の4種が用意されていた。
心あたりに声をかけて探しているが、中々見つからない。まぁあ、頸を長くして待っていればいずれは入手できるかもしれない。しかしこのマルチフォトが必要な撮影が来てしまっては断るわけには行かない。私の会社は撮影技術会社なのだ。
そこで出来上がったものがこれ。
【SONY NEX MacroPhoto System】本家マルチフォトの足元にも及ばないが、それでもレンズが良ければ高精細なマクロフォトが撮影できる。
ベローズは手元にあったアサヒペンタックスのもの。モニターはNEX-VG10用に購入した5インチの液晶CLM-V55をHDMIで接続している。写真はカメラ部にNEX-5を装着しているが、もちろんNEX-VG10も装着可能である。ただし拡大フォーカスやRAWデータ記録など、写真用途ではNEX-5が便利だ。
どことなくニコンのマルチフォトに似ていないだろうか。
ベローズのスライドコピーアタッチメントの取り付け部分を利用して専用のスタンドを作った(作ってもらった)
工作はいつものように井上鉄工所の井上さんにお願いした。
適当な材料の中からスタンドの台に丁度いいものを探して必要な長さに切断。鋼材の厚みは4mmあり、こんなものは自分では絶対に切れないがさすがに鉄工所である。羊羹を切るようだ。この時の様子をキッズ携帯 F-05Aのカメラで撮ってきた。
10mmボルトを取り付けるためにボール盤で穿孔してタップを立てる。
最後はグラインダーで角を整形して材料の錆を落とす。材料費と加工賃は○秘だが、昼定食並み。錆を落としてつや消しブラック塗装を施した後に溝状のゴムを貼り付けて完成。
このシステムで使用するレンズはオリンパスのマクロシステム用のOM System ZUIKO MC MACRO 1:3.5 f=38mmが便利。RMSマウントをL39に変換して、さらにL39→M42変換アダプターでペンタックス用のマウントに取り付けている。
また低倍率の撮影や、高倍率の撮影のためにELニッコール50mmF2.8やキヤノンのマクロフォト用20mmF3.5などがこのシステムでは便利だ。
左がキヤノン20mmF3.5でマウントはRMS。右はELニッコール50mmF2.8のNEWタイプ。また、最近手に入れたコダックのエクターレンズ(1954年製の引き伸ばし用レンズEastman KODAK Enlarging Ektar 50mm f4.5)などでも好結果を得ている。1954年というのは私が生まれた年である。
透過式の撮影には富士カラーの4×5吋フィルム用のビューワーを使用した。最近全く使うことの無い4×5だがビューワーは重宝する。
下の写真はこのシステムで撮影したテスト。
これはジッポライターの飾り。
高倍率でのテスト撮影。
なおNEX-5にはケーブルレリーズが無いため、シャッターはαシリーズ用のワイヤレスリモコンRMT-DSLR1で行う。
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2011年05月01日(日)
APSサイズの超広角ズームをポイントでGETした。NEX-VG10やNEX-5で使うことを考えるとソニーのα用がベストと思われるが、実はシグマのレンズはソニーのAマウントアダプターLA-EA1ではサポートされず、そのためにAFは利かない。もちろんバージョンアップしたNEXやAマウントアダプターを用いても利かない。また、LA-EA1を使用した場合ライブビューはつねに絞り開放状態になってしまうらしい。この点はNEX-VG10やNEX-5の動画撮影で試したわけではないので実際にどうなるのかは判らない。その点KIPONのGレンズマウントアダプターは絞り調整機構が機械的な構造ゆえに実絞りでのライブビューとなるために連動機構に対する不安は無い。
ということでGETしたものは8-16mmF4.5-5.6DC HSM(ニコン用)である。これを先に紹介したKIPONのGレンズ用マウントアダプターでNEX用とした。ということはNIKON D300でAFが使えて、さらにNEXでも使える利点がある。まぁ、「1粒で2度おいしい」といったところだろうか。
8-16mmのテレ端はソニーのEマウント単焦点16mmF2.8と同じだがワイド端の8mmは単焦点16mmF2.8に0.75倍のウルトラワイドコンバーターを装着した12mmよりもはるかに広い。下のGIFアニメは8mmと16mmを事務所前の景色を同じ位置から撮影して比較したもの。我ながら引けることに驚いている。(天気は悪いが・・・・)
とにかく広い。画角やパースの着き方はHJ14を凌駕している。引きの無い場所出の撮影やダイナミックな遠近感の描写にはお薦めの1本である。
ワイド端の8mmを35mmフルサイズに換算するとAPS-Cサイズで12mmとなり、動画用のAPS-HDサイズでは14.4mmとなる。キヤノン用はEOS7Dにもお薦めの1本だろう。
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2011年04月28日(木)
以前、かれこれ3年ほど前に紹介したデジ用のショルダーリグ。
ショップでの名称は【デジカメ/ムービーカメラ肩掛け台】という何ともストレートな表現だ。
以前3,980円だったものが何と2,980円で多数出ている。
3年前の記述を引用するとこうだ。
「ある映像関係の通販サイトで69,800で売られているものとよく似たものが¥3,970で売っているところがある」と某巨大掲示板でも話題になったそうだ。友人もその掲示板を見て即買ったそうで、私にも薦めてくれた。どこで作っているかもわからない怪しい製品なので予備部品の意味合いも兼ねて2台の即決落札である。品物は2台同梱で送ってもらったために送料は1台分で済んだ。
その時に撮ったセットの内容はこれ。
とにかく安くて便利だ。デジの現場では今もよく活躍してくれる。
パッチ物ではあるが価格以上の価値は十二分にある。でもどうしたらこんなに安く売ることが出来るのか、今もって不思議。
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2011年04月27日(水)
ソニーNex.E(NEX-3/NEX-5/NEX-VG10/NEX-FS100用)マウントアダプターの特集
見かけの焦点距離が35mmフルサイズに対して1.5シフトするNEXの場合、写真の標準といわれる50mmに相当する焦点距離は35mmになる。私は35mmF1.4が気に入っているが35mmF2.8や28mmF3.5もよく使う。また20mmF2.8なども気に入っている。そして55mmF1.2や60mmマクロなどが弱望遠となり、85mmF1.4が135mmの代用になる。フルサイズのNikonD700では135mmF2.0ということになるが、NEXの場合は128mmF1.4という非常に明るい望遠レンズを得たことになる。ついでにいえば200mmF2.0があの幻のレンズ300mmF2.0に相当する。NEXが気に入っているのはまさにこういったところである。
私がAiニッコールなどで使用しているマウントアダプター。
ニコンFマウントのレンズをNex.Eマウントのボディーに付けるアダプター
使用できるレンズ
ニコンFマウントのレンズ.※Gシリーズのレンズは使用できません
使用できるボディ
Sony Nex-5.Nex-3.Nex-VG10
KIPONはペンタックス6×7→NIKON Fマウントアダプターやハッセルブラッド→NIKON F変換なども作っているメーカーである。 | | | | | | 左はCANONのFDマウントレンズをNEX-Eマウントに変換するアダプター。
キャノンFDマウントのレンズをNex.Eマウントのボディーに付けるアダプター
使用できるレンズ
FDマウントのレンズ<NFDマウントレンズも対応できます>
使用できるボディ
Sony Nex-5.Nex-3.Nex-VG10
私のようにFDマウントレンズを多数持っていてCANONがEFマウントへ移行したときに悲しい思いをした方も多いと思う。なぜかといえば同じCANONでありながら旧FDレンズが新しいEFシリーズで見切りを付けられたからだ。それがNEXやマイクロフォーサーズで復活できる。 | サウジアラビアから世界一周したFDレンズとCANON A1(世界一周したのは40年の友人U氏で私ではない)
| | 左は絞り環の無いNIKON Gレンズ用のKIPON製NEXアダプター。
ニッコール18-200mmや18-70mm、マクロ60mmなどで使用する。このアダプターが無ければGレンズの絞りは閉じてしまって撮影できない。
ニコンFマウントのレンズをNex.Eマウントのボディーに付けるアダプター
使用できるレンズ
ニコンFマウントのレンズ
Gシリーズのレンズは、アダプターの絞りレバーで絞りを変更できます
(絞り値は表示されません)
使用できるボディ
Sony Nex-5.Nex-3.Nex-VG10
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これはミノルタのSRシリーズやMDシリーズのレンズをNEXで使用するためのアダプター。ロツコールの鷹の眼、緑色のコーティングに魅せられた方も多いだろう。XDシリーズでは篠山紀信の「広角はぐっと寄って・・・」のCMが印象的だった。
ミノルタMD・MC・SRマウントのレンズをNex.Eマウントのボディーに付けるアダプター
使用できるレンズ
ミノルタMD・MC・SRマウントのレンズ
使用できるボディ
Sony Nex-5.Nex-3.Nex-VG10 | | | |
| | これはオリンパスのOMマウント用のアダプター。
オリンパスOMマウントのレンズをNex.Eマウントのボディーに付けるアダプター
使用できるレンズ
オリンパスOMマウントのレンズ
使用できるボディ
Sony Nex-5.Nex-3.Nex-VG10
「メニュー」-「セットアップ」-「レンズ無し時のレリーズ」を「許可」にしてください
私が使っていたのはライツからクレームが付く前のオリンパスM-1というものでMマウントと呼ばれた。とてもいいカメラだったが、四度調整レンズを付けるアダプターがボディーの裏蓋と干渉するために、フィルム交換の際に毎回アダプターを外さなければならず、結局後期方のNIKON FやNIKON F2を常用した。 |
このほかにも焦点工房さんでは様々なアダプターを扱っておられる。
上の写真はM42アダプターによってベローズタクマーを取り付けたFUJICAのコンパクトベローズをNEX-VG10に装着している。
KIPONの正規代理店としてオークションストアなども運営されているが、返品規定やカード決済などを考えると楽天の方が安心な気がする。
2011年04月18日(月)
とんでもないものを見つけてしまって、迷わず買った。
電源不要のHDMI分配器が@780円である。ラーメン1杯ほどの金額で買えるわけだからNGでもいいかと2個を買った。作りはケーブルやコネクターもしっかりしていて不安が無い。
以前にTECの単三×4本で動くものを2台改造した。これは非常に便利だ。今回買った動機はHVR-Z5JがHDMIとNTSCが排他関係になっていることの対策だ。
HVR-Z5JのHDMI出力から2台のCLM-V55などに出力したが問題なかった。ある方がブログで「入力は640x480で固定されているのか!」と書かれていたが、CLM-V55の画面に出た映像はキャラクター表示も1080でアスペクトは16:9になっていた。解像度についてもキャラクター文字や映し出された映像のシャープネスはSDグレードではなく液晶の解像度に十分達している。またHVR-Z5JだけではなくNEX-VG10の映像もシャープだった。もちろん大画面のAQUOSでも1080で表示できた。
電池を使う2分配器を使用する際にもバックアップとしてカメラケースに放り込んでおけば安心だ。備えあれば憂い無しである。
とにかく1個780円は安い。安すぎると思う。
ちなみにこのスプリッターだがオークションでは意外と高額になっている。
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2011年04月11日(月)
私がNEX-VG10用として2台使っているCLM-V55とよく似た用途の4.8インチ小型LCDモニターを紹介。
こちらはHD/SD-SDや色差信号/HDMIに対応した高級なものでHDMIをHD-SDIにコンバート出力も出来る。またエリア指定の拡大フォーカスなど、CLM-V55に無い機能もあって魅力的だが、価格が小型軽量でないところがDSLRクラス向けではない。やはりXDCAM-EXやHDCAMクラスとの価格バランスというところか。
CLM-V55にHDMI-HDSDIコンバーターを足した金額の2倍以上であることに納得できる人にはお薦めできるモニターである。
下はソニーのCLM-V55である。税・送料込みで33,600円は安い。
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2011年02月17日(木)
乾電池駆動のHDMI信2分配器が出来上がった。というのも来週のCM撮影にNEX-VG10とZiggyJIBを使用することが決まって急遽制作モニターを出さなければならなくなったからだ。
普通のカムコーダーならカメラマンはファインダーを覗き、制作さん(演出)
にはHD-SDI出力から複数のモニターに出力するだけでよい。しかしNEX-VG10の場合はそうは行かない。ファインダー、LCDモニター、HDMI出力が排他関係になっているために外部モニターを繋ぐとファインダーもLCDモニターも消えてしまう。そこで急遽改造したHDMI分配器が下の写真。電池駆動時の電源ON/OFFは電池ケースのスイッチで行う。(本体カバーを外した状態)
1入力2出力(同時出力)の分配器は以前に紹介したTECの製品。下の写真はカバーを付けた状態の入力側と出力側。
オープンロケなので電源はACアダプターではなく単三型ニッケル水素電池のエネループを4本使用する。もちろん屋内での長時間使用にACアダプターも使用できる。現在フル充電のエネループで連続動作させているが4時間経っても動作を続けている。これなら現場は大丈夫だ。
今回はVG10側に5吋HDMIモニターを取り付け、制作さんには新製品のソニー7インチ型液晶モニターを見ていただく。
今回の記事はどちらかといえばFieldReportのものだが、このブログでHDMI分配器を紹介しているのでこちらを選んだ。単三電池のケースは日本橋で\125.-で売っていたもの。自分で作るとたいへん安上がりだ。
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2011年02月09日(水)
先週からずっと現場が忙しい。まさに【くそ忙しい】という状態。睡眠時間は一応5時間くらいは取れているが、現場が複雑なためにかなり【磨り減る】感じ。
特に激しかったのは今週始めの某公共エネルギー供給会社の競技イベント。撮影班と編集班に分かれて、撮影班は午前中から20名のコメントを収録。編集班は送出用の大画面モニターを設置の後、屋外に編集ブースも設置。撮影班が撮った映像を現場で編集する。
オープニングタイトルやスーパーなどは事前に編集しておいたが、コメントにもやたら沢山のスーパーを乗せる。出方はもちろん3Dエフェクトが付く。さらにスーパー毎にSEやME。もちろんBGMも現場で選曲して音源の尺調整も行わなければならない。
撮影班に昼食を摂らせている時も編集は続く。何とか20人分の編集を終えたところでイベントの本番が始まる。この時はまだ送出は無くて撮影班が競技を収録し、3チームを収録出来た時点でHVR−Z5JのCFカードが届けられる。この後は時間との勝負になる。編集はEDIUSで行った。60秒の非表示スケールをタイムラインに貼って各チームの時間を正確に合わせる。
編集を進めながら、次のCFカードが届いてPCのコピーしている時が編集班の休憩タイムである。送出時刻のリミットが迫って来ると代理店の方から「あとどのくらいかかりますか?」「どんな具合ですか?」と・・・・
もちろん「予定通り進んでいます」とは答えるが、もしEDIUSが落ちたりしたら大変。編集用には最も安定したPCを用意し、EDIUSも安定版の4.6を使った。最後のSEとエフェクトを加えてシーケンスのレンダリングを終えたのはプレビューギリギリの17時半。一旦PCを落としてパーティー会場へ移動してPCを起動。EDIUSが起動するまでが長く感じられる。早速裏モニターでプレビューし、担当者の指示で部分修正。
MCの「それでは本日の競技のビデオをご覧ください」のきっかけでスペースキーを叩く。3・2・1とカウントして送出用のフェーダーを上げる。炎のエフェクトで始まるオープニングタイトル。会場は拍手と歓声!プログラムは総尺18分。会場の歓声とリアクションにこの上ない達成感を感じつつも【磨り減ったなぁ〜】とスタッフたちがバックヤードで互いを労う。
今回の現場ではM君が撮影を担当してくれたが、この撮影を支えたものはコレ。
HDVカムコーダー用のオリジナルショルダーリグ【Compilation RIG】
完成から半年ほど経つが、今は無くてはならないものになっている。もちろん昨日の現場や今日の現場でも活躍している。
さて、明日の現場だがもちろんこのリグは使用するが、別な大変さが待っている。とは言っても私ではなく音声のI君である。ピンマイク6本をミックスしなければならない。先ほど撮影機材や照明準備、そして音声機材のチェックを終えて積み込みも済ませた。
磨り減る現場もその刺激が快感になると楽しいものになる。I君はどうなのだろうか。
磨り減ったと感じた時にはこの番組がお薦め・・・・
Jenny Guの笑顔に癒されつつ世界のニュースも知ることが出来る。真っ赤なコスチュームだが、以前の赤とは全く異なるものだった。
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2011年02月07日(月)
タイムラプス(時間の経過)ビデオのテストをYouTubeにアップした。
約30分の撮影が10秒分の動画にしかならない。短すぎるので時間を反転してリピートさせてみた。時間のある時に数時間撮影を試みたい。
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2011年02月04日(金)
生産工場の変更で発売が止まっていたEマウント16mmF2.8用のウルトラワイドコンバーターが予定を早めて発売されている。
18-200mmのように中国製か18-55mmや16mmF2.8のようにタイで生産されるのかと思っていたら、フィッシュアイコンバーターと同じく日本製になっていた。ニコンの廉価版デジタル一眼レフでもタイで生産されている時代であり、今日ではタイの工業生産品のクォリティーは日本を脅かしていると言われるわけで、特に日本製でなければいいということも無い。しかし日本国内で生産されているというのは何となく嬉しい。
それに以前HDCAMの三脚アタッチメントの記事でも書いたが実は中国製でなくてほっとしているところではある。
さてこのウルトラワイドコンバーターVCL-ECU1がどの程度写るのかを会社の向かいの箕面市支所で試してみた。まずは36mmフルサイズ24mm相当のノーマルの16mmF2.8の対角画角84度の写真。
写真をクリックしていただくと原寸(4592×3056ピクセル)が開きます。
そして次がウルトラワイドコンバーターVCL-ECU1を到着した12mm相当の対角画角100度の写真。同じくクリックで原寸。倍率色収差は残るものの、用途によっては十分使える。また湾曲もレンズに専用化されているだけあって、ズームレンズ用のワイドコンバーターの比ではない。
NEX-5の場合はRAWデータで撮影できるので倍率色収差や軸上色収差も現像処理で抑えることが可能だ。もちろんNEX-VG10で動画撮影する場合も必要に応じて書き出した1920×1080の静止画、もちろん1秒に付き30枚になるが、バッチ現像(湾曲・色収差・Dレンジ等)を行えばよい。
思っていたよりもよく写る。APS-Cの描写としてはまずまずといったところだろうか。質感や解像感はフルサイズには及ばないものの、手軽に持ち歩けるNEX-5としては便利なアタッチメントだと思うし、1万円と少しの出費でこの画角が手に入るということは素晴らしいと思う。NEX-VG10での動画テストはいずれ近いうちに行いたい。
またEマウントの16mmF2.8も何故か新品未使用品がオークションに安く出ている。おろらく3倍ズーム付きのNEXを欲しかった人がダブルレンズキットを購入して16mmを処分しているのだろう。なかなか賢い買い物方法だと思う。ただし16mmF2.8を処分する人はウルトラワイドコンバーターが販売されていることを気づいていないだろうし、コンバーターの素晴らしさも知らないのだろう。
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2011年02月02日(水)
新御堂筋を音速で走ったなら・・・ということでYouTuneに動画をアップしたが、H.264(25Mbps)にエンコードしたものとmpeg(50Mbps)にエンコードした同じ動画をアップした。
まずはH.264
アップロードは速いが、YouTube上での処理時間がけっこうかかる。そのためアップロード後の待ち時間が長い。
次が50Mbpsのmpegにエンコードしたもの。H.264よりはファイルサイズが大きいが、アップロードと同時にYouTubeの処理がスタートする。体感的にも公開までの時間は短時間だ。
一長一短だがYouTubeはmpegとの相性がいいように思う。動画はかなり速い動きで、いずれにしてもYouTubeが苦手とするところ。2つを同時にスタートさせて比較してみたが720pでも似たようなものだった。
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2011年02月01日(火)
オンボードカメラで遊んでみた。【新御堂筋を音速で走った】としたらこんな感じだろうか。
新御堂筋を箕面から梅田まで60km/h、そして御堂筋を難波まで50km/hで走行したオンボード動画を20倍〜160倍に速度アップした動画。換算速度は1225km/h〜9800km/hになる。
箕面から梅田までを一つの信号も無く直結している新御堂筋。動画にして改めて箕面の便利の良さを認識した。
GoProで動画撮影に挑戦してみたいと考えておられる方にGoProHD関連を紹介しておこう。
そして予備バッテリー
他にも様々なオプションが出ているGoProHDだが、ライブビュー簡単に見ることが出来る直付けモニターも間もなく発売されるようだ。オプションも含めてシステムとしての完成度の高さが感じられるGoProHDだと思う。
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